Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
console.confファイル(リモート実行用)の設定項目を次に示します。
- この項の構成
- (1) log.level
- (2) log.max_filecount
- (3) log.max_filesize
- (4) gui.progress.elapsed_time.interval
- (5) gui.progress.bar.interval
- (6) agent.timeout
- (7) agent.retry_count
- (8) agent.retry_time
ログ出力機能によって出力するトレースログの出力レベル(しきい値)を設定します。0,10,20,30のどれかを指定してください。値が大きいほど,詳細なログが出力されるようになります。
Protection Manager Consoleでは,エラー,警告,情報などのメッセージ種別に関係なく,ログ出力メッセージの内容に応じた出力レベル0,10,20,30が設定されています。log.levelに設定した値以下の出力レベルのメッセージだけがトレースログファイル(<業務サーバのIPアドレスまたはホスト名>_trace$.log)に出力されます。デフォルト値は10です。
ログ出力機能によって出力されるトレースログファイル(<業務サーバのIPアドレスまたはホスト名>_trace$.log)の最大数を設定します。
ログが出力されて一つのファイルがいっぱいになると,log.max_filecountに指定した最大数-1個まで,順次バックアップされます。$が0のファイルが最新のログファイルです。0~指定値-1の順に古いログファイルとなります。log.max_filecountの値は,2から10の範囲で指定してください。デフォルト値は2です。
ログ出力機能によって出力されるトレースログファイルの最大サイズを設定します。メガバイト(MB)単位で指定します。log.max_filesizeの値は,1から32までの範囲で指定してください。デフォルト値は1です。
(4) gui.progress.elapsed_time.interval
バックアップ,リストア,ロック,ロックの解除,および再同期実行中に表示される経過時間の更新間隔を秒単位で指定します。gui.progress.elapsed_time.intervalの値は,1から60の範囲で指定してください。デフォルト値は1です。
バックアップ,リストア,および再同期実行中に表示される進捗率の更新間隔を秒単位で指定します。設定値を小さくすると,業務サーバへ進捗状況の問い合わせが増え,バックアップなどの処理が遅くなったり,ネットワーク負荷が増えたりするおそれがあります。Protection Manager Consoleのパフォーマンスを調整する場合だけ,システム管理者が指定してください。gui.progress.bar.intervalの値は,10から60の範囲で指定してください。デフォルト値は30です。
Device Managerエージェントとの通信での接続待ち時間をミリ秒単位で設定します。agent.timeoutの値は,0から,Device Managerで設定されているDevice ManagerエージェントのWebサーバ機能終了時間(server.agent.shutDownTime)までの範囲で指定してください。0を指定すると,タイムアウトしません。デフォルト値は5,000です。
Device Managerエージェントとの通信で障害が発生した場合のリトライ回数を設定します。agent.retry_countの値は,0から2,147,483,647までの範囲で指定してください。デフォルト値は5です。
Device Managerエージェントとの通信で障害が発生した場合のリトライ間隔を秒単位で設定します。agent.retry_timeの値は,0から,Device Managerで設定されているDevice ManagerエージェントのWebサーバ機能終了時間(server.agent.shutDownTime)までの範囲で指定してください。デフォルト値は10です。