JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
[資源登録]ウィンドウで「登録対象」に「プログラムプロダクト」を選択した場合の[資源登録]ウィンドウを次に示します。なお,プログラムプロダクトの登録には,スーパユーザの権限が必要です。
- <この項の構成>
- (1) プログラムプロダクト登録時の基本操作
- (2) プログラムプロダクト登録の詳細情報の設定
(1) プログラムプロダクト登録時の基本操作
[資源登録]ウィンドウ上で設定する項目について説明します。「グループ」,「デバイス」,および「PP形名」は省略できません。
- ホストファイル名
- 登録先の配布管理システムを設定します。デフォルトでは,基本機能の設定ファイルで「ManagingHost」に設定した配布管理システムに登録されます。これ以外の配布管理システムに登録したい場合は「直接入力」を選択し,ホストファイル名を指定してください。
- パスワード 〜<半角英数字> ((1〜8文字以内))
- 配布管理システムへソフトウェアを登録するためのパスワードを指定してください。パスワードには,配布管理システムで資源登録システムを識別するために設定しているパスワードを指定します。Version 8以降のWindows版JP1/NETM/DM Client,JP1/NETM/DM Client - Base,およびVersion 7i以前のWindows版JP1/NETM/DM SubManagerに登録する場合は指定しません。
- UNIX版JP1/NETM/DM ManagerまたはUNIX版JP1/NETM/DM Client(中継システム)に登録する場合
- 設定ファイルのPasswordForUploadに指定したパスワードを指定してください。
- Windows版JP1/NETM/DM Managerに登録する場合
- リレーショナルデータベースを作成したときに指定したパスワードを指定してください。リレーショナルデータベースを使っていない場合は指定しません。
- グループ 〜<半角英数字> ((2文字))
- 登録先の資源グループ名を指定します。1グループに登録できるソフトウェア数は256です。新規にグループを作成してソフトウェアを登録する場合は,そのグループに付ける名称をここで指定すれば,自動的にグループが作成されてソフトウェアが登録できます。
- 登録する配布管理システムごとに,グループ名を変更してください。同一グループ名のソフトウェアを異なる配布管理システムへそれぞれ登録した場合は,資源名が異なっていてもグループ名が同一であると,そのソフトウェアを配布できないことがあります。
- デバイス 〜<半角文字> ((128文字以内))
- 登録するプログラムプロダクトのデバイス名,または日立プログラムプロダクトの格納ディレクトリの絶対パスを指定します。
- PP形名 〜<半角文字> ((128文字以内))
- 登録するプログラムプロダクトのPP形名を指定します。PP形名の指定方法には次の2とおりがあります。
- 直接入力する
PP形名を直接入力します。スペースで区切って複数指定できます。
- 一覧から選択する
「デバイス」欄にデバイス名,または日立プログラムプロダクトの格納ディレクトリの絶対パスを入力して[検索]ボタンを押すと,そのデバイスに格納されているPP形名が一覧表示されます。PP形名を検索したときの[資源登録]ウィンドウの状態を次に示します。
検索完了後,ほかのデバイスを検索したい場合は,[再入力]ボタンを押して,元の状態に戻してから再実行してください。デバイスは変更しないで,記録媒体だけを入れ替えて再度検索する場合は,PP形名一覧の横に新たに表示される[検索]ボタンを押してください。
(2) プログラムプロダクト登録の詳細情報の設定
[資源登録]ウィンドウで「登録対象」に「プログラムプロダクト」を選択して[詳細設定]ボタンを押すと,次に示す[PP登録詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。
このダイアログボックス上で設定する項目について説明します。
- 圧縮
- ソフトウェアを圧縮するかどうか,また,圧縮する場合は圧縮の方法を選択します。デフォルトは「設定に従う」です。
- 設定に従う
- 基本機能の設定ファイルで設定した値に従います。
- COMPRESS
- compressコマンドを使って圧縮します。
- PACK
- packコマンドを使って圧縮します。
- サイズが3ブロック以下のソフトウェアは,PACKを指定しても効果がありません。圧縮処理でエラーになった場合は,圧縮しないで登録されます。
- インストールタイミング
- パッケージの組み込みタイミングを指定します。デフォルトは「停止時」です。
- 起動時
- システム起動時にパッケージを組み込みます。
- 稼働中
- 配布管理システムからの配布指示でパッケージを組み込みます。
- 停止時
- システム停止時にパッケージを組み込みます。
- デーモンプロセスを持つパッケージは,システム起動時または停止時に組み込んでください。次に示すパッケージはシステム起動時に組み込めないため,システム停止時に組み込んでください。
- /etc/rcスクリプトのuser_daemonステップより早く起動されるパッケージ
- 共用ライブラリを持つパッケージ
- /etc/inittabへrespawn指定で登録されたプログラムを含むパッケージ
- 起動時および稼働中を指定しても,プログラムプロダクトの属性によっては,指定されたタイミングでパッケージを組み込めないことがあります。このときJP1/NETM/DM Clientは,システム停止時にプログラムプロダクトを組み込みます。
- PPインストール後処理 〜<半角文字> ((64文字以内))
- PPインストール後処理プログラム(配布したプログラムプロダクトのインストール後に起動させるUAP)を絶対パスで指定します。
- 後処理監視時間 〜<符号なし整数> ((1〜32767)) (単位:秒)
- PPインストール後処理の実行監視時間を指定します。PPインストール後処理が指定した時間を超えても実行中のときは,JP1/NETM/DM Clientはその処理を待たないで次の処理を実行します。この場合,配布管理システムには組み込みエラーとして結果を通知します。
- 保管満了日付 〜<符号なし整数> ((現在の日付〜2089/12/31))
- 登録するパッケージが配布されたときに,中継システムの保管庫に保管される期限を指定します。デフォルトは,設定ファイルで指定したパッケージの保存日数が有効になります。登録日以前の日を指定すると,エラーになります。
- リカバリ機能
- リカバリ機能を使うかどうかを指定します。デフォルトは「使わない」です。プログラムプロダクトには,属性によってリカバリ機能を使えないものがあります。リカバリ機能が使えないプログラムプロダクトに「使う」を指定しても,リカバリは実行されません。また,配布先システムにバックアップディレクトリが作成されていないと「使う」を指定してもリカバリは実行されません。
- バックアップ保存期間 〜<符号なし整数> ((0〜999))≪0≫(単位:日数)
- リカバリ機能を使う場合に,リカバリが失敗または実行されないとき,バックアップを保存する期間を指定します。バックアップは,パッケージ配布日からここで指定した日数後に削除されます。バックアップが保存されている間は,リカバリを再試行できます。0を指定すると,バックアップは保存されません。リカバリを再試行しないパッケージには0を指定してください。デフォルトは「0」です。
- 資源登録者
- 登録するパッケージの所有者名を指定します。この値を省略すると,空白文字が仮定されます。
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