uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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2.2.1 BLC帳票アプリケーション開発作業手順

ビジネスプロセス定義の作成から,BLC帳票アプリケーションの運用までの開発の流れを,次に示します。

図2-12 BLC帳票アプリケーション開発作業の流れ

[図データ]

図の説明
  1. CSCIW-Definerでビジネスプロセス定義を作成します。
    帳票アプリケーションが対応するビジネスプロセス定義を作成します。CSCIW-Definerの操作方法については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow ビジネスプロセス開発ガイド」を参照してください。
  2. HTMLエディタで画面HTMLを作成します。
    帳票の画面スタイルを決定する画面HTMLを作成します。この画面HTMLで,画面項目,項目のレイアウト,画面の配色などを定義します。作成する画面HTMLは,「一般の帳票の画面HTML」,「カスタム申請帳票の画面HTML」,「カスタム申請のソース帳票の画面HTML」,および「DBアクセス専用帳票の画面HTML」の4種類です。
    ただし,「カスタム申請帳票の画面HTML」,「カスタム申請のソース帳票の画面HTML」,および「DBアクセス専用帳票の画面HTML」は必須ではありません。カスタム申請帳票,カスタム申請のソース帳票,およびDBアクセス専用帳票を作成する場合だけ,作成してください。
  3. 帳票ジェネレータ(BLSG)機能で定義を作成します。
    帳票の動作を決定するため,およびBLC帳票を生成するために必要な定義を作成します。作成する定義は,帳票全体の構成を決定する「帳票定義」,帳票の構成要素の動作を決定する「帳票モジュール定義」です。各定義は,帳票の種類(「一般の帳票およびカスタム申請帳票」,「カスタム申請のソース帳票」,または「DBアクセス専用帳票」)に応じて定義します。
    ただし,「カスタム申請帳票」,「カスタム申請のソース帳票」,および「DBアクセス専用帳票」は必須ではありません。必要な場合だけ作成してください。
    なお,ビジネスプロセス定義の条件定義を変更する場合は,「帳票定義」から変更します。条件定義を変更した場合は,帳票ジェネレータ(BLSG)に指定したビジネスプロセス定義ファイルをCSCIW-Definerでチェックし,CSCIWに登録する必要があります。
  4. ユーザ追加処理を作成します。
    ユーザの任意の業務処理機能を帳票に追加するための,ユーザ追加処理を作成します。具体的には,JavaやJavaScriptを使用して,「ユーザ定義クラス」や「ユーザ定義スクリプト」を作成します。ただし,ユーザ追加処理は必須ではありません。必要な場合だけ作成してください。
  5. BLC帳票を生成します。
    3.で作成した帳票定義の情報を基に,BLC帳票を生成します。このファイルには,帳票が動作する上で必要な処理がすべて含まれています。
    なお,生成されたBLC帳票をテキストエディタなどで直接編集しないでください。帳票を変更する場合に定義情報を再利用できなくなり,帳票が不正に動作する原因になります。
  6. 帳票アプリケーションを運用します。
    生成ファイル,ユーザ追加処理,およびBLCクラスをアプリケーションサーバにデプロイすると,帳票アプリケーションとして運用できるようになります。デプロイの方法については,マニュアル「uCosminexus 電子フォームワークフロー システム構築ガイド」の「Webアプリケーションの作成」および「J2EEサーバの設定」の説明を参照してください。