JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
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(1) Windows NTのクライアントの場合
Windows NTのクライアントの場合,ネットワークドライブまたはアクセス権のないドライブに関するシステム情報の取得はできません。
(2) バージョンアップ時のレジストリ情報の取得
JP1/NETM/DM 06-00より前のバージョンからJP1/NETM/DM 06-00以降にバージョンアップした場合,レジストリ情報が取得できなくなることがあります。レジストリ情報の取得の前に,再度レジストリ取得項目を転送してください。
(3) 「変更部分の情報を取得する」を指定する場合
「変更部分の情報を取得する」を指定した「システム情報の取得」ジョブを実行して取得したシステム情報を管理する場合,運用中にシステム構成を変更したり,ジョブを実行する経路を変更したりすると,システム内のマネージャ,中継マネージャ,または中継システムで取得するシステム情報に不整合が発生することがあります。
このことを回避するため,次の事項にご注意ください。
- JP1/NETM/DMのバージョンについて
- JP1/NETM/DM 06-71以降の中継マネージャや中継システムで「変更部分の情報を取得する」を指定して「システム情報の取得」ジョブを実行する場合,上位システムもJP1/NETM/DM 06-71以降に合わせる必要があります。
- 中継マネージャや中継システムは取得したシステム情報を上位システムに通知しますが,JP1/NETM/DM 06-53以前の上位システムでは「変更部分の情報を取得する」を指定した「システム情報の取得」ジョブに対応していないため,システム情報に不整合が発生することがあります。
- セットアップの設定について
- システム構成の自動登録機能を使う環境では,各ホストのセットアップに次の設定が必要です。
- マネージャの場合
- サーバのセットアップ項目の[システム構成関連]パネルの「システム構成情報を自動反映する」チェックボックスをオンにしてください。
- 中継マネージャの場合
- サーバのセットアップ項目
[システム構成関連]パネルの「システム構成情報を自動反映する」チェックボックスをオンにしてください。
- 中継マネージャのセットアップ項目
詳細設定の[通信関連]パネルの「インベントリ情報も通知する」チェックボックスをオンにしてください。
- 中継システムの場合
- 中継システムのセットアップ項目で基本設定の[システム構成関連]パネルの「システム構成情報を自動反映する」チェックボックスをオンにしてください。
- 中継システムのセットアップ項目で詳細設定の[通信関連]パネルの「インベントリ情報も通知する」チェックボックスをオンにしてください。
- クライアントの場合
- クライアントのセットアップ項目の[接続先]パネルの「インベントリ情報も通知する」チェックボックスをオンにしてください。
- システム構成の変更時
- 次の操作によってシステム構成を変更した場合,「すべての情報を取得する」を指定して「システム情報の取得」ジョブを実行し,追加または変更したあて先からシステム情報を取得してください。
- 「システム構成情報の取得」ジョブを実行した場合
- リモートインストールマネージャ上で,あて先を追加または経路を変更した場合
- 「システム情報の取得」ジョブ実行時
- 中継システムの障害などによって,一時的にシステム構成とは異なる経路でシステム情報を取得した場合,システム復旧後に「すべての情報を取得する」を指定して「システム情報の取得」ジョブを実行してください。
- 中継マネージャまたは中継システムがインストールされているPCのシステム情報を取得する場合,「システム情報の取得」ジョブのあて先として,中継マネージャまたは中継システム自身ではなく,同じPC上のクライアントを指定してください。
(4) 中継するシステムまたはクライアントのOSがWindows NTの場合
中継するシステムまたはクライアントのOSがWindows NTの場合,管理者権限のないユーザが「システム情報の取得」ジョブを実行すると,WMIで取得している一部のシステム情報が取得できない場合があります。
(5) 共通の注意事項
- クライアントのハードウェアの環境によっては,システム情報が正しく取得できない場合があります。
- システム情報の取得に時間が掛かる場合があります。
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