JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
機能
コマンド実行時に組み込み日時に達しているパッケージを組み込みます。オプションを指定すると,オプションに指定された日時を基準として,組み込み日時に達しているかどうかを判断します。
形式
rdsupt 〔{-d組み込み日判定用日付|-t組み込み日判定シフト時間}〕
オプション
- -d組み込み日判定用日付
- 組み込み日に達しているかどうかを判定する基準となる日付を「YYMMDD」の形式で指定します。パッケージ配布時に指定された組み込み日が,このオプションの日付に達している場合に組み込まれます。
- YY
- 1990から2089年までの西暦下2けた(90〜89)
- MM
- 月(01〜12)
- DD
- 日(01〜31)
- -t組み込み日判定シフト時間 〜<数字>((00〜23,2けた))
- 指定した時間分シフトして組み込み日に達しているかどうかを判定します。パッケージ配布時に指定された組み込み日がこのオプションの時間を基準に判定され,日付に達している場合に組み込まれます。例えば,「-t08」を指定すると,8時以降が組み込み日となり,7時は前日と判断されます。
終了コード
終了コード 意味 0 正常終了しました。 250 内部エラーが起こりました。 251 通信エラーが起こりました。 252 システムエラーが起こりました。 253 インタフェースが間違っています。または,コマンドをスーパユーザで実行していません。 254 ハードディスクの容量が不足しました。
注意事項
- このコマンドは組み込み支援機能のコマンドです。
- -dオプションと-tオプションの両方を指定した場合は,先に指定したオプションが有効になります。
- 組み込み日時が指定されたパッケージを,指定された日時に確実に組み込むために,rdsuptコマンドを自動的に実行させる運用をお勧めします。rdsuptコマンドを自動的に実行させる方法については,「第1編 2.5.2 組み込み日時が指定されたパッケージの組み込み」を参照してください。
- このコマンドを使用する場合,ユーザ環境下の環境変数PATHの値に,/bin,/usr/binが含まれている必要があります。なお,UNIXのデフォルト環境では設定されていますが,念のため,環境変数PATHの値を確認してください。
- このコマンドは,スーパユーザで実行してください。一般ユーザで実行すると,このコマンドはエラー終了します。その場合,スーパユーザで再実行したあとに,対象となるシステムに再度指令を実行し,スーパユーザでこのコマンドを実行してください。
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