SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド
ここで紹介する例題は,OpenTP1のTAM機能やDBの処理などを部品化することによって,テンプレートでの記述を少なくしたものです。これによってC/Sシステムのプログラムを,部品の変数を指定するだけで容易に作成できます。
クライアントプログラム(SUP)からのデータを基に,伝票の処理区分が登録であれば伝票採番テーブル(TAMレコード)から新しい伝票番号を取ってきます。その伝票番号に1を足して伝票番号ファイルを書き換え,クライアントプログラムに伝票番号を付けたデータを送ります。
伝票の処理区分が更新であれば,伝票DBの中から指定された伝票のデータを取ってきて更新し,更新後のデータをクライアントプログラムに送ります。
TAMは複数のプログラムで共通に,しかも高速にアクセスできるレコードとして使用できます。なお,TPモニタとしてOpenTP1を使い,TAMやDAMを使用する場合は,サーバはTP1/Server Baseを使用する必要があります。
例題で使用するファイルレコードの形式を次に示します。
サーバプログラムが行う処理は,フロー中で明記しています。それ以外はクライアントプログラムが行う処理です。
クライアント,およびサーバのメインプログラムのテンプレートとソースプログラムは「6.2.1 データエントリの例題」を参考にしてください。ここでは,サーバ側のプログラム(売上入力)のテンプレートとソースプログラムを掲載します。なお,DBアクセス部品は「6.1.2 マスタ更新・追加出力の例題」で使用しているRDBPARTSと類似しているため,ここでは省略しています。
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