SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド

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7.1.4 可変記号

プログラム定義やデータ定義で定義された情報は@@interface文を使って可変記号と呼ばれる変数に設定されます。また,生成する処理中で@@set文を使って直接,可変記号に値を設定することもできます。

<この項の構成>
(1) 可変記号名の記述規則
(2) @@set文による値の設定
(3) 可変記号のグローバル宣言
(4) システム可変記号
(5) 可変記号を設定する文の組み合わせ

(1) 可変記号名の記述規則

可変記号名は次の規則に従って記述します。

(正しい例)
@i
@FILE_A
@001

(誤りの例)
@A=3   … 3番目の文字が特殊文字である。
@A-3   … 3番目の文字はハイフンとは判断されないで,演算子
          と判断される。

(展開例)
MOVE @XA TO B   … MOVE 8 TO B (@XAが8のとき)
X = @XA;        … X = 8;      (@XAが8のとき)

(2) @@set文による値の設定

可変記号に値を設定するときは@@set文を使います。

可変記号には文字列,または数値が設定できます。

(例)
@@set @i = 1;
@@set @PROG_NAME = "PROG01";
可変記号に設定された値は文脈によって文字列,または数値として解釈される。
1  @@set @z = "ABC";    …@Zは文字列「ABC」と解釈さ
                          れる。
2  @@set @k = "0000";   …@kは文字列「0000」と解釈さ
                          れる。
3  @@set @q = @k + 1;   …@kは数値「0」と解釈され@qは
                         「1」になる。

(3) 可変記号のグローバル宣言

テンプレート中や部品中で共有して可変記号を参照したり更新したりする場合に@@global文で指定します。詳細は「7.9.17 @@global文」を参照してください。

(4) システム可変記号

システム可変記号とは,SEWB+/CONSTRUCTIONが提供する可変記号です。

(a) @syscount

部品のプロシジャごとに呼び出した通算の回数を表す可変記号です。

[図データ]

(5) 可変記号を設定する文の組み合わせ

可変記号を設定する場合,組み合わせて使用できる文には次の制限があります。

@@merge @@put @@global @@set @@interface @@foreach
@@merge × × × ×
@@put × × × ×
@@global × × × × ×
@@set ×
@@interface × × × × ×
@@foreach

(凡例)
○:指定できる。
×:指定できない。