JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)
実行したジョブを削除するdcmjbrmコマンドについて説明します。このコマンドは,JP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM Client(中継システム)の配布管理システムで実行できます。
実行したジョブをパラメタファイルで指定し,配布管理システムで削除します。
dcmjbrm.exe /i パラメタファイル名 [/LC {ON|OFF}]
dcmjbrmコマンドでのパラメタファイルの指定内容を次の表に示します。このコマンドで使用するパラメタファイルの内容は,コマンドの引数で指定することはできません。
表4-12 パラメタファイルの指定内容(dcmjbrmコマンド)
パラメタファイルの指定内容 | 内容 | 指定の有無 | コマンドの引数 | |
---|---|---|---|---|
タグ | パラメタ | |||
JOB_ATTRIBUTE | job_generator | ジョブ名称 | × | − |
jobno | ジョブ番号 | ◎ | − | |
job_folder | ジョブ格納フォルダパス | × | − | |
unsuspended | 中断中の配布の有無 | × | − |
dcmjbrmコマンド実行時のリターンコードを次の表に示します。
コード | 意味 | 対処 |
---|---|---|
0 | ジョブが削除された,または指定されたジョブがない。 | なし。 |
1 | パラメタファイルをオープンできない,またはファイル形式が不正。 | パラメタファイルの指定または記述形式を確認してください。 |
2 | パラメタファイルに不正な値が指定されている。 | パラメタファイルの値を確認してください。 |
3 | 配布管理システムへの接続でエラーが発生した。 | 配布管理システムのバージョンを確認してください。 |
5 | クライアント,配布管理システム間の通信に失敗した。 | 配布管理システムのセットアップで,通信環境の設定を確認してください。 |
12 | そのほかのエラーが発生した。 | イベントログを参照してください。 |
また,JP1/Baseと連携してJP1/NETM/DMのユーザを管理している場合は,「1.3.3 コマンドを実行するための設定」も合わせて参照してください。
dcmjexeコマンドで実行した,「伝票ファイル0001収集」ジョブを削除する例を次に示します。
dcmjexeコマンドの結果出力ファイルに出力されたジョブ番号を,次のようにパラメタファイルに指定します。
なお,dcmjexeコマンドの結果出力ファイルが保存されていれば,このファイルをパラメタファイルとして指定できます。
** dcmjexe output->dcmjbrm input JOB_ATTRIBUTE{ job_generator= 伝票ファイル0001収集 jobno= JB03121113315383 job_folder= \バッチ定義 }
dcmjexeコマンドを実行したときの,結果出力ファイルがC:\Dmbat\out.txtに保存されている場合,コマンドは次のように指定してください。
dcmjbrm.exe /i C:\Dmbat\out.txt
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