JP1/Performance Management - Agent Option for Virtual Machine
ディスク占有量は,パフォーマンスデータを収集するレコード数によって変化します。
PFM - Agent for Virtual Machineのディスク占有量の見積もりについて説明します。
- <この項の構成>
- (1) システム全体のディスク占有量
- (2) Storeデータベース(Storeバージョン1.0)のディスク占有量
- (3) Storeデータベース(Storeバージョン2.0)のディスク占有量
(1) システム全体のディスク占有量
システム全体のディスク占有量の見積もり値を記載します。
PFM - Agent for Virtual Machineのディスク占有量は,次のデータのファイルサイズによって変化します。
- Storeデータベース
- PFM - Agent for Virtual Machineのインスタンス数
- 収集ログ
システム全体のディスク占有量のおおよその見積もりを次の表に示します。
表A-3 システム全体のディスク占有量
PFM - Agent for Virtual Machineの状態 ディスク占有量(単位:メガバイト) Windows Server 2003およびWindows Server 2008 インストール時※1 7 セットアップ実行後※2 8 運用時 a + b
- (凡例)
- a:インストール時のディスク占有量。
- b:インスタンスごとのディスク占有量の和。
- 一つのインスタンスのディスク占有量の算出式を次に示します。
- 25 + c + d
- c:収集ログサイズ。
- デフォルト:128メガバイト(16メガバイト×8面)
- 最大値:256メガバイト(32メガバイト×8面)
- d:Storeデータベースのディスク占有量。
- Storeデータベースのディスク占有量については,「(2) Storeデータベース(Storeバージョン1.0)のディスク占有量」または「(3) Storeデータベース(Storeバージョン2.0)のディスク占有量」を参照してください。
- 注※1
- インストール時にはプログラム本体容量の2倍分のディスク容量が必要となります。
- 注※2
- 収集設定を行っていないPFM - Agent for Virtual Machineのインスタンスが一つだけセットアップされている場合のことを示します。
(2) Storeデータベース(Storeバージョン1.0)のディスク占有量
Storeデータベース(Storeバージョン1.0)のディスク占有量について説明します。
(a) 見積もり式
Storeデータベースでは,各レコードは,レコードタイプごとに一つのファイルに格納されます。Storeデータベース(Store バージョン1.0)のディスク占有量について,レコードタイプごとに表A-6に示します。
- 注意
- 1. パフォーマンスデータがStoreデータベースに格納される際,幾つかのフィールドが追加されます。追加されるフィールドは,ディスク占有量に含まれるため,新たに容量を見積もる必要はありません。
- 各レコードに共通して追加されるフィールド
各レコードに共通して追加されるフィールドを次の表に示します。
表A-4 各レコードに共通して追加されるフィールド
PFM - View名 PFM - Manager名 説明 Agent Host DEVICEID PFM - Agentが動作しているホスト名。 Agent Instance PROD_INST PFM - Agentのインスタンス名。 Agent Type PRODID PFM - AgentのプロダクトID。 Date DATE レコードが作成された日(グリニッジ標準時)。 Date and Time DATETIME Date(DATE)とTime(TIME)フィールドの組み合わせ。 Drawer Type DRAWER_TYPE PIレコードタイプのレコードの場合,データが要約される区分(分,時,日,週,月,年)。 GMT Offset GMT_ADJUST グリニッジ標準時とローカル時間の差(秒単位)。 Time TIME レコードが作成された時刻(グリニッジ標準時)。 - PIレコードタイプのデータを要約する際に追加されるフィールド
PFM - View名やPFM - Manager名の末尾に,次に示す文字列が付加されているフィールドが該当します。PIレコードタイプのデータを要約する際に追加されるフィールドを次の表に示します。
表A-5 PIレコードタイプのデータを要約する際に追加されるフィールド
PFM - View名 PFM - Manager名 説明 PFM - View名(Total) PFM - Manager名_TOTAL フィールドの合計値。 − PFM - Manager名_COUNT 収集レコード数。 PFM - View名(Max) PFM - Manager名_HI フィールドの最大値。 PFM - View名(Min) PFM - Manager名_LO フィールドの最小値。
- (凡例)
- −:該当しない
- jpctool db dump(jpcctrl dump)コマンドで,Storeのデータベースに格納されているデータをエクスポートする際に追加されるフィールド
