JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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8.1 ジョブの作成,実行手順

リモートインストールやリモートコレクトなどの機能を実行する場合は,リモートインストールマネージャで,実行内容を指示するジョブを作成,実行します。ジョブ実行後は,ジョブの実行状況や実行結果を確認し,実行結果に応じた対処をしてください。

ジョブの作成,実行の操作の流れを次に示します。

  1. ジョブを作成する。
    ジョブは,[ジョブの作成]ダイアログボックスで作成します。ジョブの名称,ジョブのあて先,ジョブの実行条件などを指定します。ジョブの作成方法については,「8.2 ジョブを作成する」を参照してください。
    ジョブの作成時に使用する画面は,デフォルト値を変更したり,項目の表示順を変更したりするなどのカスタマイズができます。カスタマイズの方法については,「8.6 ジョブを作成する画面をカスタマイズする」を参照してください。

    図8-1 [ジョブの作成]ダイアログボックス

    [図データ]

    作成したジョブは保存できます。保存したジョブを編集して使用すれば,同じようなジョブを何度でも簡単に実行できます。ジョブは,[ジョブ定義]ウィンドウで,「フォルダ」という単位で保存されます。ジョブの保存方法については,「8.3 ジョブを実行,保存する」を参照してください。

    図8-2 [ジョブ定義]ウィンドウ

    [図データ]

  2. ジョブを実行する。
    ジョブ作成時の指定で,ジョブ作成後,すぐに実行するか,日時を指定して実行することができます。ジョブの実行タイミングは,[スケジュール]パネルで設定できます。

    図8-3 [スケジュール]パネル

    [図データ]

    ジョブの実行方法については,「8.3.1 ジョブの実行と保存」を参照してください。
    クライアントのインベントリ情報を取得するジョブの場合,クライアントで定期的に実行させる実行間隔を設定できます(ジョブの定期実行)。定期的なインベントリ情報の取得については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.2.5 インベントリ情報の取得方法」を参照してください。
  3. 実行結果を確認する。
    ジョブの実行状況や実行結果は,[ジョブ実行状況]ウィンドウで確認できます。[ジョブ実行状況]ウィンドウでは,実行したジョブの状況が,フォルダやジョブごとに階層的に表示されます。左枠にはフォルダやジョブなどの階層構造が,右枠には左枠で選択した階層内の情報(実行状況や実行状態など)が表示されます。ジョブの実行結果の確認方法については,「8.4 ジョブの実行状況を確認する」を参照してください。

    図8-4 [ジョブ実行状況]ウィンドウ

    [図データ]

  4. 実行結果に応じて対処する。
    [ジョブ実行状況]ウィンドウでジョブの実行結果を確認し,正常にジョブが終了した場合は,そのジョブを削除してください。正常にジョブが終了しなかった場合は,そのあて先に再度ジョブを実行する必要があります。ジョブの再実行は,[ジョブの再実行]ダイアログボックスで指示できます。

    図8-5 [ジョブの再実行]ダイアログボックス

    [図データ]

    また,中継システムに障害が発生したため,配下のクライアントでジョブが実行できない場合は,別の中継システムを使用してジョブを実行することもできます。分割配布中のジョブがある場合は,転送していない残りのパッケージを一括して転送することで,分割配布を強制的に完了することもできます。
    このような,ジョブの削除や再実行といった対処の方法については,「8.5 ジョブの実行結果を確認したあとの対処」を参照してください。