JP1/Advanced Shell

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2.5.1 JP1/Advanced Shellをインストールする【UNIX限定】

JP1/Advanced Shellをインストールする場合,管理者権限を持つユーザーで実行してください。インストール方法として,JP1/NETM/DMを使ったリモートインストールとCD-ROM媒体を使ったインストールがあります。

<この項の構成>
(1) JP1/NETM/DMを使ったリモートインストール
(2) CD-ROM媒体を使ったインストール

(1) JP1/NETM/DMを使ったリモートインストール

JP1/Advanced Shellは,JP1/NETM/DMを使ったリモートインストール(ソフトウェア配布)に対応しています。

JP1/NETM/DMを使った実際のリモートインストール方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM Manager」および「JP1/NETM/DM SubManager(UNIX(R)用)」を参照してください。

(2) CD-ROM媒体を使ったインストール

CD-ROM媒体を使ったUNIXへのインストール手順を次に示します。

なお,CD-ROMのディレクトリ名やファイル名は,ハードウェア環境などによって記述した内容と見え方が異なります。lsコマンドで確認し,表示されたファイル名をそのまま入力してください。

  1. ユーザー権限を設定する。
    JP1/Advanced Shellをインストールするサーバに,スーパーユーザーでログインします。または,suコマンドでユーザー権限をスーパーユーザーに変更します。
  2. すべてのプログラムを終了する。
    既存のJP1シリーズのプログラム,およびJP1/Advanced Shellのプログラムが動作している場合,必ず停止させます。
  3. JP1/Advanced Shellの媒体をセットする。
  4. 次のコマンドを実行して,CD-ROM装置をマウントする。
     
    /bin/mount -r -o mode=0544 /dev/cdrom /cdrom
     
    /cdromはCD-ROMデバイススペシャルファイルのマウントポイントです。マウントポイントディレクトリがない場合は,作成してください。なお,デバイススペシャルファイル名およびマウントポイントは,使用する環境によって異なる場合があります。
  5. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動する。
    Linuxの場合
    /cdrom/LINUX/setup /cdrom
    AIXの場合
    /cdrom/AIX/setup /cdrom
    注※ ここでは,マウントポイントに/cdromを仮定します。
    Hitachi PP Installerが起動し,初期画面が表示されます。
    Hitachi PP Installerの初期画面の例を次に示します。
      Hitachi PP Installer 05-08
      
        L) List Installed Software.
        I) Install Software.
        D) Delete  Software.
        Q) Quit.
     
        Select Procedure ===>
  6. Hitachi PP Installerの初期画面で「I」を入力する。
    インストールできるプログラムの一覧が表示されます。
  7. JP1/Advanced Shellを選択して「I」を入力する。
    JP1/Advanced Shellがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動させてスペースバーで選択します。
    PPインストール画面の例を次に示します。
           PP-No.               VR     PP-NAME
    <@>001 P-9S12-B111          0950   JP1/Advanced Shell
    :
    :
    F) Forward B) Backward J) Down K) Up Space) Select/Unselect I) Install Q) Quit
    選択したPPの左側に,<@>が表示されます。続いて[I]を入力すると,最下行に次に示すメッセージが表示されます。
    Install PP? (y: install,  n: cancel)==>
    ここで,[y]または[Y]を選択するとインストールが開始されます。[n]または[N]を選択すると,インストールが中止され,PPインストール画面に戻ります。
  8. インストールが正常終了したら,「Q」を入力する。
    Hitachi PP Installerの初期画面に戻ります。

なお,インストール時にインストーラのログとして次のファイルが作成されます。

 
/opt/jp1as/instlog/ADSH_INST_LOG , /opt/jp1as/instlog/ADSH_INST_USERLOG
 

インストーラのログファイルが作成されていない場合,次に示す問題が考えられます。

インストールが完了すると,デフォルトの環境が設定されています。デフォルトから設定を変更する場合は,「2.6 JP1/Advanced Shellの環境情報を設定する」以降の該当する部分を参照してください。

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