Hitachi

PRINT DATA EXCHANGE for Open


13.2.1 採取する保守情報

PDL変換時に内部エラーが発生した場合,エラーログなどを出力します。次に示す保守情報を採取して,サポートサービスに連絡してください。

〈この項の構成〉

(1) Windowsイベントログ

PDE for Openのイベント情報が出力されているので,Windowsのイベントビューアのアプリケーションログおよびシステムログを,フロッピーディスクなどにイベントログ(*.evtまたは*.evtx)形式で名前を付けて保存することで採取してください。

(2) FTP転送履歴

アプリケーションサーバからWindows環境へ印刷データを転送した状況を知るため,Windows環境に構築したFTPサーバプログラムの機能に備わっているアクセスログ,または履歴情報のテキスト出力結果を採取してください。

なお,ご使用のFTPサーバプログラムのアクセスログ,または履歴情報採取機能が標準で有効になっていない場合は,あらかじめ有効にしてください。

(3) ログファイル(PDE変換処理でのエラーログ)

フォルダ「PDE for Openインストールフォルダ\LOG\」にPDE for Openで変換したときのエラー情報が取得されているので,この情報を採取してください。

(4) ERROROUTのスプールデータ

エラー発生時には,フォルダ「PDE for Openインストールフォルダ\ERROROUT\」にスプールデータが退避されているので,このファイルを採取してください。

(5) SYSOUTデータフォルダのSYSOUTファイル(バッチジョブ実行システム連携時)

バッチジョブ実行システム連携時は,環境設定ユティリティで指定したSYSOUTデータフォルダ内のSYSOUTファイルを採取してください。

(6) 環境設定ファイル

ファイル「PDE for Openインストールフォルダ\BIN\MsConv.ini」に環境設定情報が保存されているので,このファイルを採取してください。

(7) 制御イメージ

エラーが発生した帳票で使用している制御イメージを採取してください。

(8) プリンタ情報(プリンタ出力の場合)

出力プリンタ,プリンタドライバとバージョン,プリンタのプロパティの情報を採取してください。

(9) セキュリティ設定ファイル(PDE - Access Control Option連携時)

ファイル「PDE Optionsインストールフォルダ\BIN\security.csv」にセキュリティ設定情報が保存されているので,このファイルを採取してください。

(10) セキュリティ設定のないPDFファイル(PDE - Access Control Option連携時)

ファイル「PDEインストールフォルダ\ERROROUT\tmp」(拡張子なしのファイル)にセキュリティ設定のないPDFファイルが保存されている場合は,このファイルを採取してください。