JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
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(1) インストールソフトウェアの適用状況を検索する
インストールソフトウェアの適用状況を確認し,検索結果の一覧からインストールの対象機器を選択します。
例えば,インストールが義務づけられているソフトウェアがインストールされていない機器に,該当するソフトウェアをインストールするように指示できます。
「種別」のプルダウンで「インストールソフトウェア情報」を選択した場合のソフトウェア適用状況画面を次の図に示します。
図10-29 ソフトウェア適用状況画面の[対象機器]タブ(インストールソフトウェア情報)
![[図データ]](FIGURE/ZU088900.GIF)
この場合,パッチ,ウィルス対策ソフトウェア以外のソフトウェアが対象となります。
保存してある検索条件を利用する場合は,[読込]ボタンをクリックして条件を選択します。
新規に検索条件を指定して適用状況を確認し,検索結果の一覧からインストールの対象機器を選択する手順を次に示します。
- 「部署」,「検索範囲」および「検索対象」に,検索条件とするインストールソフトウェアを指定する。
「検索範囲」と「検索対象」は,それぞれ次のように指定してください。
- 検索範囲
インストールしたいソフトウェアの前提となるソフトウェア(例えば,Windows 2000 Professional)を指定してください。
- 検索対象
インストールされているかどうかを知りたいソフトウェア(例えば,Service Pack 4)を指定してください。指定したソフトウェアがインストールされていない機器を検索したい場合は,「指定したソフトウェアがインストールされていない機器を検索する」のチェックボックスをオンにしてください。
条件とするソフトウェアは,[参照]ボタンをクリックして表示される[ソフトウェア検索]ダイアログボックスで,インストールソフトウェアを検索した結果から選択できます。
なお,「検索範囲」および「検索対象」に複数のソフトウェアを指定した場合は,それぞれのソフトウェアがOR条件で検索されます。
- [検索]ボタンをクリックする。
検索が実行され,「検索範囲」に指定したソフトウェアがインストールされていて,「検索対象」に指定したソフトウェアがインストールされている(またはインストールされていない)機器が,検索結果として表示されます。
なお,一度指定した検索条件を保存しておくことで,次回からそれを読み込んで利用できます。保存する際は,検索条件の内容がわかるような名称を指定することをお勧めします。
- 検索結果の一覧で,インストールの対象とする機器のチェックボックスをオンにする。
チェックした機器がソフトウェアのインストール対象となります。なお,チェックできるのはインベントリ情報を取り込んだ機器だけです。
(2) パッチの適用状況を検索する
パッチの適用状況を確認して,パッチを適用する必要がある機器を選択します。
例えば,最新のパッチが適用されていない機器に該当するパッチを配布することで,セキュリティ対策が実施できます。
検索対象は,JP1/NETM/DM Clientがインストールされている機器だけです。
「種別」のプルダウンで「パッチ情報」を選択した場合のソフトウェア適用状況画面を次の図に示します。
図10-30 ソフトウェア適用状況画面の[対象機器]タブ(パッチ情報)
![[図データ]](FIGURE/ZU088910.GIF)
保存してある検索条件を利用する場合は,[読込]ボタンをクリックして条件を選択します。
パッチが未適用の機器を検索して,検索結果の一覧から適用する対象機器を選択する手順を次に示します。
- 「検索するパッチ名」の[追加]ボタンをクリックする。
[パッチ検索]ダイアログボックスが表示されます。
- 必要に応じて条件を指定してパッチを検索する。
条件に一致するパッチが一覧で表示されます。
- 適用状況を確認したいパッチのチェックボックスをオンにして,[決定]ボタンをクリックする。
選択したパッチが「検索するパッチ名」に指定されます。
必ず一つ以上パッチ名を指定してください。
削除する場合は,「検索するパッチ名」で削除したいパッチの[削除]ボタンをクリックします。
