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7.4.1 配布先分割機能の設定

〈この項の構成〉

(1) パーツ分割文字位置およびパーツ識別文字位置の設定

パーツ分割文字位置およびパーツ識別文字位置は,次の値の指定によって決定されます。

(2) 配布先分割機能の設定方法

配布先分割時の設定方法を説明します。

  1. 環境設定ユティリティで分割する環境設定情報を選択し,[出力先設定]タブを表示します。

  2. [分割設定]で[配布先単位に分割する]を選択し,[詳細設定]ボタンをクリックします。

    [分割詳細設定]画面が表示されます。

  3. [分割実行タイミング]で分割を実行する契機を選択します。

    [分割実行タイミング]の詳細については,「7.2.2(9) 分割設定の詳細」を参照してください。

  4. [位置設定]の[パーツ分割文字位置]および[パーツ識別文字位置]で次の値を設定します。

    • [位置]

    • [チャネル]

    • [行位置]

    • [開始位置]

    • [有効長]

    [分割実行タイミング]で[文字列の切り替わり]と[パーツ分割文字列をパーツ識別文字列として使用する]を選択している場合は,[パーツ識別文字位置]は設定できません。

    [パーツ分割文字位置]および[パーツ識別文字位置]の詳細については,「7.2.2(9) 分割設定の詳細」を参照してください。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    設定内容が保存されます。設定した内容で配布先別に分割されます。

次の値を指定した場合のパーツ分割文字位置を図に示します。

<パーツ分割文字位置1>

<パーツ分割文字位置2>

パーツ分割文字位置は最大2か所指定できます。例えば,パーツ分割文字位置1に「東京」,パーツ分割文字位置2に「人事部」の文字列が指定されていた場合,パーツ分割文字列は「東京人事部」となります。指定された各パーツ分割文字位置の文字列を連結して,一連の文字列(最大40けた)をパーツ分割文字列として合成します。

パーツ識別文字位置についても,パーツ分割文字位置と同様に指定できます。指定された各パーツ識別文字位置の文字列を連結して,一連の文字列(最大40けた)をパーツ識別文字列として合成します。

パーツ分割文字位置およびパーツ識別文字位置の注意事項は,「7.2.2(9) 分割設定の詳細」を参照してください。

(3) 設定例と注意事項

配布先分割機能を使用した分割の例と,その場合の注意事項を説明します。

(a) 印刷ジョブの分割

プリンタ出力時に,配布先分割機能を使用することで,印刷ジョブを分割できます。

分割時は,ドキュメント名の後ろに「(パーツ識別文字列)」が追加されます。

また,SYSOUTセパレータ設定時は,分割されたドキュメント単位にSYSOUTセパレータが挿入されます。

重要

ドキュメント名に関する注意事項

  • パーツ識別文字列の中に以下の文字が含まれていた場合は,ドキュメント名には該当文字をアンダースコア(_)に置き換えて表示します。

    ・'\','/',';',',',':','*','?','"','<','>','|'

    ・シフトJIS範囲外の文字(入力データの文字コードがUnicodeの場合)

  • パーツ識別文字列がすべて半角スペースの場合は,値なしとして表示します。

  • ドキュメント名は,200バイト以内で設定してください。

  • ドキュメント名カスタマイズによって表示される変換日時は,パーツ単位では変わりません。

(b) PDFファイルの分割

変換種別PDFでファイル出力時に,配布先分割機能を使用することで,PDFファイルを分割できます。

分割時は,出力ファイル名の後ろ(拡張子の前)に「(パーツ識別文字列)」が追加されます。なお,出力先フォルダに同名のファイルが存在する場合,既存ファイルはリネームされます。

重要

ファイル名に関する注意事項

  • パーツ識別文字列の中に次の文字が含まれていた場合は,ファイル名には該当文字をアンダースコア(_)に置き換えて表示します。

    ・'\','/',';',',',':','*','?','"','<','>','|'

    ・シフトJIS範囲外の文字(入力データの文字コードがUnicodeの場合)

  • パーツ識別文字列がすべて半角スペースの場合は,値なしとして表示します。

  • ファイル名のパスは,200バイト以内で設定してください。

  • ファイル名カスタマイズによって表示される変換日時は,パーツ単位では変わりません。