uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説
送信ログで,表示項目および表示項目の順序を変更する場合,JSPファイル(BLCLsentlog.jsp)を編集します。
[送信ログ]画面とJSPファイルの関係を次に示します。
図5-14 [送信ログ]画面とJSPファイルの関係
BLCLsentlog.jspファイルには,[送信ログ]画面の表示項目が設定されています。BLCLsentlog.jspファイルは,内容を十分理解した上で,編集してください。
BLCLsentlog.jspファイルは,アプリケーションサーバの次のディレクトリに格納されています。
送信ログの一覧のレイアウトをカスタマイズする例を次に紹介します。作業の一覧のレイアウトは,BLCLsentlog.jspファイルで変数の設定値を変更することで,簡単にカスタマイズできます。
図5-15 作業の一覧のレイアウトを変更する変数(BLCLsentlog.jspファイル)
なお,次の例の下線部分のように,行の末尾に値を指定することで,表示・非表示やアンカーの設定ができます。
{BLCSTRPortal.get(BLCSTRPortal.PINAME) ,"CDPINAME" ,"blc_sentlog_nmpi_" ,"A" }
指定できる値には次のものがあります。
BLCLsentlog.jspファイルのBLC_TABLE_DATA変数から,次の行を削除します。
図5-16 開始日時の情報([送信ログ]画面)
BLCLsentlog.jspファイルのBLC_TABLE_DATA変数で,次の行を入れ替えてください。
図5-17 表示順を入れ替える−到着日時の情報([送信ログ]画面)
図5-18 表示順を入れ替える−開始日時の情報([送信ログ]画面)
BLCLsentlog.jspファイルのBLC_TABLE_DATA変数を次のように変更します。
図5-19 [送信ログ]画面の項目の非表示
円で囲んだ部分に「N」を設定することで,非表示にします。
[送信ログ]画面の項目とデータベースの項目の対応を次に示します。
表5-21 [送信ログ]画面の項目とデータベースの項目の対応
画面項目 | データベース | ||
---|---|---|---|
テーブル | 項目名 | 項目ID | |
申請ID | BLC_SENTLOG_T | 案件名 | CDPINAME |
業務名称 | BLC_INBOX_T | ビジネスプロセス名 | NMBP |
案件状態 | BLC_INBOX_T | 案件状態 | NMSTATUS |
処理日時 | BLC_SENTLOG_T | 作業日時 | DTCOMPLETE |
最終作業者氏名 | BLC_INBOX_T | 作業者ID | NMPARTICIPANT |
最終作業者組織略称 | BLC_INBOX_T | 作業者組織略称 | NMPARBELONGTO |
申請者氏名 | BLC_INBOX_T | 申請者氏名 | NMAPPLICANT |
申請者組織略称 | BLC_INBOX_T | 申請者組織略称 | NMAPPLICANTBELONGTO |
開始日時 | BLC_INBOX_T | 開始日時 | DTCREATE |
前回作業者氏名 | BLC_INBOX_T | 前回作業者氏名 | NMBEFOREPARTICIPANT |
前回作業者組織略称 | BLC_INBOX_T | 前回作業者組織略称 | NMBEFOREPARTICIPANTBELONGTO |
前回作業日時 | BLC_INBOX_T | 更新日 | DTUPDATE |
項目値1 | BLC_SENTLOG_T | 項目値1 | NMITEM1 |
項目値2 | BLC_SENTLOG_T | 項目値2 | NMITEM2 |
項目値3 | BLC_SENTLOG_T | 項目値3 | NMITEM3 |
項目値4 | BLC_SENTLOG_T | 項目値4 | NMITEM4 |
項目値5 | BLC_SENTLOG_T | 項目値5 | NMITEM5 |
項目値6 | BLC_SENTLOG_T | 項目値6 | NMITEM6 |
項目値7 | BLC_SENTLOG_T | 項目値7 | NMITEM7 |
項目値8 | BLC_SENTLOG_T | 項目値8 | NMITEM8 |
項目値9 | BLC_SENTLOG_T | 項目値9 | NMITEM9 |
項目値10 | BLC_SENTLOG_T | 項目値10 | NMITEM10 |
[送信ログ]画面に,独自の項目を追加できます。例えば,項目値1に簡単なメモを表示する欄を追加できます。これによって,エンドユーザは,メモ欄に表示された「大阪出張」や「備品購入」などを参考にして,再申請する案件を検索できます。
[送信ログ]画面の追加項目を設定する方法を次に説明します。
なお,新規申請/承認などで処理を分けたい場合は,ProcModeを使用します。
項目値1に"至急",項目値2に"15400円"を設定する場合を例に,送信ログテーブルの項目値を設定する方法を次に示します。
BLC帳票の場合
//項目値の数を設定します blse.m_DataValue.put("BLC_SENTLOG_AttrNum","2"); //項目値1-2を設定します blse.m_DataValue.put("BLC_SENTLOG_AttrData1","至急"); blse.m_DataValue.put("BLC_SENTLOG_AttrData2","15400円");
EUR Form連携帳票の場合
//項目値の数を設定します befpi.setInfo(befpi.BEF_SENTLOG_ATTRNUM,"2"); //項目値1-2を設定します befpi.setInfo(befpi.BEF_SENTLOG_ATTRDATA+"1","至急"); befpi.setInfo(befpi.BEF_SENTLOG_ATTRDATA+"2","15400円");
項目値1に"至急",項目値2に"15400円"を設定する場合を例に,一括承認機能を使用した送信ログテーブルの項目値を設定する方法を次に示します。
なお,承認機能を使用できる帳票は,EUR Form連携帳票の場合だけです。
//送信ログテーブルの項目値の数を設定します BLC_FormData.put ("BLC_SENTLOG_AttrNum","2"); //送信ログテーブルの項目値1-2を設定します。 BLC_FormData.put("BLC_SENTLOG_AttrData1","至急"); BLC_FormData.put("BLC_SENTLOG_AttrData2","15400円");
[送信ログ]画面の追加項目を設定するためのサンプルファイルを次に示します。これらのファイルを所定のフォルダにコピーして使用してください。
ファイル名 | 内容 |
---|---|
<BLC2のインストールディレクトリ>\blc\webhome\app\main\BLCLsentlog.jsp | [送信ログ]画面 |
<BLC2のインストールディレクトリ>\blc\setup\sql\hirdb\BLCLsentlog.txt | HiRDBの送信ログテーブルのcreate文 |
<BLC2のインストールディレクトリ>\blc\setup\sql\oracle\BLCLsentlog.txt | Oracleの送信ログテーブルのcreate文 |
<BLC2のインストールディレクトリ>\blc\setup\sql\sqlserver\BLCLsentlog.txt | SQL Serverの送信ログテーブルのcreate文 |
ログインユーザ以外のユーザの案件を表示する送信ログを作成すると,送信ログから[案件履歴]画面を表示させ,そこから内容確認画面を表示させることができます。この場合,内容確認画面は現在の最終処理ノードの状態で表示されます。
このカスタマイズによって,例えばある課のすべての案件を監視するようなユーザアプリケーションを作成した場合,管理者は案件の内容まで確認できるようになります。
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