jpctool db dump(jpcctrl dump)コマンドで,Storeのデータベースに格納されているデータをエクスポートすると,次のフィールドが出力されます。これらのフィールドもStoreデータベースに格納される際,追加されるフィールドです。これらのフィールドは,PFM - Agent for Virtual Machineが内部で使用するフィールドであるため,運用で使用しないでください。
・レコードID_DATE_F
・レコードID_DEVICEID_F
・レコードID_DRAWER_TYPE_F
・レコードID_DRAWER_COUNT
・レコードID_DRAWER_COUNT_F
・レコードID_INST_SEQ
・レコードID_PFM - Manager名_COUNT
・レコードID_PFM - Manager名_SEC
・レコードID_PFM - Manager名_MSEC
・レコードID_PRODID_F
・レコードID_PROD_INST_F
・レコードID_RECORD_TYPE
・レコードID_RECORD_TYPE_F
・レコードID_SEVERITY
・レコードID_SEVERITY_F
・レコードID_TIME_F
・レコードID_UOWID
・レコードID_UOWID_F
・レコードID_UOW_INST
・レコードID_UOW_INST_F
- 2. jpctool db backup(jpcctrl backup)コマンドまたはjpctool db dump(jpcctrl dump)コマンドを実行する場合,バックアップファイルまたはエクスポートファイルには,次の表で算出した容量の約2倍のディスク容量が必要となります。
表A-6 レコードタイプごとのStoreデータベースのディスク占有量
レコードタイプ ディスク占有量の見積もり式(単位:バイト) PIレコードタイプ X1 + ..... + Xa + 3,500 * a PDレコードタイプ Y1 + ..... + Yb + 700 * b
- (凡例)
- X:PIレコードタイプのレコードで履歴データを収集する各レコードのディスク占有量
- Xの算出式を次に示します。
- X={d*e+(c+1,900)*{(d*e)/(65,250-c)+1}※1}*f*1.5
- Y:PDレコードタイプのレコードで履歴データを収集する各レコードのディスク占有量
- Yの算出式を次に示します。
- Y={d*g+(c+1,900)*{(d*e)/(65,250-c)+1}※1*(g/e)※2}*1.5
- a:PIレコードタイプのレコードで履歴データを収集するレコード数
- b:PDレコードタイプのレコードで履歴データを収集するレコード数
- c:履歴データを収集する各レコードの固定部のサイズ※3
- d:履歴データを収集する各レコードの可変部のサイズ※3
- e:履歴データを収集する各レコードのインスタンス数※7
- (単数インスタンスレコードの場合は1)
- f:履歴データを収集する各レコードの保存レコード数(インスタンス数を考慮しません)※4※5
- g:履歴データを収集する各レコードの保存レコード数の上限値※6
- 注※1
- {(d*e)/(65,250-c)+1}の計算結果は,小数点以下を切り捨ててください。
- 注※2
- (g/e)の計算結果は,小数点以下を切り捨ててください。
- 注※3
- 各レコードの固定部および可変部のサイズについては,「5. レコード」を参照してください。
- 注※4
- PIレコードタイプのレコードの場合,収集したデータがある一定の区分(時,日,週,月,および年単位)に自動的に要約されるので,分,時,日,週,月,および年の部分の保存レコード数を考慮して計算する必要があります。デフォルトの保存期間と保存レコード数を次の表に示します。
表A-7 PIレコードタイプのデータの種類および保存期間,保存レコード数
レコードタイプ データの種類 保存期間 保存レコード数(収集間隔が1分の場合) PI 分単位 1日 1,440 時単位 7日 168 日単位 1年 366 週単位 1年 52 月単位 1年 12 年単位 制限なし (収集年数)*1
- 注※5
- PDレコードタイプのレコードの場合,保存するレコード数を指定します。デフォルトの保存レコード数を次の表に示します。
表A-8 PDレコードタイプの保存レコード数
レコードタイプ 保存レコード数 PD 10,000
- 注※6
- 保存レコード数については,「付録E.1 Agent Storeサービスのプロパティ一覧」を参照してください。
- 注※7
- 各レコードのインスタンス数の算出方法を次の表に示します。
表A-9 レコードのインスタンス数
レコードID 仮想環境 インスタンス数算出方法 確認方法 PD VMware 単数インスタンスレコードのため1。 − Hyper-V − Virtage − PD_VM VMware 接続先物理サーバに存在する仮想マシンの数。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage ※10 PI VMware 単数インスタンスレコードのため1。 − Hyper-V − Virtage − PI_VI VMware 接続先物理サーバで起動中の仮想マシンの数。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage ※10 PI_HCI VMware 物理サーバ上の物理CPUの数。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage ※10 PI_VCI VMware 接続先物理サーバで起動中の仮想マシンに割り当てられているCPU数の合計。