uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説
受信ボックスで,表示項目および表示項目の順序を変更する場合,JSPファイル(BLCLinbox.jspおよびBLCLinboxItem.jsp)を編集します。
[受信ボックス]画面とJSPファイルの関係を次に示します。
図5-8 [受信ボックス]画面とJSPファイルの関係
BLCLinbox.jspファイルには,[受信ボックス(業務別件数)]画面の表示項目が設定されています。BLCLinbox.jspファイルは,内容を十分理解した上で,編集してください。
BLCLinbox.jspファイルは,アプリケーションサーバの次のディレクトリに格納されています。
BLCLinboxItem.jspファイルには,[受信ボックス]画面の表示項目が設定されています。BLCLinboxItem.jspファイルは,内容を十分理解した上で,編集してください。なお,帳票を表示するウィンドウは,一つだけしか起動できない仕様になっています。この設定はカスタマイズできません。
BLCLinboxItem.jspファイルは,アプリケーションサーバの次のディレクトリに格納されています。
作業の一覧のレイアウトをカスタマイズする例を次に紹介します。作業の一覧のレイアウトは,BLCLinboxItem.jspファイルで変数の設定値を変更することで,簡単にカスタマイズできます。
図5-9 作業の一覧のレイアウトを変更する変数(BLCLinboxItem.jspファイル)
なお,次の例の下線部分のように,行の末尾に値を指定することで,表示,非表示やアンカーの設定ができます。
{BLCSTRPortal.get(BLCSTRPortal.PINAME) ,"ProcessInstanceName" ,"blc_inbox_nmpi_" ,"A" }
指定できる値には次のものがあります。
BLCLinboxItem.jspファイルのBLC_TABLE_DATA変数から,次の行を削除します。
図5-10 開始日時の情報([受信ボックス]画面)
BLCLinboxItem.jspファイルのBLC_TABLE_DATA変数で,次の行を入れ替えてください。
図5-11 表示順を入れ替える−到着日時の情報([受信ボックス]画面)
図5-12 表示順を入れ替える−開始日時の情報([受信ボックス]画面)
BLCLinboxItem.jspファイルのBLC_TABLE_DATA変数を次のように変更します。
図5-13 [受信ボックス]画面の項目の非表示
円で囲んだ部分に「N」を設定することで,非表示にします。
[受信ボックス]画面の項目とデータベースの項目の対応を次に示します。
表5-20 [受信ボックス]画面の項目とデータベースの項目の対応
画面項目 | データベース | ||
---|---|---|---|
テーブル | 項目名 | 項目ID | |
申請ID | CSCIWを使用して取得 | − | ProcessInstanceName |
作業名 | CSCIWを使用して取得 | − | WorkDefinitionName |
業務名称 | BLC_INBOX_T | ビジネスプロセス名 | NMBP |
到達日時 | CSCIWを使用して取得 | − | CreationDate |
申請者氏名 | BLC_INBOX_T | 作業者ID | NMAPPLICANT |
申請者組織略称 | BLC_INBOX_T | 作業者組織略称 | NMAPPLICANTBELONGTO |
開始日時 | BLC_INBOX_T | 開始日時 | DTCREATE |
前回作業者氏名 | BLC_INBOX_T | 前回作業者氏名 | NMBEFOREPARTICIPANT |
前回作業者組織略称 | BLC_INBOX_T | 前回作業者組織略称 | NMBEFOREPARTICIPANTBELONGTO |
前回作業日時 | BLC_INBOX_T | 更新日 | DTUPDATE |
項目値1 | BLC_INBOX_T | 項目値1 | NMITEM1 |
項目値2 | BLC_INBOX_T | 項目値2 | NMITEM2 |
項目値3 | BLC_INBOX_T | 項目値3 | NMITEM3 |
項目値4 | BLC_INBOX_T | 項目値4 | NMITEM4 |
項目値5 | BLC_INBOX_T | 項目値5 | NMITEM5 |
項目値6 | BLC_INBOX_T | 項目値6 | NMITEM6 |
項目値7 | BLC_INBOX_T | 項目値7 | NMITEM7 |
項目値8 | BLC_INBOX_T | 項目値8 | NMITEM8 |
項目値9 | BLC_INBOX_T | 項目値9 | NMITEM9 |
項目値10 | BLC_INBOX_T | 項目値10 | NMITEM10 |
[受信ボックス]画面の追加項目を設定する方法を次に説明します。
なお,新規申請/承認などで処理を分けたい場合は,ProcModeを使用します。
[受信ボックス]画面に,独自の項目を追加できます。例えば,項目値1に「至急」や「大至急」などの「至急」属性を追加するといったことができます。
項目値1に"至急",項目値2に"15400円"を設定する場合を例に,受信ボックステーブルの項目値を設定する方法を次に示します。
BLC帳票の場合
//項目値の数を設定します blse.m_DataValue.put("BLC_AttrNum","2"); //項目値1-2を設定します blse.m_DataValue.put("BLC_AttrData1","至急"); blse.m_DataValue.put("BLC_AttrData2","15400円");
EUR Form連携帳票の場合
//項目値の数を設定します befpi.setInfo(befpi.BEF_ATTRNUM,"2"); //項目値1-2を設定します befpi.setInfo(befpi.BEF_ATTRDATA+"1","至急"); befpi.setInfo(befpi.BEF_ATTRDATA+"2","15400円");
前回作業者氏名,前回作業者組織略称,更新日を更新しない場合を例に,受信ボックステーブルの前回作業者氏名,前回作業者組織略称,更新日を設定する方法を次に示します。
BLC帳票の場合
//受信ボックステーブルの前回作業者氏名,前回作業者組織略称, //更新日を変更しない場合,前回作業者変更制御フラグをOFFに設定します。 setBeforeParticipant(BLC_BEFORE_UID_OFF);
EUR Form連携帳票の場合
//受信ボックステーブルの前回作業者氏名,前回作業者組織略称, //更新日を変更しない場合,前回作業者変更制御フラグをOFFに設定します。 setBeforeParticipant(BLC_BEFORE_UID_OFF);
[受信ボックス]画面の追加項目を設定するためのサンプルファイルを次に示します。これらのファイルを所定のフォルダにコピーして使用してください。
ファイル名 | 内容 |
---|---|
<BLC2のインストールディレクトリ>\blc\webhome\app\main\BLCLinbox.jsp | [受信ボックス(業務別件数)]画面 |
<BLC2のインストールディレクトリ>\blc\webhome\app\main\BLCLinboxItem.jsp | [受信ボックス]画面 |
<BLC2のインストールディレクトリ>\blc\setup\sql\hirdb\BLCInbox.txt | HiRDBの受信ボックステーブルのcreate文 |
<BLC2のインストールディレクトリ>\blc\setup\sql\oracle\BLCInbox.txt | Oracleの受信ボックステーブルのcreate文 |
<BLC2のインストールディレクトリ>\blc\setup\sql\sqlserver\BLCInbox.txt | SQL Serverの受信ボックステーブルのcreate文 |
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