JP1/Base 運用ガイド

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11.1.1 ローカルアクションを定義する

ローカルアクションを定義する手順を次に示します。

  1. 共通定義情報にローカルアクションを定義する情報を登録する。
    共通定義情報では,次に示す項目の値を変更できます。
    • ローカルアクション実行履歴ログのファイルサイズ(デフォルトは1,024キロバイト)
    • ローカルアクション実行履歴ログの保存面数(デフォルトは4面)
    • ローカルアクションの休止設定(デフォルトは休止しない)
    これらの設定を変更する手順を次に示します。

    1-1 共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)のモデルファイル(jp1bs_lcact_setup.conf.model)を任意のファイル名でコピーする。

    1-2 コピーしたファイルを編集する。

    1-3 次のコマンドを実行する。
    jbssetcnf 1-2で編集したファイル名
    ローカルアクションの定義情報が共通定義情報に登録されます。
    jbssetcnfコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbssetcnf」を参照してください。
    共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)の詳細については,「14. 定義ファイル」の「共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)」を参照してください。共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)に誤りがあった場合は,設定項目は無効とし,デフォルト値で動作します。
  2. ローカルアクション実行定義ファイル(jbslcact.conf)を作成・編集する。
    ローカルアクション実行定義ファイルでは,次の項目を定義します。

    必須項目
    • ローカルアクションの実行条件
    • JP1ユーザー名
    • 実行するコマンド

    オプション項目
    • 環境変数ファイル名
    • 同一アクションの抑止
    • 実行待ちアクション数
    • 同時実行数
    • ユーザープロファイルのロード(Windows限定)
    ローカルアクション実行定義ファイルの詳細については,「14. 定義ファイル」の「ローカルアクション実行定義ファイル」を参照してください。ローカルアクション実行定義ファイルに誤りがあった場合,コマンドは実行されません。
  3. JP1ユーザーのユーザーマッピングを設定する。
    各アクションを実行するために必要なJP1ユーザーのユーザーマッピングを設定します。ユーザーマッピングの設定方法については,「6.1 ユーザー管理の設定(Windowsの場合)」または「6.3 ユーザー管理の設定(UNIXの場合)」を参照してください。
  4. ローカルアクション環境変数ファイルを編集する。
    ローカルアクションの実行コマンドを実行するために必要な環境変数を定義します。ローカルアクション環境変数ファイルの詳細については,「14. 定義ファイル」の「ローカルアクション環境変数ファイル」を参照してください。ローカルアクション環境変数ファイルに誤りがあった場合,コマンドは実行されません。
  5. JP1/Baseのすべてのサービスを再起動する。
    jbs_spmd_reloadコマンドを実行します。jbs_spmd_reloadコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbs_spmd_reload」を参照してください。

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