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage ※10 PI_HMI VMware 単数インスタンスレコードのため1。 − Hyper-V − Virtage − PI_VMI VMware 接続先物理サーバで起動中の仮想マシンの数。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage サポート対象外。 − PI_HPDI VMware 物理サーバ上の物理ディスク数の合計。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage ホストマシンに搭載されているHBAの数。 ※10 PI_VPDI VMware 接続先物理サーバで起動中の仮想マシンに割り当てられている物理ディスク数の合計。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage LPARに割り当てられたHBAの数。 ※10 PI_HLDI VMware 物理サーバ上の論理ディスク数の合計。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage サポート対象外。 − PI_VLDI VMware 接続先物理サーバで起動中の仮想マシンで確保している論理ディスク数の合計。 ※11 Hyper-V サポート対象外。 − Virtage − PI_HNI VMware 物理サーバ上の物理ネットワークカード数の合計。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage ※10 PI_VNI VMware 接続先物理サーバで起動中の仮想マシンのネットワークカード数の合計。 ※8 Hyper-V ※9 Virtage ※10
- (凡例)
- −:該当しない。
- 注※8
- レコードのインスタンス数は,Virtual Infrastructure Clientを使用して確認できます。Virtual Infrastructure Clientを使用してインスタンス数を確認する方法を,表A-10に示します。なお,詳細な使用方法については,Virtual Infrastructure Clientのヘルプを参照してください。
- 注※9
- レコードのインスタンス数は,WindowsのHyper-VマネージャーおよびMicrosoft 管理コンソールの「システム モニタ」スナップインを使用して確認できます。WindowsのHyper-VマネージャーおよびMicrosoft 管理コンソールの「システム モニタ」スナップインを使用してインスタンス数を確認する方法を,表A-10に示します。
- 注※10
- レコードのインスタンス数は,Virtage構築時に使用したHVMスクリーンで確認できます。HVMスクリーンを使用してインスタンス数を確認する方法を,表A-10に示します。なお,Virtageバージョンによって次の表で説明するスクリーン名とは異なる場合があります。
- なお,詳細な使用方法については,マニュアル「BladeSymphony BS2000ユーザーズガイド」のHVMについて説明している個所を参照してください。
- 注※11
- PI_VLDIレコードのインスタンス数は,Managed Object Browserを使用して確認できます。なお,インスタンス数を確認するには,仮想マシンが起動してる必要があります。
- Managed Object Browserを使用してインスタンス数を確認する方法を,表A-10に示します。なお,詳細な使用方法については,VMwareのマニュアルを参照してください。
表A-10 インスタンス数の確認方法
レコードID 仮想環境 算出方法 PD_VM VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーでホストを選択し,[Virtual Machine]タブを選択します。
インスタンス数は,表示される仮想マシンの数です。Hyper-V Hyper-VマネージャーでHyper-Vサーバを選択し,[仮想マシン]ペインに表示される仮想マシンの数を確認します。
インスタンス数は,表示される仮想マシンの数に,1(ルートパーティション)を足した数です。Virtage HVMスクリーンの[Logical Partition Configuration]スクリーンを表示します。
インスタンス数は,表示されるLPARの数です。PI_VI VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーでホストを選択し,[Virtual Machine]タブを選択します。
インスタンス数は,[State]が[Power On]の状態である仮想マシンの数です。Hyper-V Hyper-VマネージャーでHyper-Vサーバを選択し,[仮想マシン]ペインに表示される仮想マシンの数を確認します。
インスタンス数は,[状態]が「実行中」となっている仮想マシンの数に,1(ルートパーティション)を足した数です。Virtage HVMスクリーンの[Logical Partition Configuration]スクリーンを表示します。