- 「適用状態」のプルダウンから「未適用」を選択する。
指定したパッチが適用の機器を検索する場合は「適用」を,適用および未適用の機器の両方を検索する場合は「(空白)」を選択します。
- [検索]ボタンをクリックする。
指定したパッチの少なくとも一つが未適用である機器が,一覧で表示されます。
なお,一度指定した検索条件を保存しておくことで,次回からそれを読み込んで利用できます。保存する際は,条件の内容がわかるような名称を指定することをお勧めします。
- 検索結果の一覧で,適用の対象とする機器のチェックボックスをオンにする。
チェックした機器がパッチを適用する対象となります。なお,チェックできるのはインベントリ情報を取り込んだ機器だけです。
(3) ウィルス対策ソフトウェアの適用状況を検索する
ウィルス対策ソフトウェアやウィルス定義ファイルの適用状況を確認して,必要なソフトウェアや定義ファイルをインストールする機器を選択します。
例えば,最新のウィルス定義バージョンのウィルス対策ソフトウェアがインストールされていない機器に,該当するウィルス対策ソフトウェアを配布することで,ウィルス対策が実施できます。
検索対象は,JP1/NETM/DM Clientがインストールされている機器だけです。
「種別」のプルダウンで「ウィルス定義情報」を選択した場合のソフトウェア適用状況画面を次の図に示します。
図10-31 ソフトウェア適用状況画面の[対象機器]タブ(ウィルス定義情報)
![[図データ]](FIGURE/ZU088920.GIF)
保存してある検索条件を利用する場合は,[読込]ボタンをクリックして条件を選択します。
必要なウィルス対策ソフトウェアやウィルス定義ファイルをインストールしていない機器を検索して,検索結果の一覧からインストールの対象機器を選択する手順を次に示します。
- 検索条件を指定する。
ウィルス対策ソフトウェアは,[参照]ボタンをクリックして表示される[ウィルス定義情報参照]ダイアログボックスで選択できます。「ウィルス対策ソフトウェア名」を指定すると,「ウィルス対策ソフトウェアバージョン」および「エンジンバージョン」も一緒に指定されます。
指定したバージョンのソフトウェアがインストールされていない機器を検索したい場合は,「指定したバージョンのソフトウェアがインストールされていない機器を検索する」のチェックボックスをオンにしてください。
- [検索]ボタンをクリックする。
条件に一致する機器が一覧で表示されます。
なお,一度指定した検索条件を保存しておくことで,次回からそれを読み込んで利用できます。保存する際は,条件の内容がわかるような名称を指定することをお勧めします。
- 検索結果の一覧で,インストールの対象とする機器のチェックボックスをオンにする。
チェックした機器がソフトウェアのインストール対象となります。なお,チェックできるのはインベントリ情報を取り込んだ機器だけです。
(4) インストール先にあて先を指定する
ソフトウェア適用状況画面の[あて先]タブで,あて先グループからインストール先を指定できます。インストール先は,[対象機器]タブでの指定と同時に指定することもできます。[あて先]タブを次の図に示します。
図10-32 ソフトウェア適用状況画面の[あて先]タブ
![[図データ]](FIGURE/ZU088930.GIF)
インストール先を選択する手順を次に示します。
- [追加]ボタンをクリックする。
[あて先グループ一覧]ダイアログボックスが表示されます。すべてのあて先グループが表示されます。
- インストール先に指定したい「あて先グループ」のアンカーをクリックする。
あて先の一覧が表示されたダイアログボックスが表示され,あて先を確認できます。
- [閉じる]ボタンをクリックする。
あて先の一覧が表示されたダイアログボックスが閉じます。
- インストール先に指定したい「あて先グループ」のチェックボックスをオンにして,[決定]ボタンをクリックする。
チェックしたあて先グループが,インストール先として,ソフトウェア適用状況画面の[あて先]タブに表示されます。表示されているすべてのあて先グループが,パッケージをインストールする対象となります。
また,あて先グループは200個まで指定できます。[対象機器]タブでインストールの対象となる機器を選択している場合は,199個まであて先グループを指定できます。
