JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
配布管理機能の運用を始める前に,管理ファイルを準備する必要があります。このため,ホストに各管理ファイルを作成するための空き容量が必要です。各管理ファイルの使用ディスク容量(概算)の算出方法について説明します。
なお,次の(1)〜(3)のファイルは,基本機能のファイルを共用しています。
- <この項の構成>
- (1) 資源格納庫(保管庫)
- (2) 資源属性ファイル
- (3) 資源管理ファイル
- (4) 実行管理ファイル
- (5) 設定ファイル
- (6) 運用情報ファイル
- (7) メッセージログファイル
(1) 資源格納庫(保管庫)
配布するパッケージ,およびインストールスクリプトファイルを格納するためのファイルです。基本機能の保管庫を共用して使用します。このため,資源格納庫には,資源登録システムから登録されたパッケージと,上位配布先システムから配布されて保管しているパッケージが格納されます。
保管庫に格納できる1グループ当たりのパッケージ数は任意に設定できます。設定方法については,「6.8 動作環境設定用ファイルの設定」を参照してください。
(2) 資源属性ファイル
資源名,資源サイズなど,資源格納庫に登録されているパッケージの属性情報を格納するファイルです。基本機能の資源属性ファイルを共用して使用します。
(3) 資源管理ファイル
資源グループの管理情報を格納するファイルです。基本機能の資源管理ファイルを共用して使用します。
(4) 実行管理ファイル
指令を登録・管理するためのファイルです。ルートディレクトリ上に作成します。
(5) 設定ファイル
配布管理機能の動作環境を設定するファイルです。設定値によってユーザごとに異なりますが,メモリ所要量は約1キロバイトです。
(6) 運用情報ファイル
GUIで使用する次の2種類のファイルを総称して,運用情報ファイルと呼びます。
- ジョブファイル
- 1回の配布指示操作で登録する指令を管理するために,指令の属性情報を格納するファイルです。
(7) メッセージログファイル
メッセージログファイルの上限値を大きくするときは,中継システムでは次に示すディスク容量が必要です。
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