インスタンス数は,[Sta]が[act]の状態であるLPARの数です。PI_HCI VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーでホストを選択し,[Summary]タブを選択します。
インスタンス数は,[General]の[Processors]に表示される値です。Hyper-V ルートパーティションで,Microsoft 管理コンソールの「システム モニタ」または「パフォーマンス モニタ」を起動し,[カウンタの追加]ダイアログで「Processor」オブジェクトを選択します。
インスタンス数は,[選択したオブジェクトのインスタンス]に表示されたインスタンスの数から「_Total」および「<すべてのインスタンス>」を除いた数です。Virtage HVMスクリーンの[Logical Partition Configuration]スクリーンを表示します。
インスタンス数は,[Physical Information]の[Processors]に表示される値です。PI_VCI VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーで仮想マシンを選択し,[Summary]タブを選択します。
インスタンス数は,[General]の[CPU]に表示される値です。Hyper-V インスタンス数は,次に示す[Processor]のインスタンス数と[Hyper-V Hypervisor Virtual Processor]のインスタンス数を足した数です。
- [Processor]のインスタンス数
- ルートパーティションで,Microsoft 管理コンソールの「システム モニタ」または「パフォーマンス モニタ」を起動し,[カウンタの追加]ダイアログで「Processor」オブジェクトを選択します。
- インスタンス数は,[選択したオブジェクトのインスタンス]に表示されたインスタンスの数から「_Total」および「<すべてのインスタンス>」を除いた数です。
- [Hyper-V Hypervisor Virtual Processor]のインスタンス数
- ルートパーティションで,Microsoft 管理コンソールの「システム モニタ」または「パフォーマンス モニタ」を起動し,[カウンタの追加]ダイアログで「Hyper-V Hypervisor Virtual Processor」オブジェクトを選択します。
- インスタンス数は,[選択したオブジェクトのインスタンス]に表示されたインスタンスの数から「_Total」および「<すべてのインスタンス>」を除いた数です。
Virtage HVMスクリーンの[Logical Partition Configuration]スクリーンを表示します。
インスタンス数は,[Pro]に表示される値です。PI_VMI VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーでホストを選択し,[Virtual Machine]タブを選択します。
インスタンス数は,[State]が[Power On]の状態である仮想マシンの数です。Hyper-V Hyper-VマネージャーでHyper-Vサーバを選択し,[仮想マシン]ペインに表示される仮想マシンの数を確認します。
インスタンス数は,[状態]が「実行中」となっている仮想マシンの数です。Virtage サポート対象外です。 PI_HPDI VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーでホストを選択し,[Performance]タブを選択します。
[Switch to :]から[ディスク]を選択します。
インスタンス数は,[Performance Chart Legend]に表示されるホスト名を除いたオブジェクトの数です。Hyper-V ルートパーティションで,Microsoft 管理コンソールの「システム モニタ」または「パフォーマンス モニタ」を起動し,[カウンタの追加]ダイアログで「PhysicalDisk」オブジェクトを選択します。
インスタンス数は,[選択したオブジェクトのインスタンス]に表示されたインスタンスの数から「_Total」および「<すべてのインスタンス>」を除いた数です。Virtage HVMスクリーンの[PCI Device Assignment]スクリーンを表示します。
インスタンス数は,[Type]が[F]で表示されているPCIデバイスの数です。PI_VPDI VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーで仮想マシンを選択し,[Performance]タブを選択します。
[Switch to :]から「ディスク]を選択します。
インスタンス数は,[Performance Chart Legend]に表示される仮想マシン名を除いたオブジェクトの数です。Hyper-V ルートパーティションで,Microsoft 管理コンソールの「システム モニタ」または「パフォーマンス モニタ」を起動し,[カウンタの追加]ダイアログで「Hyper-V Virtual Storage Device」オブジェクトを選択します。
インスタンス数は,表示されたインスタンスの数です。Virtage HVMスクリーンの[PCI Device Assignment]スクリーンを表示します。
