JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
(1) ジョブ削除の流れ
上位システムでジョブの削除操作をした場合,そのジョブがすでに下位システムに転送されていたときは,下位システムにダウンロードされたジョブも連携して削除されます。ジョブを削除したときの流れを次の図に示します。
図8-50 ジョブを削除したときの流れ
![[図データ]](FIGURE/JOB0530.GIF)
- 配布管理システムでジョブAを削除する。
[ジョブ実行状況]ウィンドウで削除中のジョブを表示する場合,削除対象のジョブAは「(削除中)」と表示されます。
- 中継するシステムに転送されていたジョブAが削除される。
さらに下位のシステムにジョブAが転送されているので,[ジョブ実行状況]ウィンドウでは「(削除中)」と表示されたままです。
- クライアントに転送されていたジョブAが削除される。
システム全体でジョブAを削除完了したことが配布管理システムに通知され,[ジョブ実行状況]ウィンドウからジョブAの表示が消えます。
(2) ジョブの削除方法
[ジョブ実行状況]ウィンドウでジョブを削除する方法を次に示します。一度削除すると,元に戻すことはできません。フォルダを削除したときは,フォルダ内のジョブおよび下位のフォルダも削除されます。
- [ジョブ実行状況]ウィンドウをアクティブにし,削除するフォルダ,またはジョブを選択する。
選択したフォルダ,またはジョブが反転表示されます。
- [編集]−[削除]を選択する。
削除を確認するダイアログボックスが表示されます。[キャンセル]ボタンをクリックすると,削除しないでダイアログボックスを閉じます。
(3) ジョブを削除するときの注意事項
ジョブを削除するときの注意事項を次に示します。
- [スケジュール]パネルで実行日時を設定したジョブは,[ジョブ実行状況]および[ジョブ定義]ウィンドウの両方に表示されます。このジョブを,設定した日時以前に削除する場合,[ジョブ実行状況]ウィンドウだけでなく,[ジョブ定義]ウィンドウからも削除する必要があります。
- 削除中のジョブに対してさらに削除操作をすると,中継するシステムまたはクライアントでジョブが削除されるのを待たないで強制削除します。また,強制削除のタイミングによっては,中継するシステムまたはクライアントにジョブの削除が指示される前に配布管理システムのジョブが強制削除されることがあります。この場合,中継するシステムまたはクライアントに送信されたジョブは,削除されないで実行されることがあります。中継するシステムまたはクライアントにジョブの削除が指示されているかどうかは,ジョブの詳細情報で表示される保守コードの数値で確認できます。
- 保守コードの左から3〜4番目が「10」の場合
ジョブの削除が指示されている。
- 保守コードの左から3〜4番目が「20」の場合
ジョブの削除が指示されていない。
- 配布先システムのセットアップの[通知ダイアログ]パネルで,「ジョブエラー時のダイアログ」チェックボックスをオンにしている場合,実行状態が実行待ちまたは通信エラーのジョブを削除すると,配布先システムでエラーダイアログボックスが表示される場合があります。
- 定期的にインベントリ情報を取得するジョブは,クライアントで一度ジョブが実行されると,実行状態が「正常終了」と表示されます。
この状態のジョブを[ジョブ実行状況]ウィンドウから削除すると,ジョブの削除と連携して,クライアントからの定期的なインベントリ情報の取得ができなくなります。
- 「クライアントユーザによるインストール」ジョブを[ジョブ実行状況]ウィンドウから削除すると,ジョブの削除と連携して,パッケージセットアップマネージャのパッケージ一覧からもパッケージが削除されます。
- リレーショナルデータベースにMicrosoft SQL Serverを使用している場合,ジョブを削除すると,次の表に示すイベントがアプリケーションログに出力されることがありますが,対処は不要です。
項番 |
ソース |
種類 |
イベントID |
説明 |
1 |
MSSQLSERVER |
エラー |
17052 |
エラー:7105,レベル:22 |
2 |
NETM/DM |
エラー |
10004 |
RDBMSとの通信でエラーが発生しました。 |
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2013, Hitachi, Ltd.
Copyright, patent, trademark, and other intellectual property rights related to the "TMEng.dll" file are owned exclusively by Trend Micro Incorporated.