JP1/Cm2/Network Element Configuration 機能・構築ガイド
(英字)
- AX2400S
- AlaxalA社のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,AX2400Sを使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for AX Seriesをインストールします。
- AX3600S
- AlaxalA社のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,AX3600Sを使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for AX Seriesをインストールします。
- AX5400S
- AlaxalA社のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,AX5400Sを使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for AX Seriesをインストールします。
- AX7800S
- AlaxalA社のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,AX7800Sを使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for AX Seriesをインストールします。
- BIG-IP
- F5社のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,BIG-IPを使用したSLBの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for F5 Load Balancerをインストールします。
- BladeSymphony
- ブレード仕様のサーバ部とストレージ部,ネットワーク部,オペレーティングシステム(OS),システム管理ソフトウェアから成るITプラットフォームです。BladeSymphonyをシームレスに統合管理するソフトウェア群として「BladeSymphony Manage Suite」があります。JP1/Cm2/NCは,「BladeSymphony Manage Suite」の一製品として,VLANを管理します。
- BS1000
- JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyのBS1000のスイッチモジュール部分を指して「BS1000」と呼んでいます。JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyをシームレスに統合管理するソフトウェア群「BladeSymphony Manage Suite」の一製品として,BS1000を使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for BS Seriesをインストールします。
- BS2000
- JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyのBS2000のスイッチモジュール部分を指して「BS2000」と呼んでいます。JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyをシームレスに統合管理するソフトウェア群「BladeSymphony Manage Suite」の一製品として,BS2000を使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for BS Seriesをインストールします。
- BS320
- JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyのBS320のスイッチモジュール部分を指して「BS320」と呼んでいます。JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyをシームレスに統合管理するソフトウェア群「BladeSymphony Manage Suite」の一製品として,BS320を使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for BS Seriesをインストールします。
- BS500
- JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyのBS500のスイッチモジュール部分を指して「BS500」と呼んでいます。JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyをシームレスに統合管理するソフトウェア群「BladeSymphony Manage Suite」の一製品として,BS500を使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for BS Seriesをインストールします。
- BS500 1Gbx40
- JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyのBS500 1Gbx40のスイッチモジュール部分を指して「BS500 1Gbx40」と呼んでいます。JP1/Cm2/NCでは,BladeSymphonyをシームレスに統合管理するソフトウェア群「BladeSymphony Manage Suite」の一製品として,BS500 1Gbx40を使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for BS Seriesをインストールします。
- Cisco Catalyst
- Cisco社のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,Cisco Catalystを使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for Cisco Switchをインストールします。
- CLI
- Command Line Interfaceのことです。コマンドラインから,管理対象スイッチの設定を実行できます。
- GS3000
- 日立のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,GS3000を使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for GS Seriesをインストールします。
- GS4000
