JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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2.5.7 不正操作の通知

クライアントPCでの不正操作を検知した場合,管理者にアラートしてJP1イベントを通知できます。

<この項の構成>
(1) 操作が抑止されているデバイスが接続されたことをアラートイベントで通知する
(2) ソフトウェアの起動が抑止されたことをアラートイベントで通知する
(3) 印刷が抑止されたことをアラートイベントで通知する
(4) 不正操作を通知する場合の注意事項

(1) 操作が抑止されているデバイスが接続されたことをアラートイベントで通知する

操作が抑止されているデバイスがクライアントPCに接続された場合,アラートとしてJP1イベントの稼働監視不正デバイス接続アラートイベントを通知できます。また,クライアントのバージョンが09-10の場合は,操作が抑止されているUSB接続メディアがクライアントPCに接続されたときだけJP1イベントを通知できます。ただし,クライアントのバージョンが09-01以前の場合は,アラートイベントは通知されません。

稼働監視不正デバイス接続アラートイベントを通知する場合は,次のとおり設定してください。中継マネージャおよび中継システムでの設定については,「(4) 不正操作を通知する場合の注意事項」を参照してください。

また,このJP1イベントで出力される情報については,マニュアル「運用ガイド2」の「2.2.2 JP1イベントの属性」を参照してください。

配布管理システムまたは中継マネージャ
  • サーバセットアップで[イベントサービス]パネルの「イベントサービス機能を使用する」チェックボックスおよび「稼働監視不正操作イベント」チェックボックスをオン
    [イベントサービス]パネルの詳細については,マニュアル「構築ガイド」の「4.2.11 [イベントサービス]パネル」を参照してください。
  • [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(稼働監視結果のアップロード)の「抑止イベントを即時通知する」チェックボックスをオン
    [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(稼働監視結果のアップロード)の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「6.2.4 稼働監視結果のアップロードの設定」を参照してください。
クライアントのバージョンが09-10の場合
  • [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(外部メディア操作のログ取得および抑止の設定)の「指定したメディアを抑止対象から除外する」チェックボックスをオン
    [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(外部メディア操作のログ取得および抑止の設定)の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「6.2.10 外部メディア操作のログ取得および抑止の設定」を参照してください。
クライアントのバージョンが09-12以降の場合
  • [制御設定]ダイアログボックスの「使用を抑止する」チェックボックスおよび「アラートする」チェックボックスをオン
    [制御設定]ダイアログボックスの詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「6.2.11 デバイス操作のログ取得および抑止の設定」を参照してください。
(a) 稼働監視不正デバイス接続アラートイベントを通知する場合の注意事項

クライアントのバージョンが09-10の場合の注意事項

クライアントのバージョンが09-12以降の場合の注意事項

(2) ソフトウェアの起動が抑止されたことをアラートイベントで通知する

クライアントによるソフトウェアの起動が抑止された場合,アラートとしてJP1イベントの稼働監視ソフトウェア起動抑止アラートイベントとして通知できます。ただし,クライアントのバージョンが09-12以前の場合は,アラートイベントは通知されません。

稼働監視ソフトウェア起動抑止アラートイベントを通知する場合は,次のとおり設定してください。中継マネージャおよび中継システムでの設定については,「(4) 不正操作を通知する場合の注意事項」を参照してください。

また,このJP1イベントで出力される情報については,マニュアル「運用ガイド2」の「2.2.2 JP1イベントの属性」を参照してください。

ソフトウェアの起動を抑止できなかった場合,稼働監視ソフトウェア起動抑止アラートイベントは通知されません。ソフトウェアの起動を抑止できない場合の詳細については,「2.5.3 ソフトウェアの起動抑止」を参照してください。

配布管理システムまたは中継マネージャ
  • サーバセットアップで[イベントサービス]パネルの「イベントサービス機能を使用する」チェックボックスおよび「稼働監視不正操作イベント」チェックボックスをオン
    [イベントサービス]パネルの詳細については,マニュアル「構築ガイド」の「4.2.11 [イベントサービス]パネル」を参照してください。
  • [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(稼働監視結果のアップロード)の「抑止イベントを即時通知する」チェックボックスをオン
    [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(稼働監視結果のアップロード)の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「6.2.4 稼働監視結果のアップロードの設定」を参照してください。
  • [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(監視対象プログラムの設定)の「監視対象プログラム一覧」で起動を抑止したいソフトウェアの「動作」を「抑止」に設定
    [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(監視対象プログラムの設定)の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「6.2.6 監視対象プログラムの設定」を参照してください。

(3) 印刷が抑止されたことをアラートイベントで通知する

クライアントによる印刷操作が抑止された場合,アラートとしてJP1イベントの稼働監視印刷抑止アラートイベントとして通知できます。ただし,クライアントのバージョンが09-12以前の場合は,アラートイベントは通知されません。

稼働監視印刷抑止アラートイベントを通知する場合は,次のとおり設定してください。中継マネージャおよび中継システムでの設定については,「(4) 不正操作を通知する場合の注意事項」を参照してください。

また,このJP1イベントで出力される情報については,マニュアル「運用ガイド2」の「2.2.2 JP1イベントの属性」を参照してください。

印刷を抑止できなかった場合,稼働監視印刷抑止アラートイベントは通知されません。印刷を抑止できない場合の詳細については,「2.5.4(3) 印刷を抑止する場合の注意事項」を参照してください。

配布管理システムまたは中継マネージャ
  • サーバセットアップで[イベントサービス]パネルの「イベントサービス機能を使用する」チェックボックスおよび「稼働監視不正操作イベント」チェックボックスをオン
    [イベントサービス]パネルの詳細については,マニュアル「構築ガイド」の「4.2.11 [イベントサービス]パネル」を参照してください。
  • [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(稼働監視結果のアップロード)の「抑止イベントを即時通知する」チェックボックスをオン
    [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(稼働監視結果のアップロード)の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「6.2.4 稼働監視結果のアップロードの設定」を参照してください。
  • [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(印刷操作のログ取得および抑止の設定)の「印刷を抑止する」チェックボックスをオン
    [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(印刷操作のログ取得および抑止の設定)の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「6.2.9 印刷操作のログ取得および抑止の設定」を参照してください。

(4) 不正操作を通知する場合の注意事項