JP1/Advanced Shell

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2.6.1 環境ファイルを設定する

表2-10 JP1/Advanced Shellで必要なディレクトリ」で使用するディレクトリに対して,環境ファイルの環境設定パラメーターを設定します。終了コードなどのほかの項目も設定できます。環境ファイルの設定の詳細については,「7. 環境ファイルで設定するパラメーターとコマンド」を参照してください。

環境ファイルを使用してバッチジョブを実行する場合,バッチジョブを実行する前に環境ファイルをシステムの環境に合わせて作成します。次に示す手順で環境ファイルを作成して設定します。

  1. 次のディレクトリにある環境ファイルのサンプルデータsample.aseを,任意のディレクトリ・ファイル名にコピーする。
    • Windowsの実行環境の場合
      インストール先フォルダ\JP1ASE\sample\sample.ase
    • Windowsの開発環境の場合
      インストール先フォルダ\JP1ASD\sample\sample.ase
    • UNIXの実行環境の場合
      /opt/jp1as/sample/sample.ase
  2. コピーした環境ファイルに必要なパラメーターを定義する。
    環境ファイルに必要なパラメーターを「7. 環境ファイルで設定するパラメーターとコマンド」に記載していますので参照して定義してください。また,環境ファイルのエンコーディングとジョブ定義スクリプトを実行する環境のLANG環境変数の値は一致させてください。環境ファイルのエンコーディングおよびLANG環境変数については,「2.3.5 JP1/Advanced Shellを使用するときのエンコーディング」を参照してください。
  3. 作成した環境ファイルをバッチジョブ実行時に使用するよう,作成した環境ファイルのパスを環境変数ADSH_ENVに設定する。
    環境変数ADSH_ENVは,次に示すどれかの方法で指定します。
    • 【Windows限定】OSの設定で環境変数を指定する
    • 【UNIX限定】システムプロファイル/etc/profileを指定する
    • 【UNIX限定】ユーザープロファイル($HOME/.profile)を指定する

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