JP1/Advanced Shell
WindowsとUNIXの両方で,UNIX互換コマンドを使用したジョブ定義スクリプトを共用したい場合は,パス名を変換する機能を有効にして,環境変数にUNIX互換コマンドがインストールされているディレクトリを定義しておく必要があります。UNIX互換コマンドを使用する方法については,「3.2 UNIX互換コマンドの使用方法」を参照してください。
- 補足
- ジョブ定義スクリプトを共用する必要がない場合や既存のジョブ定義スクリプトを使用する場合は,PATH環境変数にUNIX互換コマンドがインストールされているディレクトリへのパスを設定することで下記の定義を省略できます。ジョブ定義スクリプトを実行する各環境で,正しいパスが設定されていることを確認してからジョブ定義スクリプトを実行してください。
- <この項の構成>
- (1) Windowsの場合の例
- (2) UNIXの場合の例
(1) Windowsの場合の例
環境ファイルを次のように設定します。exportコマンドは2行で表示されていますが,実際には1行です。
#-adsh_conf PATH_CONV_ENABLE / : export ADSH_OSCMD_DIR="C:\\Program Files\\Hitachi\\JP1AS \\JP1ASE\\cmd"
- 環境ファイルでパス変換機能を有効にする。
- 環境ファイルでUNIX互換コマンドがインストールされているフォルダを環境変数(例:ADSH_OSCMD_DIR)に定義する。
(2) UNIXの場合の例
環境ファイルを次のように設定します。
#-adsh_conf PATH_CONV_ENABLE \\ ; export ADSH_OSCMD_DIR=/opt/jp1as/cmd
- 環境ファイルでパス変換機能を有効にする。
- 環境ファイルでUNIX互換コマンドがインストールされているディレクトリを環境変数(例:ADSH_OSCMD_DIR)に定義する。
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