JP1/Base 運用ガイド

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共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)

形式

[JP1_DEFAULT\JP1BASE\LCACT]
"LOGSIZE"=ローカルアクション実行履歴ログファイルのサイズ
"LOGFILENUM"=ローカルアクション実行履歴ログファイルの保存面数
"PAUSE"=dword:{00000000 | 00000001}

ファイル名

任意

jp1bs_lcact_setup.conf.model(共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)のモデルファイル)

格納先ディレクトリ

共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)のモデルファイルの格納先ディレクトリを次に示します。モデルファイルをコピーして,任意のファイル名で作成してください。

Windowsの場合
インストール先フォルダ\conf\lcact\
共有フォルダ\jp1base\conf\lcact\(クラスタ運用時)

UNIXの場合
/etc/opt/jp1base/conf/lcact/
共有ディレクトリ/jp1base/conf/lcact/(クラスタ運用時)

説明

マシンメンテナンスなどの作業のため,ローカルアクション機能を休止したり,休止を解除して起動したりする設定や,ローカルアクション実行履歴ログファイルのログ情報を共通定義情報に設定するためのファイルです。

定義の反映時期

jbssetcnfコマンドを実行すると,共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)の情報が共通定義情報に登録されます。jbssetcnfコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbssetcnf」を参照してください。

その後,jbs_spmd_reloadコマンドを実行するか,JP1/Baseを再起動すると,共通定義情報の設定が有効になります。jbs_spmd_reloadコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbs_spmd_reload」を参照してください。

記述内容

共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)には,次に示す規則があります。

[JP1_DEFAULT\JP1BASE\LCACT]
ローカルアクション機能の設定の有無,およびローカルアクション実行履歴ログファイルのログ情報を記述するセクションです。論理ホストを設定する場合は,「JP1_DEFAULT」を論理ホスト名にしてください。

"LOGSIZE"=ローカルアクション実行履歴ログファイルのサイズ
ローカルアクション実行履歴ログファイルのサイズ(バイト単位)を16進数で指定します。指定できる範囲は,「00002000」(8KB)〜「00400000」(4,096KB)です。指定できる範囲の下限値よりも小さい値を指定した場合は下限値を仮定し,上限値よりも大きい値を指定した場合は上限値を仮定します。共通定義情報に設定していない場合は,00100000(1,024KB)が仮定されます。

"LOGFILENUM"=ローカルアクション実行履歴ログファイルの保存面数
ローカルアクション実行履歴ログファイルの保存面数を16進数で指定します。指定できる範囲は,「00000001」(1面)〜「00000010」(16面)です。指定できる範囲の下限値よりも小さい値を指定した場合は下限値を仮定し,上限値よりも大きい値を指定した場合は上限値を仮定します。共通定義情報に設定していない場合は,00000004(4面)が仮定されます。

"PAUSE"=dword:{00000000 | 00000001}
ローカルアクション機能を起動するか,休止するかを指定します。起動する場合は「dword:00000000」を指定します。休止する場合は「dword:00000001」を指定します。共通定義情報に指定できる値以外の値を設定した場合や,値を設定していない場合は,00000000が仮定されます。

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