7.1.4 [共通設定]画面
[共通設定]画面では,全環境設定情報で共通の設定を変更します。
[共通設定]画面で設定できる項目を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 利用可能な条件,対象ジョブ条件
リストにはジョブの振り分けに使用する対象ジョブ条件一覧が表示されます。表示される項目を次に示します。
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対象ジョブ名
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対象ユーザ名
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対象用紙形式コード
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対象ホストID
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対象出力クラス
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対象出力先コード
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対象FCB名
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対象書式名
[追加−>][<−削除]ボタンで,使用する条件を変更できます。対象ジョブ条件には,五つまで条件を追加できます。必ず一つは条件として指定してください。なお,すでに値が定義されている(「*」以外の指定がされている)条件は削除できません。このような場合は,削除したい条件の値をすべて「*」に変更してから削除してください。
- デフォルト値
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- 対象ジョブ条件
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対象出力クラス
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対象ジョブ名
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対象FCB名
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対象用紙形式コード
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(2) 稼動ログ設定
- [ログファイルサイズ]
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交互に出力する二つのログファイル(MsTrace1.log,MsTrace2.log)の合計ファイルサイズを200〜4,000KBの範囲で指定します。
- [ログ出力レベル]
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ログファイルに出力する情報のレベルを選択します。
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警告/エラーを出力
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情報/警告/エラーを出力
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- デフォルト値
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- [ログファイルサイズ]
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2000
- [ログ出力レベル]
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警告/エラーを出力
(3) エラー発生時の動作
バッチジョブ実行システム連携時で1ジョブに複数SYSOUTデータファイルがある場合のエラー発生時の動作を指定します。なお,エラー発生時の入出力データの扱いについては,「13.2.2 エラー発生時の入出力データの扱い」を参照してください。
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[中止する]
PDL変換処理中にエラーが発生した場合,当該ジョブ中のほかのSYSOUTデータファイルのPDL変換処理は行いません。
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[継続する]
PDL変換処理中にエラーが発生した場合,当該ジョブ中のほかのSYSOUTデータファイルのPDL変換処理は行います。
- デフォルト値
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中止する
(4) システム標準の外字フォントの有効
システム標準の外字フォント(EUDC.tte)を利用できるように,有効化するかどうかを指定します。
- [有効にする]
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Windows APIのEnableEUDC関数を使用して,システム標準の外字フォント(EUDC.tte)を有効にする場合に指定します。以下のOS環境によって設定内容をご検討ください。また,本設定変更を有効にするためには,OSの再起動が必要となります。設定変更後は必ずOSを再起動してください。
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Windows Server 2022以前のOSの場合
チェックありを指定してください。
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Windows Server 2022のOSの場合
Windows APIのEnableEUDC関数の実行性能がAPI実行回数に伴い徐々に遅延する事象を確認しています。チェックありを選択する場合は,事象解消のため,定期的にOSを再起動することを推奨します。チェックなしを選択する場合は,システム標準の外字フォント(EUDC.tte)は利用できません。このため外字利用時は,必ず任意の外字フォント(*.tte)指定により外字を出力してください。外字の出力の詳細は,「2.1.5(2) PDE for Openを使用した外字の出力」を参照してください。
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- デフォルト値
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チェックあり
(5) SYSOUTデータフォルダ
バッチジョブ実行システム連携時に,SYSOUTデータファイルを格納するフォルダを指定します。
FTPで設定したSYSOUTデータファイルの転送先フォルダと同じフォルダを指定してください。なお,デフォルトでは何も入力されないため,バッチジョブ実行システム連携時は必ず入力してください。
- デフォルト値
-
デフォルト値はありません。