JP1 Version 9 JP1/Cm2/Internet Gateway Server
クラスタシステムで運用するInternet Gateway Serverの運用形態と論理IPアドレスの設定について説明します。
- <この項の構成>
- (1) SNMPのプロキシサーバとして運用する場合
- (2) TCP/IP,UDP/IPのプロキシサーバとして運用する場合
- (3) ゲートウェイサーバとして運用する場合
- (4) シングルサーバモードで運用する場合
(1) SNMPのプロキシサーバとして運用する場合
管理側および被管理側それぞれの論理IPアドレスの設定について次に示します。
- 管理側のInternet Gateway Serverがクラスタ環境で動作する場合には,NNMiまたはNNMのSNMPのプロキシに指定するアドレスとして,管理側のInternet Gateway Serverの論理IPアドレスを指定してください。
- 被管理側のInternet Gateway Serverがクラスタ環境で動作する場合には,SNMPエージェントのSNMPトラップ送信先として,被管理側Internet Gateway Serverの論理IPアドレスを指定してください。
(2) TCP/IP,UDP/IPのプロキシサーバとして運用する場合
プロキシゲートウェイとして使用するInternet Gateway Serverがクラスタ環境で動作している場合には,Proxy Optionの[IGSプロキシ設定]画面の「接続先IGSのアドレス」に,プロキシゲートウェイとして使用するInternet Gateway Serverの論理IPアドレスまたはそれに対応するホスト名を指定してください。なお,Proxy Optionはクラスタシステムでの運用には対応していません。
(3) ゲートウェイサーバとして運用する場合
ゲートウェイとして使用するInternet Gateway Serverがクラスタ環境で動作している場合は,アプリケーションマシンのデフォルトゲートウェイまたはルーティングテーブルの中継ゲートウェイとして,Internet Gateway Serverの論理IPアドレスを指定してください。
(4) シングルサーバモードで運用する場合
シングルサーバモードのInternet Gateway ServerとNNMiを同一マシンで動作させるとSNMPトラップのデータ部NAT変換ができなくなります。SNMPトラップのデータ部NAT変換をする場合は,NNMiとJP1/Cm2/IGSを別マシンにしてください。なお,NNMとInternet Gateway Serverは同一マシンで動作させることはできません。
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