インスタンス数は,[Type]が[F]で表示されているPCIデバイスの数です。PI_HLDI VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーでホストを選択し,[Summary]タブを選択します。
インスタンス数は,[Resources]の[Datastore]に表示される値です。Hyper-V ルートパーティションで,Microsoft 管理コンソールの「システム モニタ」または「パフォーマンス モニタ」を起動し,[カウンタの追加]ダイアログで「LogicalDisk」オブジェクトを選択します。
インスタンス数は,[選択したオブジェクトのインスタンス]に表示されたインスタンスの数から「_Total」および「<すべてのインスタンス>」を除いた数です。Virtage サポート対象外です。 PI_VLDI VMware Managed Object Browserを使用してインスタンス数を確認する方法を次に示します。
- Webブラウザで次のURLにアクセスする。
https://監視対象のVMwareホスト名/mob
- [Methods]表で,[ServiceContent]行の[NAME]列に表示されている「RetrieveServiceContent」のリンクをクリックする。
- 画面右下に表示されている「Invoke Method」のリンクをクリックする。
- [Method Invocation Result: ServiceContent]表で,[rootFolder]行の[VALUE]列に表示されている「ha-folder-root」のリンクをクリックする。
- [Properties]表で,[childEntity]行の[VALUE]列に表示されている「ha-datacenter」のリンクをクリックする。
- [Properties]表で,[vmFolder]行の[VALUE]列に表示されている「ha-folder-vm」のリンクをクリックする。
- [Properties]表で,[childEntity]行の[VALUE]列に表示されている値のうち,論理ディスク数を確認したい仮想マシンのIDのリンクをクリックする。
仮想マシン名は,この操作のあとに表示される画面で,[name]行の[VALUE]列に表示されている値で確認できます。
- [Properties]表で,[guest]行の[VALUE]列に表示されている「guest」のリンクをクリックする。
- [Properties]表で,[disk]行の[VALUE]列に表示されている「disk」のリンクをクリックする。
- 表示されているディスクの数を確認する。
Hyper-V サポート対象外です。 Virtage PI_HNI VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーでホストを選択し,[Performance]タブを選択します。
[Switch to :]から[ネットワーク]を選択します。
インスタンス数は,[Performance Chart Legend]に表示されるホスト名を除いたオブジェクトの数です。Hyper-V ルートパーティションで,Microsoft 管理コンソールの「システム モニタ」または「パフォーマンス モニタ」を起動し,[カウンタの追加]ダイアログで「Network Interface」オブジェクトを選択します。
インスタンス数は,表示されたインスタンスの数です。Virtage HVMスクリーンの[PCI Device Assignment]スクリーンを表示します。
インスタンス数は,[Type]が[N]で表示されているPCIデバイスの数です。PI_VNI VMware Virtual Infrastructure Clientのツリーで仮想マシンを選択し,[Performance]タブを選択します。
[Switch to :]から[ネットワーク]を選択します。
インスタンス数は,[Performance Chart Legend]に表示される仮想マシン名を除いたオブジェクトの数です。Hyper-V ルートパーティションで,Microsoft 管理コンソールの「システム モニタ」または「パフォーマンス モニタ」を起動し,[カウンタの追加]ダイアログで「Hyper-V Virtual Switch Port」オブジェクトを選択します。
インスタンス数は,最大で表示されたインスタンスの数です。Virtage HVMスクリーンの[PCI Device Assignment]スクリーンを表示します。
インスタンス数は,LPARに対して,[Type]が[F]で表示されているPCIデバイスが割当てられている数です。(b) 見積もり例
- 見積もり例1
- PI_VIレコードを収集する設定にした場合を例にして説明します。表A-6に示した変数a〜fが次の値とします。
a=1 c=681 d=857 e=2 f=2,039
- (eの求め方)
- 表A-9の,レコードに対応するパフォーマンスオブジェクトのインスタンス数を参照してください。今回はe=2とします。
- (fの求め方)
- PI_VIの収集間隔を1分,年単位の収集年数を1年として,リテンションの設定が表A-7のとおりである場合。
1,440+168+366+52+12+1=2,039レコード f=2,039
- Xの算出式
X={d*e+(c+1,900)*{d*e/(65,250-c)+1}}*f*1.5 X={857*2+(681+1,900)*{857*2/(65,250-681)+1}}*2,039*1.5 ={1,714+(2,581)*{1,714/64,569+1}}*3,058 ={1,714+2,581*1}*3,058 =4,295*3,058 =13,134,110 (バイト) =約13メガバイト
