JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
JP1/NETM/DMの配布管理システムは,次のように配布先システムを管理します。
- システム構成の管理
配布先システムの構成を配布管理システムに自動通知させることで,システム構成を管理できるようにします。配布管理システムと配布先システムの両方で設定が必要です。
- インベントリの管理
インベントリとは,配布先システムでのハードウェア状況やインストールされているソフトウェアの種類など,配布先システムの管理に必要な情報です。指令を実行して,配布先システムから取得します。
インベントリの管理では,配布管理システムが配布先システムのハードディスクの情報,ソフトウェアのインストール状態,ユーザ固有の資産に関する情報を収集します。
一部のインベントリ情報は,配布先システムで情報が更新されたタイミング,または新しい配布先システムが追加されたタイミングで,配布管理システムへ情報を通知させることができます。
- 配布先のグループ化
パッケージの配布や収集を円滑に実行するために,配布先システムをグルーピングできます。グルーピングの単位には,グループidと配布先グループの2種類があります。
配布先の管理の概要を図4-1に示します。
図4-1 配布先の管理の概要
JP1/NETM/DM Clientでは,手動または自動で自システムの情報を配布管理システムに通知します。また,関連製品(JP1/Automatic Operation MonitorまたはJP1/Cm2/Operations Assist Manager)を使って,配布先システムの動作状態を管理できます。
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