SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド

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7.9.26 @@idlopedata関数

@@idlopedata(可変記号 [ { ,"リポジトリの言語区分" [,BASIC_ATTR] |
,,BASIC_ATTR } ] )
[ ]は省略できることを表します。
{ }は項目のどちらか一つを記述することを表します。

SEWB+/CS-DESIGNで作成した論理設計図のオブジェクト定義情報から,オペレーション情報の戻り値のデータ項目の定義情報を取得するときに使用します。

  • @@set文の右辺に指定する。
  • @@interface文でATTR=INTERFACE,またはATTR=OPERATIONを指定した可変記号を指定する。または,@@idlinterfaces関数で取り出したSEWB+/CS-DESIGNのオブジェクト定義情報を指定した可変記号に,添字を付けて指定する。
  • オペレーション情報は,@@set文の左辺の可変記号に二次元の配列で指定される。
  • リポジトリの言語区分によって,言語別詳細情報の対象言語を選択できる。省略した場合は,@@lang文のFOR_REPOSITORY句の指定に従う。
  • リポジトリの言語区分は,SEWB+/REPOSITORYに登録されている言語区分を文字定数で指定する。省略した場合,@@lang文のFOR_REPOSITORY句の指定に従う。
  • BASIC_ATTRを指定すると,データ項目の基本属性タブ情報を取得できる。
    取り出せる情報は,@@getdata関数と同じです。詳細は,「7.9.12 @@getdata関数」を参照してください。
  • 戻り値のデータ項目が結合項目の場合,Levelは1から昇順に設定される。また,単項目の場合,Levelは1が設定される。
  • リポジトリから入力したデータ項目以外の戻り値情報は,DataItemName以降がNULLデータで設定され,Levelは0となる。

使用例1(BASIC_ATTRオペランド指定なし)
BASIC_ATTRオペランド指定がない場合に,オペレーション情報の戻り値のデータ項目定義情報を取得するときのSEWB+/CS-DESIGNでの定義情報,データ項目情報と,テンプレートおよび生成ソースの関係を示します。

SEWB+/CS-DESIGNでの定義情報
[図データ]

データ項目情報 1/2
項番 Level DataItemName Type Digit FloatDigit RepeatLevel ParentRow
1 1 FIND 結合データ       0
2 2 RTN_CODE 整数データ 8     1
3 1 ADD 結合データ       0
4 2 FirstName 整数データ 8     3
5 0            

データ項目情報の続き 2/2

項番 SourceName SourceType TypeModifyInfo InitValue Field AvailableCount AvailableName AvailableValue
1 FindRtnTbl              
2 ReturnCode long            
3 AddRtnTbl              
4 ReturnCode long            
5                

表中のキーワードは説明上,付けているものです。また,空欄は,画面上で値が設定されていないことを示します。

テンプレート
[図データ]

生成ソース
  //  データ項目情報一覧 
  //  レベル  データ項目名  タイプ  長さ 
  //  1  FindRtnTbl 
  //  2  ReturnCode long 8
  //  1  AddRtnTbl
  //  2  ReturnCode long 8
  //  0  

使用例2(BASIC_ATTRオペランド指定あり)
BASIC_ATTRオペランド指定がある場合に,オペレーション情報の戻り値のデータ項目の定義情報を取得するときのSEWB+/CS-DESIGNでの定義情報,データ項目情報と,テンプレート,および生成ソースの関係を示します。

SEWB+/CS-DESIGNでの定義情報
使用例1と同じ情報を使用します。

データ項目情報
使用例1と同じ情報を使用します。また,基本属性の指定内容を次に示します。
DataItemName LangTypeCount StdName Furigana Comment FieldCount BasicField
FIND 4 検索結果 ケンサクケッカ 検索結果情報テーブル 20  
RTN_CODE   リターンコード リターンコード リターンコード    
ADD 4 追加結果 ツイカケッカ 追加結果情報テーブル 20  
FirstName 4 リターンコード リターンコード リターンコード 20  
             

表中のキーワードは説明上,付けているものです。また,空欄は,画面上で値が設定されていないことを示します。

注※
半角で表示されます。

テンプレート
[図データ]

生成ソース
  //  データ項目情報一覧 
  //  レベル  データ項目名  タイプ  長さ    コメント
  //  1  FindRtnTbl          // 検索結果情報テーブル
  //  2  ReturnCode long 8    // リターンコード
  //  1  AddRtnTbl          //氏名
  // ReturnCode long 8    // リターンコード
  //  0