- 見積もり例2
- PD_VMレコードを収集する設定にした場合を例にして説明します。
b=1 c=681 d=369 e=3 g=2,232
- (eの求め方)
- 表A-9のレコードに対応するパフォーマンスオブジェクトのインスタンス数を参照してください。今回はe=3とします。
- (gの求め方)
- リテンションの設定のデフォルトは10,000レコードです。
- 収集間隔を3,600秒にして1か月分のデータを保存したい場合。
- g=24レコード(1日分)*31(1か月)*3(eの値)=2,232レコード
- g=2,232レコード
- Yの算出式
Y={d*g+(c+1,900)*{(d*e)/(65,250-c)+1}*(g/e)}*1.5 Y={369*2,232+(681+1,900)*{(369*3)/(65,250-681)+1}* (2,232/3)}*1.5 ={823,608+2,581*{1,107/64,569+1}*744}*1.5 ={823,608+2,581*1*744}*1.5 ={823,608+1,920,264}*1.5 =2,743,872*1.5 =4,678,272 (バイト) =約4メガバイト
(3) Storeデータベース(Storeバージョン2.0)のディスク占有量
Storeデータベース(Storeバージョン2.0)のディスク占有量について説明します。
(a) 見積もり式
ディスク占有量,ファイル数,フォルダ数,およびStoreサービスがオープンするファイル数の見積もりについて説明します。
●ディスク占有量
Storeデータベースのディスク占有量は,レコードタイプごとのディスク占有量の総和となります。PIレコードタイプについては,さらに要約区分ごとのディスク占有量の総和となります。
- レコードタイプごとのディスク占有量Xの見積もり式(単位:バイト)
X={(e+2)*f'+(d+60)*{((e+2)*f')/(65,250-d)+1}※1}*a/b*(c+1)*1.1- a:レコードタイプ,要約区分ごとに値が異なります。表A-11を参照してください。
- b:レコードタイプ,要約区分ごとに値が異なります。表A-11を参照してください。
- c:履歴データの保存期間設定値※3。レコードタイプ,要約区分ごとに指定する単位が異なります。単位については表A-11を参照してください。
- d:履歴データを収集する各レコードの固定部のサイズ※4
- e:履歴データを収集する各レコードの可変部のサイズ※4
- f:履歴データを収集する各レコードのインスタンス数(単数インスタンスレコードの場合は1)※5
- f’:fが2以上の場合,4の倍数に丸め込みます。例えばf=2の場合は,f’=4となります。f=13の場合はf’=16となります。f=1の場合は,f’=1となります。
表A-11 a,b,およびcに設定する値
レコードタイプ 要約区分 a b c PI 分 1,440 1+(g-1)/60※2 保存期間(単位:日) 時 24 1+(g-1)/3,600※2 保存期間(単位:日) 日 7 1+(g-1)/86,400※2 保存期間(単位:週) 週 1 1+(g-1)/604,800※2 保存期間(単位:週) 月 1 1+(g-1)/2,592,000※2 保存期間(単位:月) 年 1 1+(g-1)/31,622,400※2 保存期間(単位:年) PD − 1,440 g/60 保存期間(単位:日)
- (凡例)
- g:履歴データの収集インターバル設定値(単位:秒)
- −:該当しない
- 注※1
- {((e+2)*f')/(65,250-d)+1}の計算結果は,小数点以下を切り捨ててください。
- 注※2
- PIレコードタイプのbの計算結果は,小数点以下を切り捨ててください。
- 注※3
- Storeバージョン2.0の場合のデフォルトの保存期間を次の表に示します。
表A-12 デフォルトの保存期間(Store バージョン2.0 の場合)
レコードタイプ データの種類 保存期間 PI 分単位 1日 時単位 7日 日単位 54週 週単位 54週 月単位 1年 年単位 制限なし PD − 7日
- (凡例)
- −:該当しない
- 注※4
- 各レコードの固定部・可変部のサイズについては,「5. レコード」のレコードサイズを参照してください。
- 注※5
- レコードごとのインスタンス数については,「(2) Storeデータベース(Storeバージョン1.0)のディスク占有量」を参照してください。
●ファイル数
Storeデータベースで作成されるファイル数Nの見積もり式を次に示します。
N=20+2*( (A11+A12+...+A1l+l)+ (A21+A22+...+A2l+l)+ (A31+A32+...+A3l+l)+ (A41+A42+...+A4l+l)+ (A51+A52+...+A5l+l)+ (11*l)+ (B1+B2+...+Bm+m) )l:PIレコードタイプで収集しているレコードの数
m:PDレコードタイプで収集しているレコードの数
A11〜A1l:PIレコードタイプのレコードごとの分レコードの保存期間設定値(単位:日)
A21〜A2l:PIレコードタイプのレコードごとの時レコードの保存期間設定値(単位:日)