- 日立のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,GS4000を使用したVLANの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for GS Seriesをインストールします。
- HA8000-ie/Loadflowbal
- 日立のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,HA8000-ie/Loadflowbalを使用したSLBの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for HA8000-ie/Loadflowbalをインストールします。
- JP1/AJS3
- 業務を自動的に運用するためのソフトウェアです。処理を順序づけて定期的に実行したり,特定の事象が発生したときに処理を開始したりできます。
- JP1/Cm2/NC - Adaptor for AX Series
- AlaxalA社のスイッチのAX2400S,AX3600S,AX5400S,およびAX7800Sに対応したJP1/Cm2/NC - Adaptorです。
- スイッチに構成情報を設定したり,スイッチから構成情報を取得してJP1/Cm2/NC - Managerに渡したりします。
- JP1/Cm2/NC - Adaptor for BS Series
- BS1000,BS2000,BS320,BS500,およびBS500 1Gbx40に対応したJP1/Cm2/NC - Adaptorです。
- スイッチに構成情報を設定したり,スイッチから構成情報を取得してJP1/Cm2/NC - Managerに渡したりします。
- JP1/Cm2/NC - Adaptor for Cisco Switch
- Cisco社のスイッチのCisco Catalystに対応したJP1/Cm2/NC - Adaptorです。
- スイッチに構成情報を設定したり,スイッチから構成情報を取得してJP1/Cm2/NC - Managerに渡したりします。
- JP1/Cm2/NC - Adaptor for F5 Load Balancer
- F5社のスイッチのBIG-IPに対応したJP1/Cm2/NC - Adaptorです。
- スイッチに構成情報を設定したり,スイッチから構成情報を取得してJP1/Cm2/NC - Managerに渡したりします。
- JP1/Cm2/NC - Adaptor for GS Series
- GS3000およびGS4000に対応したJP1/Cm2/NC - Adaptorです。
- スイッチに構成情報を設定したり,スイッチから構成情報を取得してJP1/Cm2/NC - Managerに渡したりします。
- JP1/Cm2/NC - Adaptor for HA8000-ie/Loadflowbal
- HA8000-ie/Loadflowbalに対応したJP1/Cm2/NC - Adaptorです。
- スイッチに構成情報を設定したり,スイッチから構成情報を取得してJP1/Cm2/NC - Managerに渡したりします。
- JP1/Cm2/NC - Adaptor for System Traffic Manager
- NITGen社のスイッチのSTMに対応したJP1/Cm2/NC - Adaptorです。
- スイッチに構成情報を設定したり,スイッチから構成情報を取得してJP1/Cm2/NC - Managerに渡したりします。
- JP1/Cm2/NC - Manager
- JP1/Cm2/NCのマネージャープログラムです。JP1/Cm2/NC - ManagerをインストールしたマシンにDBを構築し,JP1/Cm2/NC - Adaptorがスイッチから取得した構成情報を格納します。また,ネットワーク構成を設定したり,表示したりします。なお,DBにはISAMを使用しています。ISAMとはデータに索引(キー)を付けて管理する方法です。
- JP1/Cm2/NC - Managerには,複数のJP1/Cm2/NC - AdaptorまたはJP1/Cm2/NC - Viewを接続できます。複数のJP1/Cm2/NC - Viewから同時に接続できます。
- JP1/Cm2/NC - View
- JP1/Cm2/NCのGUIを提供するプログラムです。JP1/Cm2/NC - Managerに接続して,VLANの構成情報を設定したり,VLANの構成状況を表示したりします。
- JP1/Cm2/NC - Viewは複数のJP1/Cm2/NC - Managerに接続できます。ただし,複数のJP1/Cm2/NC - Managerに同時に接続することはできません。
- JP1/SC
- ネットワーク上のシステムの資産管理,運用管理,障害管理などのシステム管理作業の効率化および自動化を実現するためのソフトウェアです。システム管理に掛かるコストや負荷を軽減しながら,安定したシステム管理ができます。
- QoS制御
- 特定のポートから受信されるデータについて,データの種類によって優先度をあらかじめ指定しておき,優先度に応じてデータを受信する機能です。音声,映像など,受信の遅れが通信品質に影響を及ぼしやすいデータの優先度を高く設定しておくと,トラフィックが集中したときでもデータの通信品質を確保できます。
- SLB
- サーバロードバランシングのことをいいます。複数のサーバにリクエストを分散することで,ネットワークの安定性や速度を改善する技術です。SLBを使用すると次のようなメリットがあります。
- サーバリクエストを複数に分散させることによって,サーバの負荷を軽減できる。
- トラフィックの集中を避けた,応答速度の速いネットワーク環境を構築できる。
- サーバに障害が起きても,ほかのサーバにリクエストを転送することでネットワークをダウンさせずに済む。
- STM
- NITGen社のスイッチです。JP1/Cm2/NCでは,STMを使用したSLBの設定および一元管理をサポートしています。アダプターサーバには,JP1/Cm2/NC - Adaptor for System Traffic Managerをインストールします。
- VLAN
- LAN環境で,物理的な接続形態とは別に,端末の仮想的なグループを設定する技術です。ネットワーク機器(スイッチ)の機能を利用し,端末の持つMACアドレスやIPアドレス,利用するプロトコルなどに応じてグループ化します。
- VLANを利用してネットワークを構成すると,次のようなメリットがあります。
- 端末の物理的な位置に関係なくネットワーク構成を変更できる。
- 端末を移動しても,移動した端末の設定を変更する必要がない。
- ブロードキャスト・ドメイン(ブロードキャストパケットが中継される範囲)を制限できるため,トラフィックの分散やセキュリティの強化を図れる。
