uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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付録A.6 [帳票定義]画面(EUR Form連携帳票の場合)

メイン画面で選択した,EUR Form連携帳票定義の設定内容を編集します。[EUR Form連携帳票定義]画面の構成を次に示します。

[EUR Form連携帳票定義]画面には,次の八つのタブがあります。

[OK]ボタン
設定した内容を保存して,[帳票定義]画面を終了します。
[キャンセル]ボタン
設定を中断して,[帳票定義]画面を終了します。
[適用]ボタン
設定した内容を有効にします。
[ヘルプ]ボタン
ヘルプが表示されます。
<この項の構成>
(1) [基本情報]タブ
(2) [作業関連]タブ
(3) [ユーザ処理]タブ
(4) [帳票コントロール表示属性]タブ
(5) [ボタン制御]タブ
(6) [ページ制御]タブ
(7) [オプション]タブ
(8) [プロパティ]タブ

(1) [基本情報]タブ

帳票情報,EUR Form帳票およびビジネスプロセス定義ファイルを設定します。[基本情報]タブの構成を次に示します。

[帳票情報]領域
帳票名,帳票定義のID(以降,帳票IDと呼びます)および帳票パッケージ名を設定します。
[帳票名]テキストボックス
帳票定義の名称を入力します。デフォルトでは"formname1"となります。この項目は必ず入力します。帳票名は,ワークフローで帳票を識別するために使われます。
入力例:販売契約稟議EUR
[帳票ID]テキストボックス
帳票定義を新規作成したときに付けたID が表示されます。
デフォルトでは"form1"となります。この項目は必ず入力します。帳票IDに使える文字は,半角英字,半角数字,「_」(半角アンダーバー)です。ただし,先頭に入力できる文字は半角英字だけです。
入力例:SampleConsultationEUR
[帳票パッケージ名]テキストボックス
帳票定義のパッケージ名を入力します。デフォルトでは"package1"となります。この項目は必ず入力します。このパッケージ名を基にして,自動生成帳票クラスを設定します。Java のパッケージ名は,"jp.co.Hitachi.soft.blc."+"帳票パッケージ名"となります。
帳票パッケージ名は,会社名を設定することをお勧めします。
入力例:Hitachi
帳票IDおよび帳票パッケージ名に使用する英字の大文字と小文字の違いには注意が必要です。英字の大文字と小文字の違いは,Windows環境では区別されませんが,Javaでは区別されます。
[EUR Form帳票]領域
送信ユニット情報の一覧表ファイルまたはEUR Form帳票定義ファイルを設定します。
[送信ユニット情報の一覧表ファイル]テキストボックス
送信ユニット情報の一覧表ファイルを選択します。この項目,または[EUR Form帳票定義ファイル]テキストボックスのどちらかは必ず選択します。ただし,一覧表ファイルは,BLSGのバージョンまたは帳票定義内容によって選択できない場合があります。詳細は,「9.6.6 EUR Form連携帳票使用時の注意事項」を参照してください。帳票定義の作成時に設定したEUR Form帳票の内容を変更した場合,および参照するEUR Form帳票を変更した場合は,送信ユニット情報の一覧表ファイルを再度生成して,指定し直す必要があります。[参照]ボタンをクリックして表示される[送信ユニット情報の一覧表ファイルの選択]ダイアログから,送信ユニット情報の一覧表ファイルを選択します。
入力例:販売契約稟議EUR
送信ユニット情報の一覧表ファイルを変更すると,帳票コントロール表示属性情報が再作成されます。以前と同じ情報が保持されるとは限らないので,必要に応じて,[帳票コントロール表示属性]タブを開いて,情報を見直す必要があります。
[参照]ボタン
[送信ユニット情報の一覧表ファイルの選択]ダイアログが表示されます。
[EUR Form帳票定義ファイル]テキストボックス
EUR Form帳票定義ファイルを選択します。この項目,または[送信ユニット情報の一覧表ファイル]テキストボックスのどちらかは必ず選択します。帳票定義の作成時に設定したEUR Form帳票の内容を変更した場合,および参照するEUR Form帳票を変更した場合は,EUR Form帳票定義ファイルを再度生成して,指定し直す必要があります。[参照]ボタンをクリックして表示される[EUR Form帳票定義ファイルの選択]ダイアログから,EUR Form帳票定義ファイルを選択します。
入力例:販売契約稟議EUR
EUR Form帳票定義ファイルを変更すると,帳票コントロール表示属性情報,ボタン表示属性情報およびページ表示属性情報が再作成されます。以前と同じ情報が保持されるとは限らないので,必要に応じて,[帳票コントロール表示属性]タブ,[ボタン制御]タブまたは[ページ制御]タブを開いて,情報を見直す必要があります。
[参照]ボタン
[EUR Form帳票定義ファイルの選択]ダイアログが表示されます。
[ビジネスプロセス定義]領域
CSCIW-Definerで作成したビジネスプロセス定義ファイルの名称を選択します。この項目は必ず入力します。ビジネスプロセス定義ファイルが指定されている場合は,[帳票定義]画面を初回表示したときに,自動的にビジネスプロセス定義ファイルが読み込まれます。
帳票定義の作成時に設定したビジネスプロセス定義ファイルの内容を変更した場合,および参照するビジネスプロセス定義ファイルを変更した場合には,指定し直す必要があります。[参照]ボタンをクリックして表示される[ビジネスプロセス定義ファイルの選択]ダイアログから,ビジネスプロセス定義ファイルを選択します。
入力例:販売契約稟議EUR
ビジネスプロセス定義ファイルを変更すると,ビジネスプロセス定義ファイルの情報が解析され,各作業(WorkItem)情報が再作成されます。以前と同じ情報が保持されるとは限らないので,必要に応じて,[作業関連]タブ,[帳票コントロール表示属性]タブ,[ボタン制御]タブ,[ページ制御]タブなどを開いて,各作業(WorkItem)情報を見直す必要があります。
[参照]ボタン
[ビジネスプロセス定義ファイルの選択]ダイアログが表示されます。
[条件定義]ボタン
[条件定義]ダイアログが表示されます。
このボタンは,[ビジネスプロセス定義]領域にビジネスプロセス定義が設定されている場合に使用できます。ただし,指定されているビジネスプロセス定義ファイルをほかのプログラムが利用している場合など,書き込み権限を取得できない場合には使用できません。

