JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)

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2.5.2 組み込み日時が指定されたパッケージの組み込み

組み込み日時が指定されたパッケージは,配布後に適用日組み込み待ち保管ディレクトリに格納されます。このパッケージを組み込むには,組み込み支援機能のrdsuptコマンドを実行します。

なお,組み込み日時のほかに組み込みタイミング(システム起動時組み込みまたはシステム停止時組み込み)も指定されている場合は,次のように実行されます。

WindowsのJP1/NETM/DMからインストール日時を指定して配布すると,UNIXの配布先システムへは「標準組み込み」で組み込まれます。

この項では,組み込み日時に達したパッケージを確実に組み込む方法として,rdsuptコマンドを自動実行する方法を説明します。

<この項の構成>
(1) rdsuptコマンドを定期的に実行させる
(2) rdsuptコマンドをシステム起動時に実行させる

(1) rdsuptコマンドを定期的に実行させる

動作環境設定用ファイル(HP-UX以外の場合は/NETMRDS/buff/.profileファイル,HP-UXの場合は/etc/opt/NETMDMW/buff/.profileファイル)に,組み込み日時に達したパッケージを監視する時間間隔を設定します。設定内容については,「第2編 6.8 動作環境設定用ファイルの設定」を参照してください。

(2) rdsuptコマンドをシステム起動時に実行させる

システム起動時にrdsuptコマンドを自動的に実行させる方法は,OSによって異なります。

(a) HP-UXの場合

次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。

ln -s /sbin/init.d/netmdmgf /sbin/rc2.d/SxxxNETMDMGF
 

xxx」には任意の3けたの数値を指定します。ご使用の環境に合わせて,ほかのものと番号が重ならないように指定してください。また,必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように,基本機能の設定より大きい数値を設定してください。

(b) Solarisの場合

次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。

ln -s /etc/init.d/netmdmgf /etc/rc2.d/SxxNETMDMGF
 

xx」には任意の2けたの数値を指定します。ご使用の環境に合わせて,ほかのものと番号が重ならないように指定してください。また,必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように,基本機能の設定より大きい数値を設定してください。

(c) Tru64 UNIXの場合

次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。

ln -s /sbin/init.d/netmdmgf /sbin/rc3.d/SxxNETMDMGF
 

xx」には任意の2けたの数値を指定します。ご使用の環境に合わせて,ほかのものと番号が重ならないように指定してください。また,必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように,基本機能の設定より大きい数値を設定してください。

(d) AIXの場合

次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。

mkitab "netmdmgf:2:wait/usr/bin/NETMDMGF/netmdmgf > /dev/console 2>&1 #NETM/DM-GF"
 

上記の設定では,/etc/inittabの最終行に追加されます。必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように設定してください。

(e) Linuxの場合

次に示す方法でシステムの環境設定をしてください。

ln -s /etc/rc.d/init.d/netmdmgf /etc/rc.d/rc2.d/SxxNETMDMGF
 

xx」には任意の2けたの数値を指定します。ご使用の環境に合わせて,ほかのものと番号が重ならないように指定してください。また,必ずJP1/NETM/DM Clientの基本機能よりあとに実行されるように,基本機能の設定より大きい数値を設定してください。

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