JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
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「ソフトウェア情報の取得」ジョブを作成するとき,[ジョブの作成]ダイアログボックスの[オプション]パネルで,ソフトウェア情報を取得する対象となるソフトウェアを設定します。次に,[オプション]パネルで設定する項目について説明します。
図3-16 [オプション]パネル
![[図データ]](FIGURE/INV0140.GIF)
- 検索対象ソフトウェア
- ソフトウェア情報取得の対象となるソフトウェアを設定します。
- 次に示す項目を選択できます。
- JP1/NETM/DMでインストールしたソフトウェアを検索
- すべてのソフトウェアを検索
- アプリケーションの追加と削除のソフトウェアを検索
- ファイルを検索
- Microsoft Office製品を検索
- ウィルス対策製品を検索
- それぞれの項目で取得できる情報の詳細については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.2.2(1) 取得できるソフトウェア情報」を参照してください。
- インベントリビューアで,Microsoft Office製品またはウィルス対策製品の情報を条件にホストの台数を集計したい場合は,「Microsoft Office製品を検索」または「ウィルス対策製品を検索」を選択して,情報を取得しておいてください。
- 検索リスト
- 「検索対象ソフトウェア」で「すべてのソフトウェアを検索」を選択した場合,検索に使用するソフトウェア検索リストを選択できます。
- ソフトウェア検索リストを使用する場合,マネージャに保存されている検索リスト,またはクライアントに保存されている検索リストのどちらを使用するか選択します。
- マネージャに保存されている検索リストを使用して検索を実行すると,実行先のクライアントに検索リストが送付され,クライアントに保存されている検索リストが上書きされます。前回と同じ検索リストを使用して検索を実行したい場合は,クライアントに保存されている検索リストを使用することもできます。
- 選択できる項目を次に示します。デフォルトは,「クライアントに存在する検索リスト」です。
- クライアントに存在する検索リスト
前回と同じ検索リストを使用してソフトウェアを検索します。
- 標準検索リスト
マネージャに保存されている標準検索リストに登録されているソフトウェアの情報だけを取得したい場合に選択します。
- ユーザ指定検索リスト
マネージャに保存されているユーザ指定検索リストに登録されているソフトウェアの情報だけを使用したい場合に選択します。[参照]ボタンをクリックして,使用するユーザ指定検索リストを指定してください。
なお,ユーザ指定検索リストは,あらかじめ作成しておく必要があります。
- 標準検索リストとユーザ指定検索リスト
マネージャに保存されている両方の検索リストに登録されているソフトウェアの情報を取得したい場合に選択します。[参照]ボタンをクリックして,使用するユーザ指定検索リストを指定してください。
なお,ユーザ指定検索リストは,あらかじめ作成しておく必要があります。
- 使用しない
検索リストを使用しないで検索を実行したい場合に選択します。
この項目を選択してジョブを実行したときは,実行先のクライアントに保存されている検索リストがすべて削除されます。
次回以降の検索で検索リストを使用したいときは,マネージャに保存されている検索リストを使用して検索を実行してください。
- なお,検索リストを使用して定期的にソフトウェア情報を取得する運用では,使用する検索リストが異なると取得する情報も異なってしまうので,[ジョブの作成]ダイアログボックスをカスタマイズして,毎回使用する検索リストをデフォルトにしておくことをお勧めします。
- [ジョブの作成]ダイアログボックスのカスタマイズについては,「8.6.2 [ジョブの作成]ダイアログボックスのカスタマイズ」を参照してください。
- 検索対象ドライブ
- 検索対象ソフトウェアとして「すべてのソフトウェアを検索」,または「ファイルを検索」を選択した場合に,検索の対象とするドライブを次のうちから選択します。
- 全固定ドライブ
- 全固定ドライブとネットワークドライブ
- 検索対象ドライブを指定
- なお,Windows NTのクライアントに対してジョブを実行する場合,アクセス権のないドライブのソフトウェア情報は取得できません。
- また,ネットワークドライブについては,クライアントのOSの種類に応じて次に示す制限があります。
- Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,Windows Vistaの場合
ネットワークドライブのソフトウェア情報は取得できません。
- Windows 98,Windows Meの場合
クライアントがログオフ状態のときは,ネットワークドライブのソフトウェア情報を取得できません。
- Windows NT 4.0,Windows XP,Windows 2000,Windows Server 2003の場合
「ソフトウェア情報の取得」ジョブを,クライアントの[ジョブ実行]アイコンを使用して実行する場合,またはパッケージセットアップマネージャの使用中に実施されるポーリングで実行する場合で,クライアントセットアップの設定とログオンユーザの組み合わせが次に示す項番1〜3のどれかを満たすときにだけ,ネットワークドライブのソフトウェア情報を取得できます。
項番 |
クライアントセットアップの設定とログオンユーザの組み合わせ |
1 |
- [クライアント常駐・ポーリング]パネルの「クライアントを常駐する」チェックボックスがオン
- [権限]パネルの「一般ユーザ権限で使用する」チェックボックスがオン
- Administrator権限のユーザでログオン
