JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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2.5.4 印刷の抑止

クライアントでの印刷を抑止して,機密情報の流出を防止できます。

印刷を抑止されているクライアントPCでは,印刷しようとしても,印刷が禁止されていることを示すメッセージが表示されて,印刷できなくなります。したがって,印刷を抑止する場合は,あらかじめクライアントに対して印刷できなくなることを知らせることをお勧めします。なお,ポリシーが適用されて印刷が抑止されると,クライアントのPCのタスクトレイにアイコンが表示されて,印刷できない状態であることを知らせます。

印刷抑止の概要を次の図に示します。

図2-23 印刷抑止の概要

[図データ]

<この項の構成>
(1) クライアントのOSの前提条件
(2) 印刷を抑止できるプリンタ種別
(3) 印刷を抑止する場合の注意事項

(1) クライアントのOSの前提条件

印刷を抑止できる,クライアントのOSを次に示します。

クライアントのOSがWindows 98およびWindows Meの場合は,サポート対象外です。

(2) 印刷を抑止できるプリンタ種別

印刷を抑止できるプリンタ種別を次の表に示します。

表2-24 印刷を抑止できるプリンタ種別

プリンタ種別 使用するポート 印刷抑止
ローカルプリンタ LPTポート
ローカルポート
USBポート
Fileポート ×
TCP/IPポート
LAN Managerポート ×
ネットワーク共有プリンタ,またはほかのPCに接続されているプリンタ
インターネットプリンタ ×
仮想プリンタ
(凡例)
○:使用できる
×:使用できない
−:該当なし
注※
一部の仮想プリンタでは,印刷抑止ができない場合があります。

ネットワーク共有プリンタの場合の前提条件

(3) 印刷を抑止する場合の注意事項

仮想化環境の場合の注意事項

仮想化環境で印刷を抑止する場合の注意事項を次に示します。