JP1/Cm2/Network Element Configuration 機能・構築ガイド

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1.6 JP1/Cm2/NCを取り入れた運用の流れ

JP1/Cm2/NCを導入するタイミングは次の2種類が考えられます。

それぞれの運用の流れを次の図に示します。

図1-10 JP1/Cm2/NCを取り入れた運用の流れ

[図データ]

  1. ネットワーク機器の環境を構築する。
    JP1/Cm2/NCをインストールする前に,ネットワーク機器の物理環境を構築します。すでに構築してある場合は,JP1/Cm2/NCをインストールします。
  2. JP1/Cm2/NCのシステム構成,およびセットアップ内容を検討する。
    JP1/Cm2/NCのシステム構成については,「1.5 JP1/Cm2/NCのシステム構成例」を参照してください。
    また,JP1/Cm2/NCの各プログラムをインストールしたあと,運用に必要なセットアップをします。セットアップには,JP1/Cm2/NC - Viewでログインするユーザー名や,VLAN管理ドメイン名など,ユーザーが検討して設定する項目があります。あらかじめセットアップの内容を確認し,定義内容を検討しておくと,スムーズにセットアップできます。セットアップの内容については,「3.3 セットアップ」を参照してください。
  3. JP1/Cm2/NCをインストールする。
    JP1/Cm2/NCの各プログラムをインストールします。インストール,セットアップに必要な作業の流れについては,「3.1 インストールとセットアップの流れ」を参照してください。インストール方法については,「3.2.1 インストール」を参照してください。
  4. 各種セットアップをする。
    JP1/Cm2/NCをインストールしたあと,コマンドを使用したり,定義ファイルの内容を定義したりして,運用に必要なセットアップをします。また,すでにJP1/Cm2/NCを運用している場合で,管理するスイッチを追加・削除したときも,定義ファイルの設定を変更する必要があります。コマンドの使用方法や定義ファイルの定義方法については,「4. セットアップ関連コマンド」,「5. 定義ファイル」を参照してください。また,定義ファイルを定義する際に,文字に制限がある場合があります。入力文字の制限値については,「付録D.1 文字の制限」を参照してください。
  5. JP1/Cm2/NCを起動,または再起動する。
    セットアップ終了後,JP1/Cm2/NCの各プログラムを起動します。JP1/Cm2/NCの運用中に各プログラムの定義ファイルを変更した場合も,対応するプログラムを再起動する必要があります。
    JP1/Cm2/NC - Manager,JP1/Cm2/NC - Adaptorは,サービスから起動します。JP1/Cm2/NC - Viewは,スタートメニューから起動します。JP1/Cm2/NCの起動方法については,マニュアル「JP1/Cm2/Network Element Configuration 運用・操作ガイド」を参照してください。
  6. スイッチの構成情報を参照,設定,または変更する。
    JP1/Cm2/NC - Viewを起動すると,現時点のネットワークの状態が取得・表示されます。JP1/Cm2/NCを起動した目的に応じて,スイッチの構成情報を参照,設定,または変更します。
    JP1/Cm2/NC - Viewの操作手順,および画面の詳細については,マニュアル「JP1/Cm2/Network Element Configuration 運用・操作ガイド」の各章を参照してください。
  7. 必要に応じてスイッチを追加,削除する。
    ネットワーク機器の環境を変更した場合は,必要な定義ファイルを変更して,セットアップし直します。
  8. JP1/Cm2/NCを終了する。
    JP1/Cm2/NCの終了方法については,マニュアル「JP1/Cm2/Network Element Configuration 運用・操作ガイド」を参照してください。

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