Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
schd.confファイルの設定項目を次に示します。
- この項の構成
- (1) SCH_MAP_PATH
- (2) EXEC_LOG_OUTPUT
- (3) MAX_JOB_REGISTRATION_COUNT
- (4) MAX_JOB_RESULT_COUNT
スケジュール情報ファイルの格納先を絶対パスで指定します。指定内容はクラスタ構成か非クラスタ構成かによって異なります。また,クラスタ構成の場合は,共有ディスク上の格納先を指定する必要があります。
スケジュール情報ファイルの詳細については「2.3.1 クラスタ構成でバックアップジョブを利用する」を参照してください。
- クラスタ構成の場合:
- 仮想サーバがVS1で,仮想サーバ上から見たスケジュール情報ファイルの格納先がM:\PTM\scheduleだった場合を想定すると,指定内容は次のようになります。
# Virtual Server (VS1) Storage Mapping SCH_MAP_PATH=M:\PTM\schedule;VS1- また,仮想サーバがVS1およびVS2で,仮想サーバ上から見たスケジュール情報ファイルの格納先がそれぞれM:\PTM\scheduleおよびN:\PTM\scheduleだった場合を想定すると,指定内容は次のようになります。
# Virtual Server (VS1) Storage Mapping SCH_MAP_PATH=M:\PTM\schedule;VS1 # Virtual Server (VS2) Storage Mapping SCH_MAP_PATH=N:\PTM\schedule;VS2
- 非クラスタ構成の場合:
- スケジュール情報ファイルの格納先がC:\Program files\PTM\scheduleだった場合を想定すると,指定内容は次のようになります。
# Server Storage Mapping SCH_MAP_PATH=C:\Program files\PTM\schedule- このパラメーターを設定しない場合,デフォルトで次の格納先が指定されたことになります。
- <Protection Managerのインストールディレクトリ>\schedule
ジョブ実行結果情報ファイルの格納先を絶対パスで指定します。指定内容はクラスタ構成か非クラスタ構成かによって異なります。また,クラスタ構成の場合は,共有ディスク上の格納先を指定する必要があります。
ジョブ実行結果情報ファイルの詳細については「2.3.1 クラスタ構成でバックアップジョブを利用する」を参照してください。
- クラスタ構成の場合:
- 仮想サーバがVS1およびVS2で,仮想サーバ上から見たジョブ実行結果情報ファイルの格納先がそれぞれM:\PTM\scheduleおよびN:\PTM\scheduleだった場合を想定すると,指定内容は次のようになります。
# Virtual Server (VS1) Storage Mapping EXEC_LOG_OUTPUT=M:\PTM\schedule;VS1 # Virtual Server (VS2) Storage Mapping EXEC_LOG_OUTPUT=N:\PTM\schedule;VS2
- 非クラスタ構成の場合:
- ジョブ実行結果情報ファイルの格納先がC:\Program files\PTM\scheduleだった場合を想定すると,指定内容は次のようになります。
# Server Storage Mapping EXEC_LOG_OUTPUT=C:\Program files\PTM\schedule- このパラメーターを設定しない場合,デフォルトで次の格納先が指定されたことになります。
- <Protection Managerのインストールディレクトリ>\schedule
(3) MAX_JOB_REGISTRATION_COUNT
登録できるバックアップジョブの数の上限値を指定します。MAX_JOB_REGISTRATION_COUNTの値は,1から500の範囲で指定してください。デフォルト値は500です。
- 注意事項
- すでに登録されているバックアップジョブの数よりも小さな値をMAX_JOB_REGISTRATION_COUNTに指定した場合,指定した値は無効になり,デフォルト値が上限値として使用されます。
一つのバックアップジョブの実行結果として表示できる数の上限値を指定します。MAX_JOB_RESULT_COUNTの値は,1から64の範囲で指定してください。デフォルト値は64です。