JP1/Performance Management - Agent Option for Virtual Machine

1.2　PFM - Agent for Virtual Machineの特長

PFM - Agent for Virtual Machineは，仮想環境のパフォーマンスを監視し，パフォーマンスデータを収集および管理するプログラムです。

PFM - Agent for Virtual Machineの特長を次に示します。

仮想環境の稼働状況を分析できます
監視対象の仮想環境から，CPU使用率やメモリー使用率などのパフォーマンスデータを収集および集計し，傾向や推移を図示することで，仮想環境の稼働状況を容易に分析できます。
PFM - Agent for Virtual Machineでは，仮想環境の仮想マシンごとにインスタンスを生成して監視します。これによって，複数の仮想環境を監視できます。

仮想環境の運用上の問題点を早期に発見し，トラブルの原因を調査する資料を提供できます
監視対象の仮想環境でシステムリソースが不足するなどのトラブルが発生した場合，Eメールなどを使ってユーザーに通知することで，問題点を早期に発見できます。また，その問題点に関連する情報を図示することで，トラブルの原因を調査する資料を提供できます。

なお，PFM - Agent for Virtual Machineを使用するには，PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleが必要です。

参考

Performance Managementで複数ホストの稼働状況を分析できる製品としては，PFM - Agent for Virtual Machineのほかに，PFM - RM for Platformがあります。PFM - RM for PlatformはPFM - Agent for Virtual Machineと同様に，監視対象ホストへのインストールが不要な製品です。ただし，収集できるパフォーマンスデータの種類が，PFM - Agent for Virtual Machineとは異なります。

PFM - Agent for Virtual Machineで収集できるパフォーマンスデータ

・物理サーバの稼働状況

・仮想マシンの稼働状況

PFM - RM for Platformで収集できるパフォーマンスデータ

・Windowsの稼働状況

・UNIXの稼働状況

OSの稼働状況を収集・管理したい場合は，PFM - RM for Platformの導入を検討してください。

PFM - Agent for Virtual Machineを利用してできることについて次に説明します。

＜この節の構成＞

1.2.1　仮想環境のパフォーマンスデータを収集できます

1.2.2　パフォーマンスデータの性質に応じた方法で収集できます

1.2.3　パフォーマンスデータを保存できます

1.2.4　仮想環境の運用上の問題点を通知できます

1.2.5　レポートおよびアラームが容易に定義できます

1.2.6　クラスタシステムで運用できます

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1.2 PFM - Agent for Virtual Machineの特長

1.2　PFM - Agent for Virtual Machineの特長