JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
パッケージング時の注意事項を次に示します。
- キャビネットは,1,296個まで作成できます。一つのキャビネットには,最大256個のパッケージを登録できます。
- 一度にパッケージングできるファイルまたはディレクトリについては,最大で65,531個までです。詳細については,マニュアル「運用ガイド2」の「7.2.3 メッセージ一覧」内の「KDSF0123-E」メッセージ注釈欄を参照してください
- 一度キャビネットに保管されたパッケージは,名前を変更したり,ほかのキャビネットに移したりはできません。
- パッケージ容量の上限は2ギガバイトです。パッケージ容量が2ギガバイトを超えないようにファイルをパッケージングしてください。
- 更新日時およびアクセス日時が1970年〜2037年以外のファイルは,パッケージングの対象としないでください。
- パッケージングするファイルまたはディレクトリが,ほかのアプリケーションで使用中の場合,パッケージングが失敗することがあります。
- 複数のディレクトリ下のファイルを一度にパッケージングできません。
- 圧縮ファイルなどのファイル形式の他社ソフトウェアをパッケージングする場合は,ディレクトリを作成し,パッケージングしたいファイルを中にコピーしてから,そのディレクトリを指定してパッケージングしてください。
- 複数のFDに格納されているユーザデータをパッケージングする場合は,一度ハードディスク上にコピーしてから,そのディレクトリまたはファイルを指定してパッケージングしてください。
- 他社ソフトウェアなど,インストールするFDの順序が決まっているソフトウェアをパッケージングする場合,FDの挿入順序を間違えると,配布後の組み込み処理で失敗します。
- パッケージング時に指定するレコーダファイル格納ディレクトリには,レコーダファイル以外のファイルは作成しないでください。
- ユーザの作成したインストールスクリプトに文法エラーがあっても,パッケージングではチェックされません。リモートインストールを実行したときにインストールが失敗します。
- インストール時にCDキーを入力する他社ソフトウェアのCDキーは,[セットアップ情報設定]パネルの「シリアルナンバー」の欄に入力してください。
- 異なるキャビネット識別IDでキャビネット名が重複すると,キャビネットの管理が難しくなるため,キャビネット名とキャビネット識別IDは1対1になるように設定してください。また,同一キャビネット内では,パッケージ名とパッケージ識別IDが1対1になるようにしてください。
- UNIXクライアント用のパッケージを作成する場合は,次の点に注意してください。
- インストール先ディレクトリは,半角64文字を超えない範囲で指定してください(ドライブ名および「:」を含む)。
半角64文字を超えた場合,配布したパッケージはルートディレクトリの直下にインストールされます。
- 世代番号は,指定しないか,または4けたで指定してください。1〜3けたで指定すると,登録したパッケージの配布が世代番号の不正エラーとなって失敗します。
- パッケージングするファイルまたはディレクトリの名称に,スペース,( )[ ]{ }で囲んだ文字列,および次の半角文字は使用できません。
「$」「!」「*」「?」「;」「&」「"」「'」「‘」「^」「\」「|」「<」「>」
- UNIX版のパッケージャ(資源登録システム)から,Windows版の中継システムを経由してパッケージング(資源登録)することはできません。この場合,資源登録コマンドに指定した「-hオプション(ホスト名)」は無効になり,Windows版の中継システムにパッケージング(資源登録)されます。
- [パッケージ]ウィンドウでは,UNIX版のパッケージャで登録したキャビネットおよびパッケージは削除できません。
- 日立統合CD-ROMから直接パッケージングする場合は,パッケージャのファイルウィンドウでCD-ROMがマウントしてあるドライブのルートディレクトリを指定してください。このようにすると[実行]メニューから[パッケージング]選択時にリモートインストール対象製品一覧が表示されます。この一覧からリモートインストールしたい製品を選択してパッケージングするようにしてください。日立統合CD-ROMのルートディレクトリ以外のディレクトリを指定してパッケージングすると,リモートインストールに失敗します。
- 配布管理システム,中継するシステムでキャビネット識別ID,パッケージ識別ID,バージョン/リビジョン,世代番号が重複しないようにパッケージの命名規則を取り決めてパッケージングして下さい。
- 中継するシステムにパッケージを転送する場合
キャビネット識別ID,パッケージ識別ID,バージョン/リビジョン,および世代番号が同じパッケージがすでに中継するシステムに存在する場合,異なるソフトウェアのパッケージでも保管済みと判断され,パッケージが転送されません。
- クライアントにリモートインストールする場合
パッケージ識別ID,バージョン/リビジョン,および世代番号が同じパッケージがすでにインストールされている場合,異なるソフトウェアのパッケージでもインストール済みと判断され,インストールされません。
キャビネット識別ID,パッケージ識別ID,バージョン/リビジョン,および世代番号が同一のパッケージが存在する場合,ジョブ作成時に[インストール条件の変更]ダイアログボックスの「同じパッケージがあったら上書き」を設定することでパッケージの転送,インストールを行う事ができます。
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