JP1/Advanced Shell

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10.2.3 トレースログ

トレースログは,トラブルが発生した場合にトラブル発生の経緯を調査したり,各処理の処理時間を測定したりするために採取するログ情報です。

トレースログは,環境ファイルのTRACE_DIRパラメーターで指定したディレクトリ下のAdshTrace_n.log(nは面数)に出力されます。ファイル面数はTRACE_FILE_CNTパラメーター,ファイルサイズはTRACE_FILE_SIZEパラメーターで指定します。

トレースログは,次の5種類がありますが,環境設定パラメーターで指定して変更できるのは,先頭の2種類です。記載しているトレースログの出力先は,デフォルト値を示します。

注意事項
  • トレースログファイルは,TRACE_FILE_CNTパラメーターで指定した面数のファイルを順番にラップアラウンドして使用します。
  • 複数のユーザーが同じファイルにトレースログを出力している場合には,TRACE_FILE_CNTとTRACE_FILE_SIZEは,それぞれ,より大きい値を指定したユーザーの指定が有効になります。
    また,環境ファイルでTRACE_FILE_CNTとTRACE_FILE_SIZEを変更した場合は,既存のトレースファイルの面数およびファイルサイズの設定値と比較して,それぞれ,より大きい値を指定したユーザーの指定が有効になります。
    トレースファイルの面数およびファイルサイズを小さくする場合は,トレースフォルダにあるファイルをすべて削除してください。トレースフォルダにあるファイルをすべて削除するときは,同じトレースファイルにトレースを出力しているバッチジョブがないことを確認してから行ってください。

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