uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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16.1 引き戻し機能の概要

引き戻し機能は,申請または処理を実行したユーザが,申請した案件または処理した案件を,直後のノードから引き戻す機能です。引き戻し機能は,BLCのポータル画面から使用します。

BLCでは,引き戻し機能のサンプルファイルを提供しています。サンプルファイルとして提供する引き戻し機能は,申請者が申請ノード「@source」で申請した直後の審査ノードにある案件を送信ログから引き戻す機能です。また,サンプルファイルとして提供する引き戻し機能では,次のような分岐条件およびビジネスプロセスに対応しています。

図16-1 引き戻し機能のサンプルファイルが対応している分岐条件およびビジネスプロセス

[図データ]

審査ノード「審査」
申請(案件)が直後の審査ノード「審査」にある状態で,承認者がまだ開封していない場合に,引き戻しができます。申請(案件)が分業ノード「分岐1」以降にある状態では,引き戻しはできません。
分業ノード「分岐1」
分岐条件の条件プロパティには,次のSQL文が設定されています。
条件プロパティのSQL文
SELECT NMFLOWCOND FROM BLC_INBOX_T WHERE CDPINAME ='@PIName' AND NMFLOWCOND IN ('ID_REJECT','ID_PULLBACK')
設定値の「ID_REJECT」は却下を,「ID_PULLBACK」は引き戻しを意味します。
<この節の構成>
16.1.1 引き戻し機能で使用する画面
16.1.2 引き戻し機能のメッセージ