(2) [作業関連]タブ

宛先選択表示,および業務完了指示をする作業(WorkItem)について設定します。[作業関連]タブの構成を次に示します。

[宛先選択表示作業]領域
帳票に[宛先選択]のドロップダウンリストを表示する作業を選択します。
[宛先選択表示作業リストの編集]ボタンをクリックして,表示される[宛先選択表示作業選択]ダイアログで,作業を選択します。[宛先選択表示作業選択]ダイアログの詳細は,「付録A.7 [作業関連]タブに関連するダイアログ」を参照してください。
[業務完了指示作業]領域
業務完了指示を行う作業を選択します。業務完了指示とは,案件がシンクノードに到達する前に,案件の状態を完了状態にすることです。[業務完了指示作業リストの編集]ボタンをクリックして,表示される[業務完了指示作業選択]ダイアログから,作業を選択します。[業務完了指示作業選択]ダイアログの詳細は,「付録A.7 [作業関連]タブに関連するダイアログ」を参照してください。

(3) [ユーザ処理]タブ

ユーザが定義したクラスをインポートする場合に設定します。[ユーザ処理]タブの構成を次に示します。

[ユーザ定義クラス]領域
ユーザが定義したクラスをインポートする場合に設定します。
[ユーザ定義クラスをインポートする。]チェックボックス
ユーザが定義したクラスをインポートする場合に,チェックボックスをオンにします。
[クラス名]テキストボックス
インポートするクラス名(ユーザが定義したもの)を入力します。拡張子を入力する必要はありません。classファイルは,自動生成帳票クラスをコンパイルして作成されるclass ファイルと同じフォルダに格納する必要があります(Javaパッケージの名前は,"jp.co.Hitachi.soft.blc."+"帳票パッケージ名"となります)。格納先については,マニュアル「uCosminexus 電子フォームワークフロー システム構築ガイド」を参照してください。
BLC実行環境とのインタフェースについては,「8.1.2 サーバ側のユーザ追加処理で行うカスタマイズ(EUR Form連携帳票の場合)」を参照してください。
入力例:SampleConsultationEUR_1_userServerSideClassEUR
帳票ジェネレータ(BLSG)機能では,ユーザ定義クラスのサンプルファイルを提供しています。サンプルファイルの詳細は,「付録F.2 提供するEUR Form連携帳票用サンプルデータ」を参照してください。

