Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド

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6.5.1 バックアップジョブを登録する

バックアップジョブを登録する方法を次に示します。登録後,バックアップは指定したスケジュールに従って自動実行されます。最大で500のバックアップジョブか,またはschd.confファイルのMAX_JOB_REGISTRATION_COUNTに指定された数のバックアップジョブを登録できます。MAX_JOB_REGISTRATION_COUNTの詳細については「(3) MAX_JOB_REGISTRATION_COUNT」を参照してください。

補足説明
バックアップオプションを設定するダイアログボックスは,使用しているアプリケーション(ファイルシステム,SQL Serverデータベース,またはExchangeデータベース)によって異なります。以降の手順ではこれらを総称してBackupダイアログボックスと呼んでいます。
この項の構成
(1) バックアップオプションの設定
(2) スケジュールオプションの設定
(3) バックアップジョブの登録

(1) バックアップオプションの設定

Backupダイアログボックスで,バックアップオプションを設定します。

バックアップオプションを設定するには:

  1. ファイルサーバまたはデータベースサーバ側のProtection Manager Consoleを起動して,[Application View]タブをクリックします。
    Application Viewが表示されます。Application Viewの表示項目については,「(1) Application Viewの表示項目」を参照してください。
  2. Application Viewのリストから,バックアップ対象のレコードを一つ選択して[Backup]ボタンをクリックします。
    Backupダイアログボックスが表示されます。Backupダイアログボックスでは,バックアップオプションを設定します。

    補足説明
    バックアップオプションはアプリケーションによって異なります。Backupダイアログボックスで設定するバックアップオプションについては,それぞれのアプリケーションのバックアップ手順を参照してください。
  3. Job Registrationオプションの[Schedule]ボタンをクリックします。
    Schedule Optionダイアログボックスが表示されます。

    図6-24 Backupダイアログボックス(ファイルシステムの場合)

    [図]

(2) スケジュールオプションの設定

Schedule Optionダイアログボックスで,スケジュールオプションを設定します。

スケジュールオプションを設定するには:

  1. 共通のスケジュールオプションを設定します。
    どのタイプでも設定が必要な,共通のスケジュールオプションは次のとおりです。
    • [Schedule Type]
      次のスケジュールタイプのうち,一つを選択します。
      Daily:指定した時間に毎日実施
      Weekly:指定した曜日/時間に毎週実施
      Monthly:指定した日付/時間に毎月実施※1
      Day of week in month:指定した月/週/曜日/時間に毎回実施
      One time only:指定した日付/時間に一度だけ実施※2
    • [Start Time]
      バックアップ開始時間※3を指定します。

    注※1
    29日,30日,または31日を指定していて,実際にスケジュールを実施する月にその日付がない場合,指定されたバックアップジョブは実行されません。

    注※2
    One time onlyを指定したバックアップジョブは,一度スケジュールが実施されると再利用できなくなります。

    注※3
    バックアップ開始時間はファイルサーバまたはデータベースサーバのシステム時間で指定します。
    サマータイムによってシステム時間が調整される時間帯にバックアップジョブが登録されている場合は,次のように動作します。
    ・サマータイム開始時,時刻を飛ばして進められる時間帯(例 午前2:003:00)にスケジューリングされているバックアップジョブは実行されません。
    ・サマータイム終了時,時刻が重複する時間帯(例 午前1:002:00)にスケジューリングされているバックアップジョブは重複して実行されます。
    このため,Protection Manager Consoleを使用して定期的に確実なバックアップを実行するには,サマータイムのために調整される時間帯を避けて開始時間を設定してください。
  2. 個別のスケジュールオプションを設定します。
    スケジュールタイプごとのスケジュールオプションを次の表に示します。ここでの設定内容は,Schedule Typeオプションの設定によって異なります。

    表6-10 スケジュールタイプごとのスケジュールオプション

    スケジュールタイプ スケジュールオプション 内容
    Daily なし -
    Weekly Day(s) of week 毎週何曜日にバックアップするのかを選択します。複数の曜日を選択できます。
    Monthly Day(s) of month 毎月何日にバックアップするのかを選択します。複数の日付を選択できます。
    Day of week in month Select Month バックアップする月を選択します。月を一つ選択すると,その月だけが対象になります。Allを選択すると,すべての月が対象になります。
    Select Week 第何週にバックアップするのかを選択します。
    Select Day バックアップする曜日を選択します。複数の曜日を選択できます。
    One time only Start Date バックアップする日を指定します。
    (凡例) -:該当しない。
  3. [OK]ボタンをクリックします。
    Backupダイアログボックスに戻ります。

    図6-25 Schedule Optionダイアログボックス(Dailyの場合)

    [図]

    図6-26 Schedule Optionダイアログボックス(Weeklyの場合)

    [図]

    図6-27 Schedule Optionダイアログボックス(Monthlyの場合)

    [図]

    図6-28 Schedule Optionダイアログボックス(Day of week in monthの場合)

    [図]

    図6-29 Schedule Optionダイアログボックス(One time onlyの場合)

    [図]

(3) バックアップジョブの登録

Backupダイアログボックスで,バックアップジョブを登録します。

バックアップジョブを登録するには:

  1. [Job Registration]オプションの[Enable Registration]チェックボックスがオンになっていることを確認します。

    補足説明
    [Enable Registration]チェックボックスをオフにした場合,バックアップジョブは登録されません。
  2. [OK]ボタンをクリックします。
    バックアップジョブが登録されます。登録されたバックアップジョブは,Backup Job Viewから確認できます。

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