- VLAN-Tag
- IEEE 802.1Q 規定によるイーサネットフレーム中に挿入されたTagという識別子です。この識別子を使用して,一つのポートに複数のVLANを構築できます。
- VLAN管理ドメイン
- 複数のVLANをまとめて管理する単位で,同じVLAN-IDを共有し,相互接続された一つ,または複数のスイッチで構成されるレイヤー2ネットワーク(ブロードキャストパケットが中継される範囲)です。JP1/Cm2/NCでは,この単位を「VLAN管理ドメイン」と呼びます。一つのスイッチが所属できるVLAN管理ドメインは一つだけです。VLAN管理ドメインが異なると,同じVLAN-IDを持つVLANでも別々のVLANとして認識されます。
- JP1/Cm2/NCでは,1台のJP1/Cm2/NC - Managerで複数のVLAN管理ドメインを管理できます。
- VTP
- VLAN Trunking Protocolの略です。Cisco社スイッチで独自に使用されるプロトコルです。Cisco社スイッチを複数使用してVLANを設定しているときに,一つのスイッチに対してVLANの追加,変更,および削除を行うと,ほかのスイッチに対してもその設定情報を伝達および反映します。
- VTPにはモードが3種類あり,それぞれ役割が異なります。
- サーバ
自スイッチへ直接VLANを設定し,設定した情報をほかのスイッチへ伝達します。
- クライアント
サーバモードのスイッチから設定情報を受け取り,自スイッチへ反映させます。また,受け取った設定情報をほかのスイッチへ転送します。
- トランスペアレント
自スイッチへ直接VLANを設定しますが,設定した情報をほかのスイッチへは伝達しません。ただし,ほかのスイッチから設定情報を受け取り,ほかのスイッチへ転送します。受け取った設定情報は,自スイッチへ反映しません。
(ア行)
- アクセス制御
- 特定のポートから受信されるデータについて,転送および破棄をあらかじめ指定しておき,データの通過を制御する機能です。外部からの不正なデータの進入を防いだり,不正なあて先へのデータ流出を防いだりできます。
- アダプターサーバ
- JP1/Cm2/NC - Adaptorをインストールしたマシンのことです。マネージャーサーバからの命令によって,スイッチに構成情報を設定したり,スイッチから収集した構成情報をマネージャーサーバに渡したりします。
- アップリンクフェイルオーバー
- サーバブレードのチーミング機能と併用して,LANスイッチや外部ネットワーク機器に障害が発生した場合に,通信経路を切り替える機能です。
(カ行)
- 管理端末
- JP1/Cm2/NC - Viewをインストールしたマシンです。マネージャーサーバにアクセスしてVLANの構成情報を設定したり,DBに格納されている構成情報を表示したりします。
- クラスタシステム
- クラスタシステムとは,複数のサーバシステムを連携して一つのシステムとして運用するシステムで,障害が発生しても業務を継続できるようにすることを目的としています。この処理を引き継ぐことをフェールオーバーといいます。業務を実行中のサーバ(実行系)で障害が発生すると,待機していた別のサーバ(待機系)が業務の処理を引き継ぎます。実行「系」から待機「系」へ業務を切り替えるため,「系切り替えシステム」とも呼びます。
- グループ
- STMでSLBを設定するときに使用する概念です。ゾーンに物理サーバをバインドするときに,物理サーバをカテゴライズするために使用します。
- 系切り替えシステム
- クラスタシステムを参照してください。
(サ行)
- サーバ負荷分散
- 複数のサーバにリクエストを分散することで,ネットワークの安定性や速度を改善する技術です。サーバロードバランシングともいいます。このマニュアルではサーバ負荷分散のことを「SLB」と記述しています。サーバ負荷分散についてはSLBを参照してください。
- サーバロードバランシング
- 複数のサーバにリクエストを分散することで,ネットワークの安定性や速度を改善する技術です。サーバ負荷分散ともいいます。このマニュアルではサーバロードバランシングのことを「SLB」と記述しています。サーバロードバランシングについてはSLBを参照してください。
- ゾーン
- STMでSLBを設定するときに使用する概念です。グループおよび物理サーバを任意の階層でバインドし,管理します。
(タ行)
- デフォルトVLAN
- スイッチにデフォルトで設定されているVLANのことです。通常VLAN-ID=1のVLANが該当します。
- デフォルトドメイン
- JP1/Cm2/NCが管理するスイッチが所属するVLAN管理ドメインのうち,JP1/Cm2/NCがデフォルトで用意しているVLAN管理ドメインです。VLAN管理ドメインが一つしかない場合は,デフォルトドメインを使用することを推奨します。デフォルトドメイン名は変更できます。
- トランクリンク
- 一つのポートで複数のVLANに流れるフレームを転送できるポートをいいます。トランクリンク上を流れるフレームには,どのVLANの情報か識別するための識別情報(VLAN-Tag)を付加します。識別情報をフレームに付加することで,データを正しい目的地に転送できます。
(ナ行)
- ネットワーク構成ツリー
- 表示するビューごとに,JP1/Cm2/NCで管理しているVLAN,およびSLBのネットワーク構成や状態を階層構造で表示したものです。例えば,VLANビューでは,ネットワーク構成ツリーを参照すると次のような情報がわかります。
- どのようなVLAN管理ドメインがあるのか。
- そのVLAN管理ドメインには,どのようなVLANが何個所属しているのか。
- それらのVLANをどのスイッチで構成しているのか。
- ネットワーク構成ツリーは,ネットワーク構成要素から構成されています。
- ネットワーク構成要素
- ネットワーク構成ツリーを構成している各要素のことです。各ビューで表示されるネットワーク構成の内容を,アイコンで視覚的に表現したものです。
(ハ行)
- プール
- BIG-IPでSLBを設定するときに使用する概念です。一つまたは複数の物理サーバおよび物理サーバポートをグループ化します。
(マ行)
- マネージャーサーバ
- JP1/Cm2/NC - Managerをインストールしたマシンのことです。JP1/Cm2/NC - ManagerはISAMを利用したDBを構築し,アダプターサーバがスイッチから取得した構成情報を格納します。また,管理端末からの要求によって,ネットワーク構成情報を設定したり,表示したりします。
(ラ行)
- ロードバランシング方法
- SLBで,サーバにリクエストを分散する方法のことです。
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