JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
組み込み日時が指定されたパッケージは,配布後に適用日組み込み待ち保管ディレクトリに格納されます。このパッケージを組み込むには,組み込み支援機能のrdsuptコマンドを実行します。
なお,組み込み日時のほかに組み込みタイミング(システム起動時組み込みまたはシステム停止時組み込み)も指定されている場合は,次のように実行されます。
- 組み込み日時は組み込みタイミング時点の日時が基準になります。指定された組み込みタイミングの時点で組み込み日時に達していないパッケージは,次のシステム起動時または停止時に組み込まれます。
- JP1/NETM/DM Clientでシステム起動時組み込みまたはシステム停止時組み込みができるよう設定していないと,組み込まれません。設定内容については,「6.9 システムファイルの設定」を参照してください。
WindowsのJP1/NETM/DMからインストール日時を指定して配布すると,UNIXの配布先システムへは「標準組み込み」で組み込まれます。
この項では,組み込み日時に達したパッケージを確実に組み込む方法として,rdsuptコマンドを自動実行する方法を説明します。
- <この項の構成>
- (1) rdsuptコマンドを定期的に実行させる
- (2) rdsuptコマンドをシステム起動時に実行させる
(1) rdsuptコマンドを定期的に実行させる
動作環境設定用ファイル(HP-UX以外の場合は/NETMRDS/buff/.profileファイル,HP-UXの場合は/etc/opt/NETMDMW/buff/.profileファイル)に,組み込み日時に達したパッケージを監視する時間間隔を設定します。設定内容については,「第2編 6.8 動作環境設定用ファイルの設定」を参照してください。
(2) rdsuptコマンドをシステム起動時に実行させる
システム起動時にrdsuptコマンドを自動的に実行させる方法は,OSによって異なります。
(a) HP-UXの場合
次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。
ln -s /sbin/init.d/netmdmgf /sbin/rc2.d/SxxxNETMDMGF「xxx」には任意の3けたの数値を指定します。ご使用の環境に合わせて,ほかのものと番号が重ならないように指定してください。また,必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように,基本機能の設定より大きい数値を設定してください。
(b) Solarisの場合
次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。
ln -s /etc/init.d/netmdmgf /etc/rc2.d/SxxNETMDMGF「xx」には任意の2けたの数値を指定します。ご使用の環境に合わせて,ほかのものと番号が重ならないように指定してください。また,必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように,基本機能の設定より大きい数値を設定してください。
(c) Tru64 UNIXの場合
次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。
ln -s /sbin/init.d/netmdmgf /sbin/rc3.d/SxxNETMDMGF「xx」には任意の2けたの数値を指定します。ご使用の環境に合わせて,ほかのものと番号が重ならないように指定してください。また,必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように,基本機能の設定より大きい数値を設定してください。
(d) AIXの場合
次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。
mkitab "netmdmgf:2:wait/usr/bin/NETMDMGF/netmdmgf > /dev/console 2>&1 #NETM/DM-GF"上記の設定では,/etc/inittabの最終行に追加されます。必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように設定してください。
(e) Linuxの場合
次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。
ln -s /etc/rc.d/init.d/netmdmgf /etc/rc.d/rc2.d/SxxNETMDMGF「xx」には任意の2けたの数値を指定します。ご使用の環境に合わせて,ほかのものと番号が重ならないように指定してください。また,必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように,基本機能の設定より大きい数値を設定してください。
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