JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)

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2.1.2 パッケージ組み込み前後にUAPを起動する配布

ソフトウェアの登録時または配布時の指定で,パッケージの組み込み処理の前後に,ユーザ固有の処理をするプログラムを起動させることができます。プログラムの起動はスーパユーザで実行されます。

<この項の構成>
(1) 基本機能で作成するUAP起動処理
(2) 組み込み支援機能で作成するUAP起動処理

(1) 基本機能で作成するUAP起動処理

基本機能を使用した場合,次の表に示すUAP起動処理を指定できます。UAPの作成方法については,「2.2.4(5) 組み込み時に実行させるUAPの作成(基本機能)」を参照してください。

処理の種類 処理の説明 登録するUAPの例
ユーザ組み込み処理 他社ソフトウェア,ユーザデータ・ユーザプログラム,およびOSパッチの組み込み前後にUAPを起動する。次の二つに大別される。
他社ソフトウェア,OSパッチの場合
  • 組み込んだソフトウェアの起動
  • 関連するソフトウェアの起動
  • 組み込むソフトウェアの停止
ユーザデータ・ユーザプログラムの場合
  • 配布された外字の登録作業
  • 組み込み後のメッセージ出力
  • 配布されたソースプログラムをコンパイルし,オブジェクトプログラムを作成する作業
PPインストール後処理 日立プログラムプロダクトの組み込み(セットアップ)完了後にUAPを起動する。
  • 組み込んだ日立プログラムプロダクトの起動
  • 関連する日立プログラムプロダクトの起動
  • 組み込む日立プログラムプロダクトの停止
  • ワークファイルの削除

(2) 組み込み支援機能で作成するUAP起動処理

次の表に示す組み込み方法は,JP1/NETM/DM Managerの配布支援機能を使用した場合に指定できるUAP起動処理です。配布先システムでは組み込み支援機能を使用して組み込まれます。UAPの作成方法については,「2.2.4(6) 組み込み時に実行させるUAPの作成(組み込み支援機能)」を参照してください。

処理の種類 処理の説明
UAP組み込み パッケージの組み込み処理をUAP(組み込み用UAP)で実行する。
組み込み用UAPは,パッケージとは別のワークディレクトリに解凍して起動される。
リンケージ組み込み パッケージの組み込み後に,ユーザ固有のライブラリのリンク処理を記述したファイル(リンケージファイル)を起動する。
処理結果は配布管理システムに通知する。
組み込み後UAP起動 パッケージの組み込み後に,ユーザ固有の処理を記述したUAP(起動UAP)を起動する。
処理結果は配布管理システムに通知しない。

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