Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
Protection Manager Consoleを操作中に表示される詳細メッセージの対処例を次に示します。
- この項の構成
- (1) Application Detailウィンドウを表示する際に詳細メッセージが表示された場合
- (2) Backup Catalog Viewを表示する際に詳細メッセージが表示された場合
- (3) Backup Detail Informationウィンドウを表示する際に詳細メッセージが表示された場合
- (4) バックアップサーバでのマウント処理中に詳細メッセージが表示された場合
(1) Application Detailウィンドウを表示する際に詳細メッセージが表示された場合
メッセージダイアログボックスに次の表に示す項目が表示された場合,接続先の業務サーバで,バックアップやリストアが実行されているおそれがあります。
表7-1 メッセージダイアログボックスの表示項目-Application Detailウィンドウ表示エラー
表示項目 表示内容 メッセージ KAVX11003-E KAVX11003-E Location Copy Controller Copy Controller Cause DRM-22002 DRM-22002 Detail Command: drmfsdisplay.exe
KAVX0016-E,KAVX0017-E,またはKAVX0105-ECommand: drmexgdisplay.exe
KAVX0006-E
要因 = DRM-10104この場合の対処方法を次に示します。
- しばらく待ってから,再度Application Detailウィンドウを表示してください。
- 接続先の業務サーバで,バックアップやリストアが実行中か確認してください。
バックアップやリストアが実行中かは,次の方法で確認できます。バックアップやリストアが実行中の場合,完了後にはApplication Detailウィンドウを表示できます。
- 業務サーバに接続しているProtection Manager Consoleで,バックアップまたはリストア実行中のダイアログボックスが表示されていないか。
- 業務サーバのタスクマネージャを開き,[プロセス]タブでdrmxxxbackup.exe,またはdrmxxxrestore.exeが実行されていないか。
- 上記の対処で解決できない場合は,マニュアル「Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。
(2) Backup Catalog Viewを表示する際に詳細メッセージが表示された場合
メッセージダイアログボックスに次の表に示す項目が表示された場合,接続先の業務サーバでProtection Manager Copy Controllerによるバックアップが一度も取られていない,またはバックアップが実行されているおそれがあります。バックアップを実行中の場合,バックアップ処理でディクショナリマップが更新されるため,エラーが発生します。
表7-2 メッセージダイアログボックスの表示項目-Backup Catalog View表示エラー
表示項目 表示内容 メッセージ KAVX11005-W Location Copy Controller Cause DRM-22004 Detail Command: drmappcat.exe
KAVX0024-Eこの場合の対処方法を次に示します。
- 接続先の業務サーバでProtection Manager Copy Controllerによるバックアップが一度は実行されているか確認してください。
上記の原因に該当しない場合,次の対処方法を実行してください。
- しばらく待ってから,再度Backup Catalog Viewを表示してください。
- 接続先の業務サーバで,バックアップが実行中か確認してください。
バックアップが実行中かを確認する方法については,「(1) Application Detailウィンドウを表示する際に詳細メッセージが表示された場合」の対処方法を参照してください。
バックアップが実行中の場合,完了後にはBackup Catalog Viewを表示できます。- 上記の対処で解決できない場合は,マニュアル「Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。
(3) Backup Detail Informationウィンドウを表示する際に詳細メッセージが表示された場合
メッセージダイアログボックスに次の表に示す項目が表示された場合,接続先の業務サーバで,バックアップが実行されているおそれがあります。バックアップを実行中の場合,バックアップ処理でディクショナリマップが更新されるため,エラーが発生します。
表7-3 メッセージダイアログボックスの表示項目-Backup Detail Informationウィンドウ表示エラー
表示項目 表示内容 メッセージ KAVX11003-E Location Copy Controller Cause DRM-22004 Detail Command: drmfscat.exeまたはdrmsqlcat.exe
KAVX0024-Eこの場合の対処方法を次に示します。
- しばらく待ってから,再度Backup Detail Informationウィンドウを表示してください。
- 接続先の業務サーバで,バックアップが実行中か確認してください。
バックアップが実行中かを確認する方法については,「(1) Application Detailウィンドウを表示する際に詳細メッセージが表示された場合」の対処方法を参照してください。
バックアップが実行中の場合,完了後にはBackup Detail Informationウィンドウを表示できます。- 上記の対処で解決できない場合は,マニュアル「Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。
(4) バックアップサーバでのマウント処理中に詳細メッセージが表示された場合
メッセージダイアログボックスに次の表に示す項目が表示された場合,接続先の業務サーバでバックアップやリストアが実行されているか,マウント対象がすでにマウントされているおそれがあります。
表7-4 メッセージダイアログボックスの表示項目-マウント処理エラー
表示項目 表示内容 メッセージ KAVX11011-E Location Copy Controller Cause DRM-22002 Detail Command: EX_DRM_MOUNT.wsf
KAVX0006-E
要因 = DRM-10008または要因 = DRM-10111要因 = DRM-10008が表示されている場合,業務サーバでバックアップまたはリストアが実行されているおそれがあります。業務サーバでバックアップまたはリストアが実行されている場合,バックアップやリストアの対象となっているコピーグループをバックアップサーバ上にマウントすることはできません。
この場合の対処方法を次に示します。
- しばらく待ってから,再度マウント操作を実行してください。
- 業務サーバで,バックアップまたはリストアが実行中か確認してください。
バックアップまたはリストアが実行中かを確認する方法については,「(1) Application Detailウィンドウを表示する際に詳細メッセージが表示された場合」の対処方法を参照してください。
バックアップまたはリストアが実行中の場合,完了後にはマウントを実行できます。- 上記の対処で解決できない場合は,マニュアル「Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。
要因 = DRM-10111が表示されている場合,バックアップサーバ上ですでにマウントされているコピーグループに対してマウントを実行したおそれがあります。
この場合の対処方法を次に示します。
- バックアップサーバ上にマウントされているコピーグループを確認してください。
マウントされているコピーグループを確認する方法については,「6.8.1 副ボリュームをマウントする」を参照してください。- 上記の対処で解決できない場合は,マニュアル「Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。