JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
機能
- グループid定義ファイルを登録します。
- 上位の中継システムに登録したグループid定義ファイルの内容を表示します。
- 自UNIXマシンと接続している中継システムまたはクライアントのグループidの定義を標準出力に出力します。
- グループidの定義をすべて解除します。
- グループid定義ファイルを解除します。
形式
- グループid定義ファイルの登録
rdsiddefine -s〔-dグループid名〕〔-k〔パスワード〕〕〔-m登録種別〕 〔-g中継システム名〕- グループid定義ファイルの表示
rdsiddefine -ll〔-a〕- 中継システムとクライアントのグループid定義ファイルの出力
rdsiddefine -lc- グループid定義の解除
rdsiddefine -dl〔-r〕- グループid定義ファイルの解除
rdsiddefine -dm -hホスト名〔-dグループid名〕〔-r〕
オプション
- -a
- 自システムから登録したすべてのグループidを中継システムごとに表示します。このオプションを省略した場合は,基本機能の設定ファイルの「ManagingHost」で指定された中継システムに登録したグループidだけが表示されます。
- -dグループid名
- 配布管理システムから登録したグループidの場合 〜<全角文字,または!,",%,',*,.,/,:,<,>,?,@,\,|を除く半角文字>((半角32文字分以内))
- 配布先システムで登録したグループidの場合 〜<半角の英大文字,数字>((1〜8文字))
- 自UNIXマシンのグループidの定義を追加するときに指定します。グループidには,「networkID_」で始まる名称を使わないでください。
- このオプションを省略すると,グループid定義ファイル(/NETMRDS/rdsprm/DMWIDUPM)で指定したグループidが登録されます。ただし,配布管理システムから登録したグループidに定義を追加する場合は,このオプションを使って登録してください。これ以外の方法では追加できません。
- 配布管理システムからグループidを定義する場合は,プラットフォーム間で文字コードを一致させてください。文字コードが異なると,パッケージを配布できなくなることがあります。
- -dmオプションの指定時にこのオプションを省略すると,-hオプションで指定したホスト名の全グループid定義を解除します。
- -dl
- 自システムが登録されているすべてのグループidから,自システムの名前を削除します。自システム削除の対象となるグループidは,基本機能の設定ファイルで設定した中継システム,および自クライアントを登録したことのある中継システムで管理しているグループidです。特定の中継システムを指定して自システムの定義を削除することはできません。
- デフォルトidからも解除したい場合は,-rオプションを同時に指定してください。
- -dm
- 定義されているグループid定義ファイルを解除します。
- -g中継システム名
- グループid を登録する中継システムのホスト名またはIP アドレスを指定します。このオプションを省略した場合は,基本機能の設定ファイルの「ManagingHost」で指定された中継システムに登録されます。そのため,このオプションに「ManagingHost」で指定された中継システムは指定しないでください。
- -hホスト名
- 自UNIXマシンでグループid定義を解除する,ホスト名を指定します。
- -kパスワード
- 追加するグループidのパスワードを指定します。-dオプションで指定したグループidが配布管理システムから登録したidで,パスワードの設定がない場合は,「-k」だけ指定してください。
- -lc
- 自UNIXマシンと接続している中継システムまたはクライアントのグループidの定義を標準出力に出力します。自UNIXマシンに,次に示すグループid定義ファイルを登録している場合も,このオプションで表示できます。
- HP-UX以外の場合:/NETMRDS/rdsprm/DMWIDLCM
- HP-UXの場合:/etc/opt/NETMDMW/rdsprm/DMWIDLCM
- -ll
- 上位の中継システムに登録したグループid定義ファイルの内容を,グループid定義ファイルと同じ形式で表示します。このオプションは,配布管理システムに直結の中継システムでは指定できません。
- -m登録種別 〜((u|l))≪u≫
- グループidを登録する中継システムの種類を指定します。基本機能の設定ファイルで「ConnectionKind」に「MASTER」を指定している場合に有効です。-gオプションと同時に指定する場合は「u」だけが指定できます。
- u:グループidを上位の中継システムに登録する。
- l:グループidを自中継システムに登録する。
- -r
- 自UNIXマシンのデフォルトidの定義を解除します。
- -s
- グループid定義ファイルを登録します。
表示形式
- (例1)rdsiddefine -llコマンドに-aオプションを指定して実行したときの表示形式を次に示します。
- (例2)rdsiddefine -lcコマンドを実行したときの表示形式を次に示します。
終了コード
終了コード 意味 0 正常終了しました。 1 グループid定義ファイルがありません。 2 インタフェースが間違っています。または,コマンドをスーパユーザで実行していません。 3 rdsiddefineコマンドとrdsidexecコマンドを同時に実行しています。 253 通信エラーが起こりました。 254 システムエラーが起こりました。 255 上記以外のエラーが起こりました。
注意事項
- グループid定義ファイルを登録する場合,-mオプションと-gオプションを両方省略した場合は,基本機能の設定ファイルの「ManagingHost」で指定された中継システムに登録されます。
- グループid定義ファイルの登録時に通信エラーなどが起こった場合,グループid定義ファイルはそのまま保管されています。rdsiddefineコマンドを再実行するかまたはシステムを再起動すれば,グループid定義ファイルを登録できます。
- rdsiddefineコマンドでグループidの定義を変更した場合,rdsidexecコマンドを実行してください。rdsidexecコマンドを実行すると,追加したグループidに対する指令が実行されます。
- グループidの定義を解除すると,解除されたグループidに属している配布先システムの組み込み待ち状態になっている指令は,キャンセルされます。
- rdsiddefine -lcコマンドを実行してグループid定義を表示させた場合,同一のグループidが二度表示される場合があります。
- クライアントWSまたは中継システムから定義したグループidが,配布管理システムのid登録機能の上書き登録指定をして上書きされた場合,グループidを定義したクライアントWSまたは中継システムから-sオプションを指定してグループidの定義を解除することはできません。定義先の中継システムで-dmオプションを指定して,グループidの定義を解除してください。
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