SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド

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7.8.2 XML文書の構造

タグを付けたデータを階層化して表現するXML文書は,テンプレートで参照する場合,木構造で表現されます。木構造はノードで表現され,ノード同士が親子関係や包含関係を結んで形成します。情報を検索するときは,この木構造をたどります。テンプレートから参照する場合のXML文書の階層構造の考え方を次に示します。

<この項の構成>
(1) ノードの種類
(2) ノード同士の関係

(1) ノードの種類

XML文書のタグ,タグの属性およびタグを付けられたテキストをそれぞれノードとして扱います。ノードには次の3種類があります。

(2) ノード同士の関係

ノード同士の関係を次に示します。

(a) 親子関係(要素ノードと要素ノード,または要素ノードとテキストノード)

要素ノードと要素ノード,または要素ノードとテキストノードは,親と子供の関係で表現します。親子関係の例を次に示します。この場合,要素ノードが「親ノード」,テキストノードが「子供ノード」となります。

(例1)
[図データ]
(b) 包含関係(要素ノードと属性ノード)

要素ノードと属性ノードは包含関係で表現します。包含関係の例を次に示します。

(例2)
[図データ]
(c) ノード構造の例

ノードは,親子関係と包含関係で構成されています。ノード構造の例を次に示します。なお,構造中で最上位に位置するノードをルートノードと呼びます。テンプレートからXML文書を参照する場合,必ずルートノードから参照を始めます。

(例3)親子関係と包含関係の混在
[図データ]