JP1/Integrated Management - Event Gateway for Network Node Manager i

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3.2.1 実行系サーバのインストールとセットアップ

実行系サーバのインストールとセットアップ手順を次に示します。

  1. JP1/Baseをインストールおよびセットアップする。
    JP1/Baseのインストールおよびセットアップ手順については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  2. JP1/Baseのクラスタ設定をする。
    実行系の論理ホストの設定をします。手順の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
    なお,UNIX限定のプロセス強制終了コマンド(jegn_killall.cluster)で指定できる論理ホスト名は,15バイトまでです。名称が16バイト以上の論理ホストのプロセスは強制終了できません。
  3. JP1/IM - EG for NNMiをインストールする。
    JP1/IM - EG for NNMiのインストール手順については,「2.2 インストール(Windowsの場合)」または「2.3 インストール(UNIXの場合)」を参照してください。
  4. クラスタセットアップコマンドを実行する。
    クラスタセットアップコマンド(jegn_setup_cluster)を実行して,JP1/IM - EG for NNMiのクラスタ運用時の動作環境を設定します。
    jegn_setup_cluster -h 論理ホスト名 -d 共有フォルダ
    jegn_setup_clusterコマンドの詳細については,「7. コマンド」の「jegn_setup_cluster」を参照してください。
  5. 環境変数の設定(UNIX限定)
    UNIXの場合は,JP1/IM - EG for NNMiの動作する言語コードを設定する必要があります。言語コードの設定は環境変数ファイルと共通定義の両方に設定します。
  6. 定義ファイルを設定する。
    次に示す定義ファイルを設定します。
    • NNMiインシデント転送フィルター定義ファイル
    • マッピング定義ファイル
    • JP1/IM - Managerの定義ファイル
    定義ファイルの設定の詳細については,「4. NNMiインシデントからJP1イベントへの変換」を参照してください。
  7. JP1/Baseの共通定義情報をコピーする。
    実行系サーバのJP1/Baseの共通定義情報を待機系サーバにコピーします。
    JP1/Baseのjbsgetcnfコマンドを実行して,実行系サーバの共通定義情報を退避してください。
    jbsgetcnf -h 論理ホスト名 > 退避ファイル名
    jbsgetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  8. セットアップコマンドを実行する。
    セットアップコマンド(jegn_setup)を実行して,論理ホストのJP1/IM - EG for NNMiの動作環境を設定します。
    セットアップコマンドの実行については「2.4.1 セットアップコマンドの実行」を,jegn_setupコマンドの詳細については「7. コマンド」の「jegn_setup」を参照してください。
  9. OS環境をセットアップする(Windows限定)。
    Windowsの場合,エラー発生時にワトソン博士のダイアログボックスやMicrosoftへのエラー報告のダイアログボックスが表示されると,JP1/IM - EG for NNMiが正常にフェールオーバーできないおそれがあります。そのため,これらの表示を抑止してください。抑止方法については,「2.4.5(2) プロセス異常終了時の再起動の設定」を参照してください。
    また,トラブル発生時にトラブルの要因を調査するために,メモリーダンプやクラッシュダンプが必要になることがあります。万一に備えて,これらのダンプファイルを出力するように設定しておくことをお勧めします。設定方法については,「2.4.5(1) トラブル発生時の資料採取の準備(Windows限定)」を参照してください。
  10. クラスタソフトへサービスを登録する。
    論理ホストのJP1/IM - EG for NNMiおよびJP1/Baseをクラスタソフトに登録して,クラスタソフトからの制御で起動・停止するように設定します。詳細については,「3.3 クラスタソフトへの登録」を参照してください。

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