uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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8.3 ユーザ追加処理による帳票データの変更方法

この節では,申請ボタンまたは承認ボタンがクリックされたあとで,帳票データ(送信ユニットのデータ)を変更する手順を説明します。

  1. サーバ側のユーザ追加処理で,ufsv_addEURButtonPreparationメソッドをオーバーライドします。オーバーライドしたメソッドの処理を次に示します。
    サーバ側のユーザ追加処理の詳細は,「8.1.2 サーバ側のユーザ追加処理で行うカスタマイズ(EUR Form連携帳票の場合)」,およびマニュアル「uCosminexus 電子フォームワークフロー APIリファレンス」の「BLCEURFormBaseクラス」を参照してください。
  2. BLCEURFormProcessInfoクラスのgetInfoメソッドを使って,帳票データ(送信ユニットのデータ)を取得します。
    getInfoメソッドの書式を次に示します。帳票データ(送信ユニットのデータ)は,XML形式データの文字列となっていることに注意してください。

    [図データ]

    BLCEURFormProcessInfoクラスについては,マニュアル「uCosminexus 電子フォームワークフロー APIリファレンス」の「BLCEURFormProcessInfoクラス」を参照してください。
  3. javax.xml.parsers.DocumentBuilderクラスのparseメソッドを使って,org.w3c.dom.Documentオブジェクトを取得します。
  4. 3.で取得したorg.w3c.dom.Documentオブジェクトを使って,各コントロールの値を取得,変更,または削除します。
    コントロールの値を変更する場合は,「9.6.3 文字コードの範囲」,および帳票生成時に設定した最大桁数に注意してください。不正な値に変更すると,帳票を開けなくなる場合があります。
  5. 編集したorg.w3c.dom.Documentオブジェクトを,javax.xml.transform.Transformerのtransformメソッドを使って,文字列に変換します。
  6. BLCEURFormProcessInfoクラスのsetEURFormDataメソッドを使って,帳票データ(送信ユニットのデータ)を格納します。
    setEURFormDataメソッドの書式を次に示します。

    [図データ]

    BLCEURFormProcessInfoクラスについては,マニュアル「uCosminexus 電子フォームワークフロー APIリファレンス」の「BLCEURFormProcessInfoクラス」を参照してください。