JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)

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4.8 dcmgpmnt.exe(あて先グループへのポリシーの一括反映)

あて先グループにポリシーを一括反映するdcmgpmntコマンドについて説明します。このコマンドは,JP1/NETM/DM Managerの配布管理システムで実行できます。なお,このコマンドでは,パラメタファイルを使用しません。

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) リターンコード
(5) 実行例

(1) 機能

ローカルホスト上の配布管理システム(JP1/NETM/DM Manager)に接続し,作成したポリシーに従って,登録されているホストを一括してあて先グループに振り分けます。

(2) 形式

dcmgpmnt.exe [処理キー] [/LC {ON|OFF}]

(3) 引数

(4) リターンコード

dcmgpmntコマンド実行時のリターンコードを次の表に示します。

コード 意味 対処
0 正常終了,または該当ホストなし。 なし。
2 コマンドの引数に不正な値が指定されている。 コマンドの引数の設定値を確認してください。
3 配布管理システムへの接続でエラーが発生した。 配布管理システムのバージョンを確認してください。
12 そのほかのエラーが発生した。 イベントログを参照してください。
15 ほかのプロセスがデータベースを更新している。 しばらく待ってからコマンドを再実行してください。または更新中のプロセスを確認してください。

また,JP1/Baseと連携してJP1/NETM/DMのユーザを管理している場合は,「1.3.3 コマンドを実行するための設定」も合わせて参照してください。

(5) 実行例

種別が「IPアドレス」および「ユーザインベントリ項目」のポリシーをあて先グループに一括反映する例を次に示します。

dcmgpmnt.exe NETM_IPSCOPE NETM_USERINV