あて先をインストール先から削除したい場合は,そのあて先のチェックボックスをオンにして,[削除]ボタンをクリックしてください。
[あて先]タブを選択した場合,指定したあて先の保存および読み込みはできません。
ソフトウェア適用状況画面の[パッケージ]タブで,キャビネットから,インストールするパッケージを選択します。[パッケージ]タブを次の図に示します。
図10-33 ソフトウェア適用状況画面の[パッケージ]タブ
![[図データ]](FIGURE/ZU089000.GIF)
インストールするパッケージを選択する手順を次に示します。
- [追加]ボタンをクリックする。
[パッケージ選択]ダイアログボックスが表示されます。すべてのキャビネットがツリーで表示されます。
- インストールしたいパッケージが格納されているキャビネットを選択する。
選択したキャビネットに格納されているすべてのパッケージが表示されます。
- インストールしたいパッケージのチェックボックスをオンにして,[決定]ボタンをクリックする。
選択したパッケージが,インストールするパッケージとして,ソフトウェア適用状況画面の[パッケージ]タブに表示されます。表示されているすべてのパッケージが,機器にインストールする対象となります。
なお,一度にインストールできるパッケージの数は100個までです。パッケージをインストール対象から削除したい場合は,そのパッケージのチェックボックスをオンにして,[削除]ボタンをクリックしてください。
また,一度選択したパッケージの条件を保存しておくことで,次回からそれを読み込んで利用できます。保存する際は,パッケージの内容がわかるような名称を指定することをお勧めします。
ソフトウェア適用状況画面の[対象機器]タブでチェックした機器に対して,[パッケージ]タブに表示されているパッケージのインストールを実行します。
ソフトウェア適用状況画面で,インストールを実行する手順を次に示します。
- [実行]ボタンをクリックする。
次の図に示す[インストール実行]ダイアログボックスが表示されます。
図10-34 [インストール実行]ダイアログボックス
![[図データ]](FIGURE/ZU089100.GIF)
- ジョブ名,インストール種別,およびパッケージ属性を設定する。
それぞれの設定方法を次に示します。
- ジョブ名
任意の名称を指定できます。指定できる値は,1〜32バイトの文字です。ただし,次に示す記号およびスペースは使用できません。
「\」「/」「*」「"」「:」「'」「!」「|」「.」「<」「>」「?」「,」「;」「{」「}」
指定を省略した場合は,インストール種別の選択に従って,次の表に示す形式でジョブ名が設定されます。
表10-2 設定されるジョブ名の形式
インストール種別 |
設定されるジョブ名の形式 |
パッケージのインストール |
「NETM_INSTALL実行日時」 |
クライアントユーザによるインストール |
「NETM_USERINST実行日時」 |
- インストール種別
実行するインストールの種別(ジョブ種別)を,次の2種類から選択します。デフォルトは「パッケージのインストール」です。
パッケージのインストール
管理者の指示で,対象機器にパッケージを一括してインストールします。
クライアントユーザによるインストール
パッケージをインストールする許可を対象機器に与えます。機器を使用するユーザが,任意のタイミングでパッケージをインストールできます。
- パッケージ属性
インストールするパッケージと同一のパッケージがインストール対象の機器にすでにインストールされていた場合に,上書きインストールするかどうかを選択します。デフォルトは「パッケージの属性に従う」です。上書きインストールしたいときは,「上書きインストールする」を選択してください。
- [実行]ボタンをクリックする。
設定した内容に従って,対象機器にパッケージをインストールするジョブが作成,実行されます。作成されたジョブは,ジョブ格納フォルダに格納されます。
なお,同じ名称のジョブは連続して実行しないでください。連続して実行するとエラーになることがあります。同じ名称のジョブを実行したい場合は,1分以上間隔を置いて実行してください。
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