uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

13.3.3 トレースファイルの出力形式(BLCのユティリティ)

BLCのユティリティ用トレースファイルの出力形式および出力内容について説明します。また,出力例を示します。

<この項の構成>
(1) 出力形式
(2) 出力内容
(3) 出力例

(1) 出力形式

BLCのユティリティ用トレースファイルの出力形式を次に示します。該当するプロセスを起動するたびにヘッダが出力されます。

番号 日付 時刻 ユティリティ名 pid tid メッセージID 種別 テキスト 改行コード

(2) 出力内容

トレースファイルの各カラムに出力される内容を次に示します。例外発生時には,スタックトレースが,1レコードずつ,スタック数と同じ数だけ出力されます。

表13-5 BLCのユティリティ用トレースファイルの出力内容

カラム名 長さ(バイト) 内容 備考
番号 4 トレースレコードの通番(4桁)
日付 10 トレースの取得日付(yyyy/mm/dd)
時刻 12 トレースの取得時刻(hh:mm:ss.sss) ローカル時刻(JST)で,ミリ秒単位の時刻が出力されます。
ユティリティ名 16 ユティリティ名 ユティリティ名を出力します。
pid 8 プロセス識別子 JavaVMがRuntimeのインスタンスに付与したハッシュ値です。
tid 8 スレッド識別子 JavaVMがThreadのインスタンスに付与したハッシュ値です。
メッセージID 10 メッセージID 例外時だけ,エラーメッセージのIDが設定されます。
種別 2 イベント種別 トレースの契機となるイベント種別です。
  • FB:関数の開始
  • FE:関数の終了
  • GM:アクセスメソッドの呼び出し
  • EC:例外の発生
  • PB:他プログラムの呼び出し
  • PE:他プログラムからの戻り
  • CP:任意のチェックポイントイベント
テキスト 0〜4,095 メッセージテキスト
  • 例外時は,エラーメッセージテキスト
  • コマンド名およびコマンドライン情報
  • トレース情報(0〜4,095バイト)
ただし,1レコード最大2,000文字で複数行に分割して出力する場合があります。
改行コード 2 レコード終端記号
(凡例)
−:特にありません。
注※
上限値を超えた場合は切り捨てられます。

(3) 出力例

BLCのユティリティ用トレースファイルの出力例を次に示します。