uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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11.1.3 保管案件を照会するための環境設定

保管案件を照会するためには,環境設定が必要です。保管案件の照会機能を利用するための環境設定の手順を説明します。

環境設定は,電子フォームワークフローの開発環境で行います。

  1. EUR Form帳票の格納用に,<作業フォルダ>に「bkefd」フォルダを作成し,保管案件の照会機能で使用するEUR Form帳票ファイル(.efd)をコピーします。
    <作業フォルダ>は,Webアプリケーション構成を作成するフォルダです。
    作業フォルダの例:<BLC2のインストールディレクトリ>\webSample
    EUR Form帳票の格納用フォルダにEUR Form帳票ファイルがない場合,EUR Form連携帳票を表示させようとしたとき,エラーメッセージ(KDLC1261-E)が表示されます。
  2. EUR Form Serviceの環境設定ファイル「eformservice.properties」を編集します。
    EUR Form Serviceの環境設定ファイルは,次のフォルダに格納されています。
    <作業フォルダ>\WEB-INF\classes
    EUR Form Serviceの環境設定ファイルに「EFormDir.bkefd」キーを追加し,1.で作成したEUR Form帳票の格納用フォルダのフォルダ名を記述します。編集した例を次に示します。次の下線部分を編集します。
    EFormDir=efd
    EFormDir.bkefd=bkefd
    TraceFileDir=・・・
  3. 2.で編集した環境設定ファイルを開発環境の「<作業フォルダ>\WEB-INF\src」フォルダに上書きでコピーします。
  4. 業務アプリケーションを再デプロイします。
    自動生成帳票クラスファイルを含めてデプロイしてください。自動生成帳票クラスファイルとは,帳票の生成時に作成される帳票の自動生成帳票クラス(javaファイル)をコンパイルして作成したClassファイルのことです。このファイルがない場合,KDLC9201-Eのメッセージが表示されます。