|
2 |
- [クライアント常駐・ポーリング]パネルの「クライアントを常駐する」チェックボックスがオフ
- [権限]パネルで,「一般ユーザ権限で使用する」チェックボックスがオン,かつ「非常駐でジョブ実行またはパッケージセットアップマネージャを使用する」チェックボックスがオフ
- 任意のユーザでログオン
|
3 |
- [権限]パネルの「一般ユーザ権限で使用する」チェックボックスがオフ
- JP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールしたユーザでログオン
|
- ドライブ指定
- 検索対象ドライブとして「検索対象ドライブを指定」を選択した場合に,ドライブ名を設定します。ドライブ名には,A〜Zのアルファベット,および1〜9の数字が使用できます。複数のドライブ名を指定する場合は,間を「;」で区切って指定します。
- [ファイル検索の詳細]ボタン
- 検索対象ソフトウェアとして「ファイルを検索」を選択した場合に,活性化されます。このボタンをクリックすると,[ファイル検索の詳細]ダイアログボックスが表示されます。
- <この項の構成>
- (1) [ファイル検索の詳細]ダイアログボックス
[ジョブの作成]ダイアログボックスの検索対象ソフトウェアとして「ファイルを検索」を選択し,[ファイル検索の詳細]ボタンをクリックすると表示される[ファイル検索の詳細]ダイアログボックスについて説明します。
図3-17 [ファイル検索の詳細]ダイアログボックス
![[図データ]](FIGURE/INV0150.GIF)
- 検索対象
- ファイルを検索する範囲を設定します。
- 検索対象ディレクトリ
- 検索対象ディレクトリは配布管理システムへ検索結果を通知する範囲を設定します。
- 検索処理は検索対象ドライブで指定したドライブの全ディレクトリに対して実行します。
- 検索処理に関してディレクトリは制限できません。
- 検索対象ディレクトリには,半角で1,024文字まで設定できます。ドライブ名がないディレクトリも設定できます。ディレクトリ名の前に「:\」を付けると,ドライブ直下のディレクトリを示します。
- 複数のディレクトリを設定する場合は,間を「;」で区切って設定します。「*」および「?」は設定できません。
- 検索対象ファイル
- 任意のファイルを検索
検索対象とするファイル名を設定します。半角で32,766文字(全角で16,383文字)まで設定できます。複数のファイルを設定する場合は,間を「;」で区切って設定します。
(例)*.exe;*.dll
ディレクトリやドライブは,設定できません。ファイル名,または拡張子に「*」は設定できますが,「?」は設定できません。また,「*.*」は設定できません。
- 辞書で管理対象に設定したファイルを検索
ソフトウェアインベントリ辞書で管理対象に設定したソフトウェアのファイル名をキーにして検索できます。ファイル名以外の情報(ファイルサイズ,更新日時など)をキーにした検索はできません。また,ソフトウェアインベントリ辞書にソフトウェアが一つもない場合,またはソフトウェアインベントリ辞書に管理対象に設定したソフトウェアが一つもない場合,この機能は使用できません。
なお,この機能を使用するジョブを定義したあとで,ソフトウェアインベントリ辞書を変更した場合,変更した内容はジョブの定義には反映されません。再度ジョブを定義し直してください。
- 検索除外
- ファイル検索から除外する範囲を設定します。
- 検索除外ディレクトリ
- 検索対象から外すディレクトリを設定します。設定した文字列を含むディレクトリをすべて除外します。
- 検索除外ディレクトリには,半角で1,024文字まで設定できます。ドライブ名がないディレクトリも設定できます。ディレクトリ名の前に「:\」を付けると,ドライブ直下のディレクトリを示します。また,次に示す環境変数を設定できます。
環境変数 |
内容 |
%NETMDMP% |
JP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ),またはJP1/NETM/DM Clientがインストールされているディレクトリ |
%WINDOWS% |
Windowsがインストールされているディレクトリ |
%SYSTEM% |
Windowsがインストールされているディレクトリ下のSystemまたはSystem32ディレクトリ※ |
注※ ジョブのあて先のOSがWindows 98またはWindows Meの場合にSystemになり,それ以外のOSの場合はSystem32になります。
- 複数のディレクトリを設定する場合は,間を「;」で区切って設定します。「*」および「?」は設定できません。
- デフォルトの「%WINDOWS%;:\Recycled\;:\Recycle\;:\Recycler\」は,Windowsがインストールされているディレクトリ,およびごみ箱を除外します。
- 検索除外ファイル
- 任意のファイルを除外
検索対象から外すファイルを設定します。複数のファイルを設定する場合は,間を「;」で区切って設定します。
ディレクトリやドライブは,設定できません。ファイル名,または拡張子に「*」は設定できますが,「?」は設定できません。
- 辞書で管理対象外に設定したファイルを除外
ソフトウェアインベントリ辞書で管理対象外に設定したソフトウェアのファイル名を一括して検索除外ファイルとして設定します。
- ソフトウェアインベントリをリフレッシュする
- 取得したソフトウェアインベントリ情報をすべて更新するかどうかを設定します。リフレッシュする設定の場合は,ジョブ実行のタイミングが即時実行のとき,および定期実行の初回の情報取得時にすべてのソフトウェアインベントリ情報を更新します。リフレッシュしない設定の場合は,差分の情報を取得します。
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