A31〜A3l:PIレコードタイプのレコードごとの日レコードの保存期間設定値(単位:週)
A41〜A4l:PIレコードタイプのレコードごとの週レコードの保存期間設定値(単位:週)
A51〜A5l:PIレコードタイプのレコードごとの月レコードの保存期間設定値(単位:月)
B1〜Bm:PDレコードタイプのレコードごとの保存期間設定値(単位:日)
●フォルダ数
Storeデータベースで作成されるフォルダ数Nの見積もり式を次に示します。
N=25+2*((A1max)+(A2max)+(A3max)+(A4max)+(A5max)+11+(Bmax))A1max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「分」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:日)
A2max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「時」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:日)
A3max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「日」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:週)
A4max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「週」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:週)
A5max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「月」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:月)
Bmax:PDレコードタイプのレコードごとの保存期間設定値の最大値(単位:日)
●Storeサービスがオープンするファイル数
Storeサービスがオープンするファイル数Nの見積もり式を次に示します。
N=20+2*(6*l+m)l:PIレコードタイプで収集しているレコードの数
m:PDレコードタイプで収集しているレコードの数
(b) 見積もり例
PFM - Agent for Virtual MachineのStoreデータベース(Storeバージョン2.0)の見積もり例について説明します。
●ディスク占有量
PI_VIとPD_VMを収集する設定にした場合を例にして説明します。
PI_VIレコードの見積もりについて説明します。「(a) 見積もり式」のディスク占有量の見積もり式の,a〜gの値を調べます。
d=681バイト e=857バイト f=今回は3とします f’=今回は4とします g=今回は60秒とします次に,分レコード,時レコードなどそれぞれの計算を行います。
- 分レコード
- 変数を次の値とします。
a=1,440 b=1+(60-1)/60=1.98...=1(小数点以下切り捨て) c=今回は3日とします- 見積もり式を次に示します。
X(分)={(857+2)*4+(681+60)*{((857+2)*4)/(65,250-681)+1}}*1,440/1*(3+1)*1.1 ={3,436+741*1}*6,336 =4,177*6,336 = 26,465,472(バイト)=約25メガバイト
- 時レコード
- 変数を次の値とします。
a=24 b=1+(60-1)/3,600=1.01...=1(小数点以下切り捨て) c=今回は3日とします- 見積もり式を次に示します。
X(時)={(857+2)*4+(681+60)*{((857+2)*4)/(65,250-681)+1}}*24/1*(3+1)*1.1 ={3,436+741*1}*105.6 =4,177*105.6 =441,091(バイト)=約0.4メガバイト
- 日レコード
- 変数を次の値とします。
a=7 b=1+(60-1)/86,400=1.00...=1(小数点以下切り捨て) c=今回は1週とします- 見積もり式を次に示します。
X(日)={(857+2)*4+(681+60)*{((857+2)*4)/(65,250-681)+1}}*7/1*(1+1)*1.1 ={3,436+741*1}*15.4 =4,177*15.4 =64,325(バイト)= 約0.06メガバイト
- 週レコード
- 変数を次の値とします。
a=1 b=1+(60-1)/604,800=1.00...=1(小数点以下切り捨て) c=今回は1週とします- 見積もり式を次に示します。
X(週)={(857+2)*4+(681+60)*{((857+2)*4)/(65,250-681)+1}}*1/1*(1+1)*1.1 ={3,436+741*1}*2.2 =4,129*2.2 =9,189(バイト)= 約0.01メガバイト
- 月レコード
- 変数を次の値とします。
a=1 b=1+(60-1)/2,592,000=1.00...=1(小数点以下切り捨て) c=今回は1か月とします- 見積もり式を次に示します。
X(月)={(857+2)*4+(681+60)*{((857+2)*4)/(65,250-681)+1}}*1/1*(1+1)*1.1 ={3,436+741*1}*2.2 =4,177*2.2 =9,189(バイト)=約0.01メガバイト