(4) [帳票コントロール表示属性]タブ

EUR Form帳票の帳票コントロールに作業(WorkItem)単位で表示属性(入力/参照/非表示)を設定します。

[帳票コントロール表示属性]タブの構成を次に示します。

[帳票コントロール表示属性一覧]領域
[入力]ボタン
選択した表示属性と帳票コントロールの組み合わせ(以降,セルと呼びます)の表示属性を入力にします。
印刷属性は,uCosminexus EUR Developerで設定した属性に従います。
[参照]ボタン
選択したセルの表示属性を参照にします。
印刷属性は,uCosminexus EUR Developerで設定した属性に従います。
[非表示]ボタン
選択したセルの表示属性を非表示にします。
印刷属性は,[非表示時に印刷不可にする]チェックボックスで設定できます。
[非表示時に印刷不可にする]チェックボックス
非表示項目を印刷しない場合,チェックボックスをオンにします。
チェックボックスがオフの場合の印刷属性は,uCosminexus EUR Developerで設定した属性に従います。

(5) [ボタン制御]タブ

EUR Form帳票のボタンに,作業(WorkItem)単位で表示属性(表示/非表示)を設定します。[ボタン制御]タブの構成を次に示します。

[ボタン表示属性一覧]領域
[表示]ボタン
選択した作業とボタンの組み合わせ(以降,セルと呼びます)の表示属性を表示にします。
[非表示]ボタン
選択したセルの表示属性を非表示にします。

(6) [ページ制御]タブ

EUR Form帳票のページに作業(WorkItem)単位で表示属性(表示/印刷可/表示/印刷不可/非表示)を設定します。[ページ制御]タブの構成を次に示します。

[ページ表示属性一覧]領域
[表示/印刷可]ボタン
選択した作業とページの組み合わせ(以降,セルと呼びます)の表示属性を表示/印刷可にします。
[表示/印刷不可]ボタン
選択したセルの表示属性を表示/印刷不可にします。
[非表示]ボタン
選択したセルの表示属性を非表示にします。すべてのセルを非表示にすることはできません。

(7) [オプション]タブ

EUR Form帳票の自動生成帳票クラスのオプションを設定します。[オプション]タブの構成を次に示します。

[自動生成帳票クラス]領域
[バージョン03-01までのクラス構成で生成する。]チェックボックス
自動生成帳票クラスの出力形式を設定します。
チェックボックスをオンにした場合,定義できるEUR Form帳票の帳票コントロール数やビジネスプロセス定義の作業数が少なくなります。帳票コントロール数や作業数が多いと,帳票クラスがコンパイルエラーになる場合があります。通常はチェックボックスをオフにしてください。
定義数は帳票コントロール数3,000個以内,かつ作業数100個以内を目安にしてください。
また,BLSG 03-01以前に保存した帳票定義情報リポジトリ構成ファイルを読み込み,保存しないで自動生成帳票クラスを生成した場合は,BLSG 03-01までのクラス構成で生成します。

(8) [プロパティ]タブ

帳票定義を管理するための情報を設定します。[プロパティ]タブの構成を次に示します。

[タイトル]テキストボックス
編集中の帳票定義のタイトルを入力します。
入力例:サンプル(販売契約稟議EUR)
[バージョン]テキストボックス
編集中の帳票のバージョン番号を指定します。必ず1以上を入力します。新規に作成したときは,通常,1を入力します。
入力したバージョン番号は,自動生成帳票ファイルのファイル名の最後に付けられます。ただし,バージョン番号をファイル名に付けるだけで,帳票定義ファイルのバージョン管理は行われません。帳票定義ファイルのバージョン管理は,作成者自身で行う必要があります。
入力例:1
[作成者]テキストボックス
編集中の帳票定義の作成者,または提出先の顧客名を入力します。
入力例:(株)日立製作所
[分類]テキストボックス
帳票定義の分類を入力します。
入力例:稟議
[コメント]テキストボックス
帳票を識別するための任意のコメント(著作権表示や修正履歴など)を入力します。
入力できる文字の種別に,制限はありません。
入力例:All Rights Reserved. Copyright (C) 2002,2003, Hitachi, Ltd.
作成日時
帳票定義を作成した日時(時間はローカル時間)が表示されます。帳票定義を作成すると,自動的に入力されます。
更新日時
帳票定義を更新した日時(時間はローカル時間)が表示されます。帳票定義を更新すると,自動的に入力されます。