JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)
JOB_DESTINATION_IDタグでは,ジョブのあて先としてID名を指定します。このタグは,dcmcollコマンド,dcminstコマンド,およびdcmsuspコマンドで使用します。
指定できるパラメタ,およびコマンドの引数との対応を次の表に示します。
- <この項の構成>
- (1) 形式
- (2) 説明
- (3) 注意事項
JOB_DESTINATION_ID{
destination_id=ID名
}
- destination_id=ID名
作成済みのID名を指定します。ID管理中継を指定して,IDジョブを実行する中継システムを限定することもできます。ID管理中継を指定する場合は,「\」で始めてください。ID名は,「\」で始め,ID名の前には「%」を付けてください。
なお,ID管理中継を指定しない場合は,IDに登録されたすべてのID管理中継でジョブが実行されます。
ID名の指定例を次に示します。
destination_id=\dmp202\%ID0001
なお,ID管理中継名は,各ID管理中継の運用キーに従って指定してください。例えば,上位のID管理中継の運用キーがホスト名,下位のID管理中継の運用キーがIPアドレスの場合は,「\ホスト名\IPアドレス\%ID名」のように指定します。
複数のIDを指定する場合は,ID名を「;」で区切って指定してください。「destination_id=」を複数行記述して,複数のIDを指定することもできます。IDは200個まで指定できます。
- JOB_DESTINATION_IDタグは,JOB_DESTINATIONタグと同時に指定できません。コマンドの引数で指定する場合も,/Xは,/h,/g,/dc,/dg,および/doと同時に指定できません。
- dcmcollコマンドおよびdcmsuspコマンドでパラメタファイルを使用する場合,ID管理中継は指定できません。ID管理中継を指定してこれらのコマンドを実行した場合,エラーになります。
- ID管理中継を指定する場合,あて先の長さはID名を含めて256バイト以内にしてください。
- 存在しない中継システムを指定してコマンドを実行した場合,ジョブは作成されますが,実行されません。
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