- 年レコード
- 変数を次の値とします。
a=1 b=1+(60-1)/31,622,400=1.00...=1(小数点以下切り捨て) c=今回は10年とします- 見積もり式を次に示します。
X(年)={(857+2)*4+(681+60)*{((857+2)*4)/(65,250-681)+1}}*1/1*(10+1)*1.1 ={3,436+741*1}*12.1 =4,177*12.1 =50,541(バイト)= 約0.05メガバイト以上から,PI_VIの見積もりは次のようになります。
X(合計)=X(分)+X(時)+X(日)+X(週)+X(月)+X(年) =25.53(メガバイト) =約26メガバイト次にPD_VMレコードの見積もりについて説明します。
変数を次の値とします。
a=1,400 b=60/60=1 c=今回は7日とします d=681バイト e=369バイト f=今回は10とします f'=今回は12とします g=今回は60秒とします 見積もり式を次に示します。 X={(369+2)*12+(681+60)*{((369+2)*12)/(65,250-681)+1}}*1,440/1*(7+1)*1.1 ={4,452+741*1}*12,672 =5,193*12,672 =65,805,696(バイト)=約63メガバイトしたがって,必要なディスク占有量はPI_VI+PD_VM=89メガバイトとなります。
●ファイル数
PI_VI, PD, PD_VMを収集する場合を例にして説明します。「(a) 見積もり式」の見積もり式の,可変値を調べます。
l:PIレコードで収集しているレコードの数=1 m:PDレコードで収集しているレコードの数=2 A11〜A1l:PIレコードタイプのレコードごとの分レコードの保存期間設定値(単位:日)= 今回は3日とします A21〜A2l:PIレコードタイプのレコードごとの時レコードの保存期間設定値(単位:日)= 今回は3日とします A31〜A3l:PIレコードタイプのレコードごとの日レコードの保存期間設定値(単位:週)= 今回は1週とします A41〜A4l:PIレコードタイプのレコードごとの週レコードの保存期間設定値(単位:週)= 今回は1週とします A51〜A5l:PIレコードタイプのレコードごとの月レコードの保存期間設定値(単位:月)= 今回は1月とします B1〜Bm:PDレコードタイプのレコードごとの保存期間設定値(単位:日)= 今回は10日としますStoreデータベースで作成されるファイル数Nの見積もり式を次に示します。
N=20+2*( (A11+A12+...+A1l+l)+ (A21+A22+...+A2l+l)+ (A31+A32+...+A3l+l)+ (A41+A42+...+A4l+l)+ (A51+A52+...+A5l+l)+ (11*l)+ (B1+B2+...+Bm+m)+ ) =20+2*{ [3(PI_VI分)+1]+ [3(PI_VI分)+1]+ [1(PI_VI分)+1]+ [1(PI_VI分)+1]+ [1(PI_VI分)+1]+ [11*1]+ [10(PD分)+10(PD_VM分)+2] } =20+2*{4+4+2+2+2+11+22}=114●フォルダ数
PI_VI,PD,PD_VM を収集する場合を例にして説明します。
l:PIレコードで収集しているレコードの数=1 m:PDレコードで収集しているレコードの数=2 A1max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「分」のデータの保存 期間設定値の最大値(単位:日)=今回は3日とします A2max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「時」のデータの保存 期間設定値の最大値(単位:日)=今回は3日とします A3max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「日」のデータの保存 期間設定値の最大値(単位:週)=今回は1週とします A4max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「週」のデータの保存 期間設定値の最大値(単位:週)=今回は1週とします A5max:PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「月」のデータの保存 期間設定値の最大値(単位:月)=今回は1月とします Bmax:PDレコードタイプのレコードごとの保存期間設定値の最大値(単位:日)= 今回は10日とします (考え方:PD_VMが8 ,PDが10日の場合は10日となります)。Storeデータベースで作成されるフォルダ数Nの見積もり式を次に示します。
N=25+2*((A1max)+(A2max)+(A3max)+(A4max)+(A5max)+11+(Bmax)) =25+2*(3+3+1+1+1+11+10)=85●Storeサービスがオープンするファイル数
PI,PD,PD_VM を収集する場合を例にして説明します。
l:PIレコードで収集しているレコードの数=1 m:PDレコードで収集しているレコードの数=2Storeサービスがオープンするファイル数Nの見積もり式を次に示します。
N=20+2*(6*l+m) =20+2*(6*1+2)=36
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