「申請/承認処理時に宛先が指定されているか」について「チェックする / チェックしない」を指定できます。
カスタマイズ方法
申請/承認処理時に宛先が指定されているかのチェックの指定は,BLCプロパティファイルのCheckSendToDataキーで設定します。CheckSendToDataキーの詳細は,「付録E.1(4) プロパティ情報一覧」を参照してください。
なお,次の場合は,「チェックしない」を設定する必要があります。
- ユーザが帳票のプルダウンメニューから宛先を選択しない場合
(例)宛先が固定で決まっている場合,ユーザ追加処理で設定する場合
- 1.に加え,振り分けルールの参照カラムをBLC_INBOX_TテーブルのCDPARTICIPANT以外に設定している場合
1.だけの場合は,ユーザ追加処理(ボタンDB更新前処理)で,BLC_SendToDataに値を設定する方法を推奨します。
BLC_SendToDataに値を設定しない場合は,次の影響があります。
- 受信ボックステーブルのCDPARTICIPANT,NMPARTICIPANTおよびNMPARBELONGTOのカラムに値が設定されません。
CSCIWの振り分けルールがCDPARTICIPANTカラムを利用している場合,CSCIWの案件操作でエラーとなります(BLSGが提供する振り分けルールのサンプル(sample_rule.hcx)がこれに該当します)。
- [送信ログ]画面の最終作業者氏名および最終作業者組織略称に値が表示されません。
申請/承認処理時のチェックの指定は,次のようにカスタマイズすることを推奨します。
- 宛先をユーザが選択する場合,クライアント側でチェックする処理を実装する
- 宛先をサーバ側(ユーザ追加処理)で設定する場合,ユーザ追加処理内で,未指定となった場合の例外処理を実装する
次の場合は,BLC_SendToDataの設定を省略できます。
- [送信ログ]画面で最終作業者氏名および最終作業者組織略称を表示しない場合
- 振り分けルールでBLC_INBOX_TテーブルのCDPARTICIPANTカラムの値を使用しない場合
独自の振り分けルールを使用する場合は,最終作業者氏名および最終作業者組織略称の値を正しく表示するためのカスタマイズが必要になります。CDPARTICIPANTなどに正しい情報を設定しないと正しく表示されません。このため,上記の場合をよく検討してください。
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